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Your happiness is my happiness♪~大好きジャック・ラッセル・テリア~

3匹の愛犬ジャック・ラッセル・テリアの日常の出来事です▼^ェ^▼

血統書について追記

2008年06月22日 | 血統書の真実
血統書の見方が解るようになると、想像力が膨らんで面白くなってきたでしょう?
でも中には、少しガッカリした方もいたりして・・・
「うちの犬にはチャンピオン犬が少な~い!」とか(笑)
いませんか?そういう人?


確かに、愛犬の血統書にチャンピオン犬が沢山載っていると嬉しいですよね。
そのお気持ちは凄く解ります。
しかし、だからと言って、あなたの愛犬が素晴らしい犬と言うことには全くならないのです。


ブリーディングと言うのは、より良い遺伝子を後世に残していく為に行うものです。
なので、チャンピオン犬に交配が集中するのはとても良く理解出来ます。
大切なのはここからなのです。
優秀なチャンピオン犬と交配しましたが、その犬は、あなたの愛犬の血統に相応しい犬ですか?
「優秀な犬と交配したら優秀な犬が生まれる」そんな単純なものであるのならば、ブリーダーは笑いが止まりません。

いくら優秀な犬同士を交配しても、良い遺伝子を伝えられる組み合わせでなければ、良い子は授からないのです。

なので、いくら血統書中のチャンピオンの数を自慢しても、「だから何?」と言われるのがオチなのです。
あなたの愛犬がショーや訓練競技会で活躍出来てこそ、そこで初めて、そのブリーディングの成功が褒められるのです。





ちなみに我が家のチャオは、血統書中に存在するご先祖さま14頭中12頭がチャンピオン犬です。
組み合わせとしても考え抜いた末のイン・ブリードで、まずまずの成果が得られました。
でも、彼女はブリーディングには一度も使っていません。
遺伝子疾患が存在するとかそういうことでは無く、繁殖犬として使うには「私が」納得出来ない部分があったからです。
そこは、経験や勘・目指す地点で判断するものです。

繁殖犬がショーで活躍し、優秀な成績を修めたとしても、繁殖犬に向くかどうかは別問題なのです。
種牡・台牝共に、子出しが良いかどうかと言う点を考えなければなりません。
そして、その種牡・台牝の血筋に合う犬が配合出来るかどうか、も大きな問題です。

バブル期に高価な大金で、数カ国のチャンピオンタイトルを保有する犬や、全米ランキング上位犬などが、日本に数多く輸入されました。
その中には、種牡・台牝として成功した犬ももちろん居ます。
ところが日本の犬とは血統が合わず、その有り余る才能を後世に伝えられないまま生涯を終えてしまった犬も沢山いました。

アメリカに残っていれば、血統の合う犬と交配出来、素晴らしい子孫を残し、その名が歴史に刻まれることになったであろうチャンピオン犬には、本当に気の毒なことでした。。。


繁殖とは、その犬自身の優秀さもさることながら、子出しは良いか、血統の合う子を配することが出来るか・・・これらの集大成なのです。





そしてブリーダーの中には、ショーや競技会には拘らず、自分の理念のもとに優秀な犬作りを目指している人もいます。
目立ったショー成績は無いものの、犬質のレベルは高く、もっとショーで走らせれば良いのに・・・と思わせるような子を輩出しているブリーダーもいるのです。
血統は長年に亘り考え抜かれたライン・ブリードで安定しており、粒の揃った綺麗な犬が出ます。

そういった場合は、血統書中にはあまりチャンピオン犬の名前が出てこない場合もあります。
しかし、経験者が見れば、何を意図して作出しているのか解るのです。


繁殖は、とても難しいものです。
しかし、もし皆さんが興味を持たれて、勉強してみよう。
愛犬で繁殖なさろうとお考えになった場合は、まず、ご愛犬が健全であることが大前提で考えてください。
いきなり難しい話を聞かされても解らないと思いますから、まずは、あなたの犬の直したい欠点(改良点)を補ってくれる相手かどうか、から考えていかれたら良いと思います。
「チャンピオン犬だから良い犬だろう」で選ぶのでは無く、自分の愛犬と合うかどうか、です。
でも、絶対に繁殖に使ってはいけないワンちゃんも居ますから、そこは正しい知識のある経験者や獣医さんと、よく相談なさってください。

繁殖・子育ては大変な作業ですので、ワンちゃんに充分な時間が取れるのかどうかも重要です。
最低でも出産日近くの10日間くらいは、お仕事のお休みが取れるでしょうか?
「犬は安産」と思われていますが、決してそうではありません。
母子共に危険に晒されることもあれば、無事に出産しても、お乳が足りずに数時間おきに哺乳が必要になることもあります。


