シネマ ア ラ モード

福山駅前シネマモード(広島県福山市)の映画&イベント情報。

『ディア・ドクター』良かったです。

2009-06-30 | Weblog
『蛇イチゴ』『ゆれる』の西川美和監督の最新作
『ディア・ドクター』を観て来ました。
タイトルに書いたとおり良かったです。

過疎の村のただ一人の医者が失踪したことから、
彼の秘密が明らかになっていく、とゆうストーリー。
警察が捜査を進めるリアルタイムの出来事と、
その過程で明らかになる過去の出来事を交互に見せる構成が
観客を引っ張っていきます。
2時間ちょっとあるんですが、体感的には1時間40分くらいでした。
それくらいエンターテインメントとしてよくできています。
大事件は起きないんですが、小さなサスペンスがじわじわと効いて、
主人公の医者とそれを取り巻く村人や、
医療体制そのものの深層をあらわにしてゆく。
深刻になりすぎないコミカルな味付けも効いています。
長編3作目でこの完成度の高さには驚愕。末恐ろしい監督です。

『ディア・ドクター』はシネマモードで8月に上映します。

シネマモード上映スケジュール

サロンシネマ&シネツインさんのHPに

2009-06-29 | Weblog
広島市の老舗ミニシアター、サロンシネマ&シネツインさんのHPに
「今月の当館オススメ・ベスト3」というページが登場しました。
(これまでもPR誌には掲載されていたそうです)
映画の目利きとして有名な住岡支配人が
どんな映画をオススメするか毎月、楽しみです。

ちなみに6月は…

1位『ディア・ドクター』
ますます楽しみ!今週中にはシネツインに観に行きますよ。

2位『レイチェルの結婚』
さすが!わかってらっしゃる!

3位『レスラー』
なるほど、なるほど。

※サロンシネマ&シネツインさんのHPでは、住岡支配人のコメントも読めますよ。

上記の3作品はシネマモードでも7~8月に上映します。
詳しい上映日程は下記で↓

シネマモード上映スケジュール

すべらない話

2009-06-28 | Weblog
昨日の「すべらない話」もおもしろかったー。
芸談が好きな私的には、松村邦洋の話がツボでした。
モノマネ「事故前のたけしさん・事故後のたけしさん」とゆう
相当ブラックなネタでちゃんと笑いをとるのも彼のキャラならでは。
また、そのネタに対して「バカヤロ~」と言いつつ、あるツッコミを入れた殿。
ふたりの全身芸人エピソードに笑いつつシビレました。

テレビはとかく短いフレーズや、刈り込んだエピソード、
MCや、ひな壇からのツッコミやガヤで高いテンションを保とうとしますが、
あの番組はややゆったりした間やフリ、
そして、基本的に最後まで周りの芸人がツッコミを入れずに
じっくりと話を聞かせるのがいいですね。

さて、松本人志監督作品『しんぼる』もいよいよ9月全国公開のようです。
公式サイトでは、相当にシュールでシンボリックなトレイラー映像が流れています。

シネマモード上映スケジュール

『レイチェルの結婚』1位

2009-06-26 | Weblog
シネモでは毎月下旬に、
HPやメール配信で招待券プレゼントを実施しています。
その際に、次月の上映作品より
ご覧になりたい映画を書いてもらってるんですが
7月作品の人気ナンバー1がなんと『レイチェルの結婚』に!
“激オシ”しといてアレですが、全く想定外でした。
やっぱり、アカデミー賞にノミネートされた
アン・ハサウェイ効果でしょうか?

ちなみに今作でシネモの“激オシ”シリーズはvol.4。
これまでの“激オシ”ラインアップは以下の3作品です。

『イントゥ・ザ・ワイルド』
『僕らのミライへ逆回転』
『ラースと、その彼女』

なんていったらいいんでしょう?
個性的?ファニー?チャーミング?
どの作品も、こっけいで、ちょっと哀しくて、とても愛おしい人のお話です。
今度の『レイチェルの結婚』も。

●『レイチェルの結婚』シネマトーク
7/11(土)12(日)15(水)17(金)の各回上映後に
私が本作の魅力について5分程度お話します。
興味があれば聞いていってください。

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『ウルトラミラクルラブストーリー』上映決定!

2009-06-24 | Weblog
最近では最もリクエストが多かった作品
『ウルトラミラクルラブストーリー』の公開が決定しました!