凄く真面目に語ってしまいましたね
とにかく、血統書の中味と言うのは、チャンピオンタイトルの数を数えるものではないと言うことを肝に銘じておいてくださいね

血統書の見方 その6

2008年06月21日 | 血統書の真実

血統書の話は、今回で終わりです。
長々と読んで頂き有難うございました
お疲れさまです


キャヴェの血統書は、一昔前のものなので、コルクのものとは少し違います。


用紙のサイズはほぼ同じですが、色が違ったり、一部だけ形式の違う箇所があります。


 それがこちらです

※クリックすると画像が大きくなります


コルクの時は、出産頭数や登録頭数は裏面のトップに書いてあったのに、キャヴェの場合は表面のトップです。

それ以外は、ほとんど変りません


日本にJRTが上陸してから年数が経過してきたので、最近の子の血統書には、日本で生まれた犬やオーストラリアで繁殖された子が先祖として書かれている場合がほとんどだと思います。

キャヴェは今年5歳になり、日本のJRTとしては、まぁまぁの中堅どころと言った感じでしょうか。
登録番号を見ていても、「10月に申請されたキャヴェの段階で、こんな数しか繁殖されていないのね~」と言う感じです。

なので、キャヴェの血統書に出てくる犬たちも日本に輸入された第一世代と思われる1996年の子が多くて、生きているかどうか微妙なラインのJRTたちの名前がオンパレードです


 その中で、こんなの見つけました


キャヴェの母方の曾祖父なのですが、犬名の後ろに(IMP.U.K)と記されています。
これは「イギリスから輸入された」ことを表します。
遙々イギリスからオーストラリアへ渡り、その地でチャンピオンになったのですね~

その娘である「PINEVIEW ABBY」が日本に輸入され、この子の子孫が日本に数多く定着しているようです。
「親戚さん探し」のサイトでも、かなりの数のJRTの中に、この子の名前を見つけることが出来ました。
どんなJRTなのかご存知の方がいらっしゃったら、お話を聞かせて頂ければ幸いです


私たちの愛するJRT。
その数はここ数年、増加傾向に有りましたが、昨年は登録頭数がガクンと減っていたようです。
「JRTの人気が下がった」と言う意味には取らず、「JRTを理解してくれる方のみが繁殖活動をしてくれるようになった」と私は思っています

日本人はどうも流行に左右されるタイプで、あまり深く物事を考えずに、興味の対象に飛びつく人種のようです。。。
その度に、不幸な流行犬が量産されてきました。
過去には、スピッツ、A・コッカー、コリー、マルチーズ、シェルティ、ハスキー、ゴールデン、そして今は、プードル、ダックス、チワワ、コーギーがその犠牲になりつつあるでしょうか・・・

JRTもそれに巻き込まれるのかと心配していたのですが、やや扱い難いと思われている為か、飼育する方が限られてきたのだと思います。
遺伝子疾患や乱繁殖が抑止されていくと良いですね


これからも楽しく明るく健全で幸せなJRTライフを満喫したいと思いま~す

血統書の見方 その5

2008年06月21日 | 血統書の真実
は~い、今度は血統書を裏返してくださ~い
※クリックすると画像が大きくなります

 こんなふうになっていると思います



じゃあ、上から見ていきますねっ

 これこれ、ここに兄妹犬の頭数が載っています


登録日と言うのは、血統書を申請した日です。
私の場合は、子犬をお渡しする段階で血統書も一緒にお渡ししたいので、子犬が無事に育ちそうなことが確認出来たら、直ぐに申請していました。
お産が重なって何胎かまとめて出産となる場合は、一番遅い出産の子に合わせて同時に出すこともありますね。
その方が手間が省けるので
いずれにせよ、オーナーさんにはあまり関係ない日付です。

楽しみなのは、その下の出産頭数です
兄妹がいるのかどうかですよね~
コルクの場合は、牡3匹・牝3匹の計6匹兄妹だと言うことが解ります。
更にその下の登録頭数 牡3・牝3というのは、生まれた子犬たち6匹が、登録申請の日までに無事に育ったことを表しています。

もし死産だったり、成長過程で亡くなったりした場合や事情が有り登録申請をしない子がいた場合には、先程の出産頭数より減っていたりします。
でも正直に申請するブリーダーは少ないでしょう。
登録頭数が減っていると、人間は良からぬ想像をすることが多いからです。
ひょっとしたら奇形が出たのかな?
ブリーダーの不注意で死亡させてしまったんじゃないか?
・・・などなどです

なので、死産だったり淘汰せざるを得ない理由があった場合にも、出産頭数には入れずに、元々存在しなかった子として無視し、出産頭数と登録頭数の辻褄を合わせることがほとんどです。
なので、あまりアテになりません。
ですが、登録されている頭数の兄妹が居ることは確かですから、「いま何処で何をしているのかな~?」とか、ちょっとワクワクしますよね

その下の一胎子登録番号と言うのは、あなたの愛犬とその兄妹犬たちの登録番号の範囲です。
兄妹犬の場合、連番で登録されます。

右側に目を移すと「チャンピオン賞歴」を書き込む欄がありますよね。
あなたの愛犬がショーで活躍出来ると、希望すればそこに書き込んでくれますが、書き込みをお願いしている人は滅多にいません。
そんなことをしなくても、団体の方で把握してくれているので
なので、あまり気にしなくても良い部分です。


その下を見ていきましょう。

 注意書きがいろいろ書かれています。それだけです(笑) 



更に下を見てください。

 名義変更届出欄になっています。


「譲渡者署名」のところに、ブリーダーの署名・押印がしてあると思います。
「血統書の意味」でお話していますが、名義変更は家庭犬として飼うには必要ありません。
なので、あまり気にしなくても良いと思います。

もし名義変更をしたいのであれば、JKCに連絡をし、近くのクラブを紹介してもらうか、知り合いのクラブに入会金と年会費を支払って所属し、そこから名義変更の手続きをして頂くことになります。
繁殖をして子犬の血統書の申請をする時も、ショーに出陳する時も、この所属したクラブ経由となるので、後悔しないクラブ選びをしてください。

このクラブの代表者がルーズな人物であったりすると、なかなか血統書の申請をJKC側に提出してくれなかったりと言ったトラブルが絶えなかったりします。
また、ショーに出す時には弱小クラブだと不利な場合もあるのです。
ここでは多くを語りませんが、いろいろと複雑な業界なので・・・
まぁ、出来るだけ、犬の業界で力を持っていて、かつ評判の良い方が代表のクラブに所属するにこしたことはありません。
初めてで解らない方は、ベテランの方にお尋ねになった方が良いでしょう

新所有者記入欄に書き込んで提出すると、表面の「譲受年月日」にあなたの名前を打ち込んだ新しい血統書を送り返してくれます。


これで、一通りの説明は済んだかな~

そうそうキャヴェの血統書を見ていたら、コルクの血統書には載っていないものを見つけたので、次回にそれを語って終わりにします。

次がやっと最終章です

血統書の見方 その4

2008年06月21日 | 血統書の真実
いやいや、ほんとに話が前に進まなくてスイマセン
早速、続きにいきますね~


今日はの赤い囲いの部分についてお話します



 ※クリックすると画像が大きくなります



これは母方の血筋になります。
見方は、父方の時と同じなので、特に何も言うことはないのですが、面白いミスを発見しました
コルクのお母さんである「VANILLA OF ANGEL-HEARTS NANA JP」の毛色のところを見てください。

なんと「BR WH」になってます
「BR」は「ブラウン」の略なのですが、これは申請したブリーダーのミスですね。
・・・と言うか、JRTの毛色についてご存知なかったのでしょうね。
茶色のマーキングだから「BR」と申請されたのだと思いますが、JRTの毛色表示では、これは「TN(タン)」になります。


実はこういう間違いはよくあるんですよ。
同じ毛色でも、犬種によって呼び方が全く違う場合もあったりするので、自分の繁殖した犬種について詳しくなかったりすると、こういうミスが出るのです。

例えば、クリーム色をしたラブラドール・レトリーバーの毛色は「イエロー」と申請されますが、ポメラニアンだと「クリーム」になります。
黒・茶・グレーの3色カラーは、コリーやオーストラリアン・シェパードでは「ブルーマール」と言いますが、ダックスフントでは「ダップル」と言います。
ですが、これらを間違えて申請しても、余程でない限り訂正の文言は団体側からはありません。

それと、もうひとつのパターンは、子犬の時に毛色が確定されない犬種の場合です。
成犬になるに従って、毛色が変化する種類があります。
登録の際には「恐らくこの毛色になるだろう」と思っていても、途中で代わってしまうとお手上げです。

血統書に記載されている毛色と愛犬の毛色が違っていても、ショーに出したり繁殖したりする際には何の問題もないので、改めて申請し直す人はあまりいません。
ですので、このまま血統書に反映されて代々続いていきます。
しかし、これらはそれほど大きな問題では無いのです。
「言い間違い」と「可能性のある毛色」の違いに過ぎないからです。

時々、この組み合わせでは絶対生まれない毛色で登録されている場合もあるので驚きです。
全犬種を把握することは団体側では無理なので、不正が擦り抜けちゃうんですよね~

ジャック・ラッセル・テリアは、

① WH TN(ホワイト&タン)
② WH BLK(ホワイト&ブラック)
③ TRI(トライカラー)

この3種類の毛色が認められているので、これ以外の毛色が入っていた場合は、どういうミスなのかを探り、単純ミスなのであればOKですが、明らかなるミスカラーなのであれば、繁殖に使うのは避けるようにしましょう。