恋を知らない変わり者の青年が初めて恋をして、
奇跡のような出来事を次々に呼び起こすラブストーリー。
松山ケンイチが故郷・青森を舞台に全編津軽弁のセリフに挑む。
監督・脚本は同じく青森出身で、前作『ジャーマン+雨』で一躍注目を集めた期待の新人・横浜聡子。

シネマモードでは9/5~の上映となります。
「遅っ!」て声が聞こえてきそうですが、
ミニシアター系作品は限られた本数のフィルムを
都市部から順次、地方へ回してゆくので、何卒ご容赦を。

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速報

2009-06-21 | Weblog
リクエストの多い作品を中心に8月のラインナップが決まりつつあります。

『おと・な・り』8/8~
『レスラー』8/8~
『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』8/15~
『それでも恋するバルセロナ』8/22~
『ディア・ドクター』8/22~

9月以降の上映作品もリクエストを反映させますので、
お気軽にコメント欄よりお知らせください。

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愛を読むひと

2009-06-20 | Weblog
『愛を読むひと』を観ました。

1958年のドイツ、15歳のマイケルは21歳も年上のハンナと恋に落ち、
やがて、ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになり、愛を深めていった。
ある日、彼女は突然マイケルの前から姿を消し、
数年後、法学専攻の大学生になったマイケルは、
ナチスの犯罪に関与したとして裁判を受けるハンナと法廷で再会する。

上質なメロドラマであり、ミステリーの要素もあり、
そして、時代にほんろうされた女性の悲しい人生と、
見所の多い文芸ドラマでした。
『めぐりあう時間たち』のスティーブン・ダルドリー監督ですから、
原作のムードを活かして、静かにしっとりとまとめるのが巧みですね。

そして、オスカーを獲得したケイト・ウィンスレットの演技は文句なし。
ヒロインになりきり、しかもけれんにならず、
とてもナチュラルに複雑な人物を演じ切っていました。

『愛を読むひと』は現在、エーガル8シネマズで上映中。
7/18よりシネマモードへ移動します。

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本日、NHK「トップランナー」に西川美和監督

2009-06-19 | Weblog
まもなく新作映画『ディア・ドクター』が公開となる
西川美和監督(『蛇イチゴ』『ゆれる』など)が
本日24:10~OAのNHK「トップランナー」に出演するそうです。
最新作は未見ですが、前2作を観るかぎり、
次に世界が注目する日本人監督は彼女ではないかと思います。
8月に出品されるモントリオール世界映画祭での評価に期待しています。
『ディア・ドクター』が良い作品だといいなぁ。

ちなみに私は、内田けんじ監督の『運命じゃない人』を観て、
なんてすがすがしくて上質なユーモアをもった作品なんだと
『アフタースクール』にものすごく期待してたんですが…。
『運命じゃない人』では、人を100%信じる人間も、
人を全く信じない人間も、その中間の人間も、
それぞれのスタイルで生きればいいんだよ、と、
登場人物を全て肯定する懐の広さがあったのに、
『アフタースクール』は、パズル的な仕掛けの完成度だけが増して、
前作にあったファニーな魅力が感じられませんでした。

ま、何が言いたいかとゆうと、
前作が大好きな監督でも、新作は観るまでわからない、と。
だから「今度もすごい作品でありますように」と祈るような気持ちで
『ディア・ドクター』の公開を待っています。
そして、内田けんじ監督の次回作にももちろん期待しています。

あと『アフタースクール』だってそんなに悪い作品ではないと思いますよ。
このブログでは封印していますが、実は私はかなりの辛口映画ファンで、
満足する映画がホントに少ないんです。
だからこそ、お気に入りを探してたくさんの(月に10本以上は)
映画を観てるところもあります。

なお『ディア・ドクター』の福山公開は都市部より遅れて8月となります。
申し訳ありませんが、今しばらくお待ちくださいませ。

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三振

2009-06-16 | Weblog
今日は大阪で3本ほど映画のハシゴをしてきたんですが、
どれも「まあまあ」で、ヒット出ず…。
お昼に食べた味噌カツ丼が美味しかったのでよしとするか
ってわけにはいかないけど、ま、そんな日もあります。
“オススメ作品”と表示しているのは、
私が観た映画の10本に一本くらいです。
今月中には、もう一回、遠征する予定なので、
今度こそ「これは!」とゆう映画を見つけたい。

↓今週末からの上映時間も掲載しています。
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フィッシュストーリー

2009-06-15 | Weblog
私のオススメ作品『フィッシュストーリー』。
お客さんの数がすごく多いわけではないですがw
ご覧になった方の満足度はとても高いようで嬉しいです。
今日も、こんな↓ご感想を頂きました。

ずっと観たかった映画を、やっと福山でも観れて大感激です。
あんなに回りくどくてゴチャゴチャした話をよくまとめてあることにまず感心しました。
ラスト近く、それまでのエピソードが
すっきりと1本の糸で繋がって行くところを丁寧に映像で見せてくれて、
観ていて清涼飲料水を飲んだような爽快感でした。
フィッシュ・ストーリーとは英語でホラ話を意味するとのことで、
この映画もまたその部類に属するのかもしれませんが、
大変痛快で、いつまでも心に残りそうな良質のホラ話だと思いました☆★☆★☆

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