まだまだ続く。。。






血統書の見方 その3

2008年06月21日 | 血統書の真実
テキパキと進ませるつもりが、ついついあれもこれも!と話を盛り込みたくなり、なかなか前進しなくて申し訳ありません

「続きは明日」と言わず、アップ出来るうちにしてしまいます。
でないと、間が空きそうな気がするので

今日は、「CH.」の意味についてお話しますね
これに関しては、血統書の裏にも「資格省略記号」としていくつか書かれているのですが、あまり親切ではないですね。。。
どちらかと言うと、あまり血統書上では見掛けない記号ばかりが記されています。
昔は、そんなことも無かったように記憶しているのですが
JKCの意図がよく解りません


 コルクの父方の曾祖父で説明します


昨日も書きましたが、「AUST.CH.」は「オーストラリア・チャンピオン」の略なのです。
そして「HUNTINGDOWNS BILLY JACK」が犬名です。
欧米諸国の犬舎号の大半は前置する形なので、「HUNTINGDOWNS」が犬舎号であることが解ります。

その下の「JR-○○/98-0」は、「JR」は「ジャック・ラッセル・テリア」の略、○○は登録番号(ここでは伏せています)とここまでは、日本の犬と同じですね。
少し違うのは、スラッシュ(/)以降の「98-0」です。
この「98」と言うのは生まれた年ではなく、日本で登録された年の西暦が書かれています。
「98」以降のハイフンの後の「0」は他団体から切替登録をされたことを表しています。(海外の団体、国内の団体どちらも含む)
この子の場合は、その下の欄に「ANKC-○○」と登録番号が付されているので、オーストラリアからの輸入犬であることが解ります。

つまり、この「BILLY JACK」くんは、オーストラリアのチャンピオンで、1998年に日本に輸入され登録された外産犬だと言うことになるのです
意味不明に見える記号で、これだけの情報が解るんですよ~。面白いでしょう?


ちなみに、ジャパンケンネルクラブのチャンピオンは一般的には「JKC.CH.」と表記されます。
血統書だと、現在の形式では「CH/チャンピオン登録のされた西暦」になっているのではないでしょうか。
昔はそのまま「JKC.CH」とか「JKC.G.CH」のままで付されていた時期があったように記憶しています。
現在では、グランドチャンピオン制度は無くなっているので「JKC.G.CH」の称号は、滅多にお目に掛かれないと思います。
その代わりに、「INT.CH」(インターナショナル・チャンピオン)などが設けられていますね

この「JKC.CH.」と言う称号は、あくまでも「ジャパンケンネルクラブのチャンピオン」と言うだけですので、他団体の血統書に切替えた場合は表記されないこがあります。
これは「団体の方針」なので、表記してくれるところも有りますが。
例えば、「日本コリークラブ(JCC)」でJCC.G.CH.になったコリーが居たとします。おまけにベストコリー(日本一)にもなりました。
しかし、JKCのショーに出る時は平クラスからのデビューになります。
JCCでは日本一になった犬が、JKCだと「ただのノンタイトルの犬」なのです。
その犬を繁殖に使って、子犬の血統書をJKCで作成しても親犬の欄に「JCC.G.CH.」の称号は付きません。
「ただのノンタイトル犬」の子供扱いです。
このように、日本国内同士の団体はお互いを潰しあおうとしている部分があるのも事実です。
ひとつの組織が生まれたら、全てを吸収して大きくなりたいと思うのが人の心なのでしょうか。。。
表向きは「繁雑さ防止の為」と言うのでしょうが、JCCからの切替登録は認めていて、KCJ(日本社会福祉愛犬協会)からの切替を拒んでいるのは可笑しな話です。

ちなみにアメリカのチャンピオン犬は「AM.CH.」もしくは「AKC.CH.」になっています。
イギリス(KC)のチャンピオンは「ENG.CH.」です。
世界あちこちにケンネルクラブ(ケネルクラブ)が有り、その国のチャンピオン犬が存在するので、その国の「ケンネルクラブ名もしくは国名+CH.」で表記されます。
海外からの輸入犬は、こうして受け入れてもらえます。
そして、FCI加盟国のチャンピオン犬は、国内の他団体の犬とは扱いが違い「CH犬」としての称号はそのままなのです。
なんとも複雑な世界です


日本に輸入されているのは、アメリカからが多いですね。
ジャック・ラッセル・テリアはイギリス原産の犬なのに、血統書に記されている子はオーストラリア産が多いですよねぇ。
これは、どうしてでしょう?

恥ずかしい話なのですが、実はイギリスから日本への犬の輸入が禁止されているのです
理由は「日本人は犬を大切にしないから」と言うことらしいです。

確かにヨーロッパ諸国の犬への接し方とは大きく異なりますよね。
日本では犬に権利は無く、傷付けられたり殺されたりしても「器物損壊罪」扱いですから。
盗まれた場合も「誘拐罪」ではなく「窃盗罪」。
迷子になっていた子を保護すれば「拾得物」です。
つまり、「物」としてしか扱ってもらえないのです

最近では、裁判になった際にやっと飼い主の精神的負担を考慮してもらえるような判例も出てきましたが、それでも未だ未だ「たかが犬」なのです
まぁ、昔から日本では「犬は外で小屋に繋いで飼い、ご飯に味噌汁」が定番でしたからね。
つい最近ですもの。「コンパニオン・ドッグ」と呼ばれるようになったのは
なので、「そんな感覚しか持たない日本人に犬を預けられない」と言われても仕方がないですね。。。

どうしてもイギリスから犬を購入したい場合は第三国が絡むことになります。
アメリカやカナダ、オーストラリアなどです。
そういった他国を経由して日本に輸入するしか手段がないのです。

では、第二の疑問。
輸入数の多いアメリカを経由すれば良いような気がするのに、どうしてJRTはオーストラリアなのでしょう?
ここからは、私の個人的意見が入るので間違っている部分があったらご指摘を頂けると有難いです

私はアメリカチャンピオンのJRTを見たことがありません。
恐らくアメリカでは、純粋種として認められていない(非公認)なのではないでしょうか。
柴犬は公認犬種としてアメリカのショーにも出場しています。
しかし、日本では天然記念にもなっていて伝統のある物紀州犬は非公認になっている為、アメリカのショーには出てきません。
JRTもそれと同じ扱いなのだと思います。
イギリスのショーにも出ていませんよね。
イギリスでは「JRTは着飾って歩く犬ではなく、実猟犬だから」と言う理由からだったような気がしますが。

ジャック・ラッセル・テリアが「最も雑種に近い純粋種」とか「ザッシュ・ラッセル・テリア」と文字って言われるのが解る気がしますね
オーストラリアや日本は、そんなJRTに「寛容な国」と言うことでしょうか

でも私は、純粋種として固定されていくよりも、今のままのJRTの方が好きだな~
容姿に拘るよりも、性質に重点を置いて、健康的な犬種のままで居て欲しいです。
種としての固定が進むと、どうしても遺伝子疾患が蔓延します。
日本に入ってきたばかりのJRTは、「遺伝子疾患とは無縁の丈夫な犬種の代名詞」のようでした。
ところが今では、アレルギーの子や聴覚障害の子も増えていますね
ジャック・ラッセル・テリアを作出したジャック・ラッセル牧師の考えに賛同したい私です。。。

またまた長くなりました

次回に続く・・・



血統書の見方 その2

2008年06月21日 | 血統書の真実
は~い、今日は血統書の見方の続きです
お待ちかねの方がいらっしゃるので、前置きなしに早速いっちゃいますよ~



まずは上記の青で囲っている部分を説明します。


それを拡大したのがです。

※クリックすると更に画像が大きくなります

ここは、ご愛犬の父方の血統が掲載されています。
「1 SIRE 父」の横に書かれているのが父親の名前です。
(ここでは登録番号を伏せています)
名前の下に、父犬の生年月日と毛色。
そしてDNAの登録番号が書かれています。
コルクのお父さんは、2002年11月16日生まれで、DNA登録は2004年に成されたことが、これで解ります。

「毛色はどれ?」と思われた方、今から説明しますね
生年月日の後ろに書いてある「WH TN(S)」がそうなのです。

  WH → ホワイト
  TN  → タン
  (S) → スムース

を表します。
(S)がスムースを表すのであれば、(B)はブロークン、ラフならば(L)となります

一昔前の血統書には、裏面に毛色の略が書かれていたのですが、現在の血統書には記載されていないみたいですね
そして、この毛色はブリーダーの申請によって、そのまま血統書に反映されるので、「TN WH」と「WH TN」は記入方法の違いだけで、毛色は全く同じと言うことになります。
白の部分が多いから「WH」が先に付く、とかそういうことでは全くありません。
ややこしいので、出来れば統一してほしいですよね~


スタンダード(犬種標準)で認められているジャック・ラッセル・テリアの毛色は、以下JKCからの抜粋ですが、
ホワイトが優勢でなければならず、ブラックあるいはタンのマーキングがある。タン・マーキングはごく明るいタンからたいへん濃いタン(チェスナット)まである。」となっています。
この見解ですと、「真っ白は認められない」と解釈出来ますよねぇ。
トライ・カラーもダメだと言うことになりませんか?

ところが、JRTCJ(ジャック・ラッセル・テリア・クラブ・オブ・ジャパン)では、
白が大半の毛色でなければならない。割合は白が51%以上なければならない。黒や茶色が出過ぎるのは他の犬種の地を色濃く引いているからである。白・黒・茶のトライカラー、茶・白もしくは黒・白の2色。ブリンドルは不可」となっているのです。
こちらの見解だと、真っ白でもOKだと言う意味にとれますね。
トライ・カラーも許容されています。

これは私の見解なのですが、「ホワイト一色」の子は聴覚や視覚に問題があったり、皮膚疾患を患う子が多いので、あまり良い傾向では無いように思います。
確か、スムース・フォックス・テリアやシーリハム・テリアは「ホワイト一色」の登録は認められていなかったように思います。

その昔は、紀州犬も有色のみしか認められていませんでした。
ケアン・テリアも有色のみで、たまに生まれる白毛の子は淘汰されていたのですが、その可愛らしさに目を付けた人が「ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア」という別犬として登録し始めたものでした。
ジャーマン・シェパードの白も正式な犬種としては認められていませんし、ボクサーの白毛も登録出来ません。

やはり、白毛の子は体質が弱い子が多いので、JRTも全身「真っ白」の子と言うのは繁殖を控えた方が良いのではないかと思っています。

いま、現役の競走馬で「ユキチャン」と言う白毛のサラブレッドがいるのをご存知ですか?
この子が有名になっているのも、「白毛」だからなのです。
「芦毛」の白とは違うのです。
「芦毛」は生まれた時は黒っぽい毛色なのですが、年齢を重ねる毎に白くなっていきます。
「白毛」は生まれた時から白いのです。
これまでにも白毛はたまに生まれていましたが、体質が弱く競走馬にはなれませんでした。
生後間もなく亡くなってしまう子も多かったのです。
その白毛が走り、地方競馬のグレードレースに勝ってしまったのですからニュースになるのです。


・・・と、また話が脱線しましたね。すいません
でも繁殖の際の毛色による掛け合わせは、子犬の命をも左右する場合があるので、このように血統書にも記されているのです。


えっ~と、そして父犬の少し斜め後ろに書かれているのが、「3 G.SIRE 祖父」と「4 G.DAM 祖母」になります。
そして、それぞれの両親犬が書かれています。
ここまでで3代祖ですね


コルクの血統書の「7 G.G.SIRE 曾祖父」のところを見てください。
「AUST.CH.」と書かれています。
これは「オーストラリアチャンピオン」の略なのです。
チャンピオン称号については、また明日解説します


次回に続く。。。

血統書の見方 その1

2008年06月20日 | 血統書の真実
 梅雨の影響で、京都は毎日不安定なお天気です 


はぁ~い、今日は「血統書の見方」についての解説で~す
「手元にあるけど、何が書いてあるのかよく解らない」と言うご意見が多かったので、本日スッキリして頂きましょう(笑)


血統書を発行している団体は、日本国内だけでも約30存在します。

 ① 全犬種を扱っている団体 (例:ジャパンケンネルクラブ・日本社会福祉愛犬協会)

 ② 似通った目的の数種を扱う団体 (例:日本警察犬協会・日本犬保存会・日本コリークラブ)

 ③ 単犬種のみを扱う団体 (例:秋田犬保存会、日本狆クラブ)


そして、この中でも最多の登録数を誇るのが、全犬種を扱っている最も大きな団体「社団法人ジャパンケンネルクラブ(通称JKC)」です。
恐らく、皆さんのご愛犬もこちらに登録されている率が高いと思うので、私の愛犬コルクの血統書を参考にして頂き、解説したいと思います

※ 画像をクリックすると、いずれも大きい画像でご覧頂けます


 これが現在発行されているJKCの血統書です 



2003年9月からDNA認定の義務付けがされるようになり、それ以降の繁殖犬には上記の様式となっているのではないかと思います。

それ以前の血統書はこちら これはキャヴェのものです



どちらも3代祖までが記された血統書ですが、希望すると4代祖の血統書も有料で発行してくれます。
4代祖になると、やや横長の血統書になります。

これまでにJKCの血統書の形式は度々変更されてきました。
コルク・キャヴェの血統書は直近の形式なので、もっともっと以前に飼っておられたJKCの血統書は、また違った形式になっているものも有ります。


では、詳細を見ていきましょう

 血統書の一番上の部分です 


あなたの愛犬の血統書名が書かれています。
コルクの場合は、「DARIUSU OF BEAUTIFUL HARMONY JP」となっている部分です。
「DARIUSU」が名前、「OF BEAUTIFUL HARMONY」が名字のようなもの、「JP」は日本を表します。

名字の部分は「犬舎号(けんしゃごう)」と呼ばれ、繁殖者の方がひとりひとり所有しているものです。
もし同じ犬舎号を持つ犬に出会ったら、同じ繁殖者のところの出身犬であることが解ります。

この犬舎号には前置するパターンも有り、「○○(犬舎号) JP ○○(名前)」や「○○’S(犬舎号) ○○(名前) JP」と言うパターンの登録も許容されています。

かなり以前から繁殖活動をしておられるブリーダーの犬舎号には「JP」が付いていない場合も有ります。
その当時は「JP」が付されていなかったので、そのままと言うことなのでしょう。

名前はブリーダーが付けますが、登録以前にブリーダーにお願いすれば、あなたの好きな名前を付けてくれる場合もあります。


そして、次に犬種名、登録番号が書かれています。
「JR-○○/07」
「JR」とは、「ジャック・ラッセル・テリア」の略です。
犬種が違えば、もちろん、この記号は違うものになります。
ハイフン以下の数字は、「2007年に生まれた○○番目の登録」と言う意味です。
つまり、ここには「2007年に生まれた○○番目のジャック・ラッセル・テリアですよ」ということが書かれているのです。

登録番号を伏せているのは、不正防止の為です。
交配や繁殖をした覚えもないのに、我が子の子孫が勝手に世に蔓延っている場合もあったりするのです
DNA登録制度が導入されましたが、ほとんど気休めに過ぎず、いくらでも不正を働こうと思えば働けます。


優秀な犬を多く輩出している有名犬舎ですら不正を行っていた過去があります。(日米共に
それらが発覚しても、数ヶ月から数年の犬舎活動停止と言う措置だけで、排除されることはありません。
そして不正な血統書の犬の登録が抹消されることは無く、繁殖活動は代々に亘り続けられていきます。
そんな世界なんですよねぇ~


血統書の作成は良心に任されている部分が多く、正直なところ、簡単に偽装血統書が作れてしまうのです
私の知り合いのブリーダー宅に、「この犬、拾ったんだけど、純粋種みたいだから、あんたのところで適当に血統書を付けてよ」と言う話が持ち込まれたことがありました。
恐らく、転売目的か繁殖目的だったのでしょう。
その知人は断りましたが、OKしてしまうブリーダーもいるのです。
マージンを頂いてね。。。
それすら商売にしてしまうブリーダーもいる、と言うことです。
人間の偽造パスポート売買と似ていますね(苦笑)



なので、「素人の繁殖論争云々」の話でネット上で炎上してしまうことが有りますが、ちゃんと知識のあるブリーダーの間でも不正が行われることがあるのですから、どれが正解で正しいかは、正直なところ繁殖してみないと解らないこともあるのです。

これも私の知人話ですが、有名犬舎で繁殖された犬同士を交配したところ、生まれるハズの無い毛色の子が誕生し、???な事件がありました。
調べてみると、何代か前に不正があったようです。

故意に不正を働かなくても、油断した隙に交配してしまい「恐らくこれが父親だろう」で血統書を付けてしまったり、交配済の牝犬に再び他の牡犬が交わってしまい、後者が受胎してしまい、そのことに気付かないまま登録してしまうブリーダーも存在します。
一瞬の隙、と言うか、管理がズサンと言うか・・・


こんなに裏事情を話してしまって良いのでしょうか
まぁ「そういう話もある」という程度で受け流してくださいね~。

大半のブリーダーは良心的である場合が多いですから


話を戻しましょう。
その次には、性別・生年月日・毛色が書かれています。
これは言わずもがなですね


向かって右側には、繁殖者の氏名(ここでは伏せています)と犬舎登録がされている都市名が記載されています。

所有者の欄には、大概の場合、ブリーダーの名前と住所が載っています。
名義変更をすると、その下の譲受年月日の欄に、その日付とあなたの名前と住んでいる都市名が記入されます。

この名義変更は、必ずしなければならないものでは有りません。
ショーや競技会に出したり、繁殖に使用する際(生まれた子犬に血統書を付けたい場合)に必要になるだけです。
名義変更は有料です。
おまけに、JKCに入会しなければならず、入会金と年会費も必要です。


実際の所有者(占有者)はあなたですし、犬を飼い始めたら3ヶ月以内に必要な自治体への登録(犬を飼う者の義務です)の際も、あなたの名前で登録されますから、万が一、所有権を争うような裁判沙汰に発展するような事に巻き込まれたとしても、それが原因で敗訴することは有り得ませんからご安心ください


ですので、家庭犬として飼うのであれば、わざわざ血統書の名義変更の必要はないと言うことです


長くなるので、明日に続く・・・

血統書の意味

2008年06月20日 | 血統書の真実
血統書を見ていると、いろいろ楽しいですよね~
ご先祖様の犬名を見ていると、「どんな犬なのかな~」など想像力が膨らみます。
ブリーダーから直接購入した場合には、ほとんどのご先祖様の確認が可能ですが、ペットショップでの購入になると自ら調べていくしかありません。
それはそれで、また楽しいものです
つまり血統書とは「犬の戸籍」みたいなものなのです


では、この血統書って何の為にあるんでしょう


純粋種の大半は、人間の役に立つように目的別に改良・作出されました。
その昔は王室や貴族・上流階級の人間以外は、作業犬として犬を飼っていました。
可愛がる為に飼っていた訳ではありません。
その為、作業を効率良くこなせる性質や容姿などが優れたものを輩出する必要があったのです。
優秀な犬同士の組み合わせを行い、その成果を知る必要があったが故に「血統書」が作成されたと思って頂けたら良いと思います


なので本来の目的から考えれば、一般家庭で家庭犬として飼われている犬には、血統書なんて必要ないのです


現在の血統書の役割は、ドッグショーや繁殖に使う為に必要となっていることがほとんどだと思います。
日本のドッグショーには、容姿を問うもの・訓練性能を問うものなどいろいろ有ります。
本来はその中で優秀な成績を残した犬だけが、その正しい性質を伝える為に繁殖に使われるべきなのです。

訓練競技会に雑種犬が出られないのは、そういった理由からなのです。
時々「雑種だって利口なのに、純粋種と差別するなんてヒドイ!」と言う声を聞きますが、ドッグショーにしろ訓練競技会にしろ、犬種の向上・改良の為の能力を見るのが目的なので、雑種は出場する意味が無いのです。
適切な言葉が見つからなくてゴメンなさいね
 ※法人化されていない個人の団体の場合は、雑種犬が出場出来る大会もあると思います)





賞歴の沢山ある優秀な牡犬は、そのDNAを切望される為、多くの牝犬から交配のオファーが殺到します。
なのでチャンピオン犬と呼ばれる犬は子孫が多く、血統書の中に度々その名前を目にすることとなります。

牡犬が優秀で有ればあるほど、交配料は高くなります。
犬種や受賞タイトルにもよりますが、5万円~数十万円です。
中には「子返し」と言い、生まれた子犬の中から一番優秀な子犬を牡犬側に渡すと言う方法もありますが、それは余程牝犬が優秀か、種牡所有者と懇意にしているなどして認められた場合にしか行われませんので、ほとんどの場合、交配料を支払う形で成立します。


こうして、優秀な牡犬は自ら交配相手となる牝犬を選べますが、一般家庭で飼われている普通の牡犬には、滅多に交配のチャンスは訪れません。
時々、「お見合いしませんか」なるコーナーで、「我が家の愛犬にお嫁さんを」と掲載され、「交配料は3万円で良いです」とか「生まれた子犬を1匹ください」と書かれていたりしますが、これらの条件を牝犬の所有者が合意してくれることは、高額な宝くじに当たったくらいのラッキーなのです
我が子の旦那さんには容姿端麗・頭脳明晰な方を・・・と望むのが親心と言うものなので

「うちの子はチャンピオンの子供なのよ~」と言う自慢話?をたまに聞きますが、世の中に出回っている大方の純粋種はチャンピオン犬の血筋を引いていますし、チャンピオンの直子が多いです。
血筋は良くても、その子自身が何かしらの優秀な成績を修めていなければ何の意味も無い世界なのです。





善良なブリーダーは繁殖リタイア犬を一般の愛犬家に譲渡する際は、これ以上繁殖に使われないように避妊・去勢をして手渡すか、血統書は添付せず登録除外犬として無料もしくは安価で譲渡します。
粗悪な子犬・不幸な子犬が増えないようにする為にこれらの手段を取るのです。

血統書の無い犬は、例え血筋のハッキリした純粋種であっても、登録団体の見解では「雑種犬」と言う扱いになります。
 ※自治体への登録には、血統書が付いていなくても犬種がハッキリしているのであれば、その犬種名を記入しても何の問題もありませんよ


これらのことから、ドッグショーに出場させる訳でもなく、繁殖に使う訳でもないのであれば、血統書は全く無用なものと言うことになります。
家族としての純粋種が欲しいと言うのであれば、健康で気性の良い子を選ぶことに重点を置かれた方が良いと思います。


それに。。。
あまり大きな声では言えませんが、過去には偽造血統書が発行されたり、子犬が同時期に多数生まれた場合には血統書がテレコになって渡されていたりした時代が横行していました
優秀な犬を多数輩出している有名犬舎でも行われていた事実も過去には有ります。
驚きな話しかもしれませんが、未だにちゃんとした法整備のされていないのが犬業界なのです。

なので、ひょっとしたら貴方の愛犬の血統書も全く正しいものでは無いかもしれませんよ~
血統書とは、その程度のものだと念頭に置いておいてください



血統書が付いていなくても、チャンピオン犬の名前が見当たらなくても、そんなことはくだらないことなのです。
素直で健康で、可愛くて、飼い主と共に幸せな生活を送れるワンちゃんが1番です

犬種を問わず、世の中全てのワンちゃんに愛の手を
みんな幸せになってね~



でも一応、次回は「血統書の見方」について解説?したいと思います。
せっかく手元にあるのだから、知っておいても損は無いですよね~