血統書の見方が解るようになると、想像力が膨らんで面白くなってきたでしょう?
でも中には、少しガッカリした方もいたりして・・・
「うちの犬にはチャンピオン犬が少な~い!
」とか(笑)
いませんか?そういう人?
確かに、愛犬の血統書にチャンピオン犬が沢山載っていると嬉しいですよね。
そのお気持ちは凄く解ります。
しかし、だからと言って、あなたの愛犬が素晴らしい犬と言うことには全くならないのです。
ブリーディングと言うのは、より良い遺伝子を後世に残していく為に行うものです。
なので、チャンピオン犬に交配が集中するのはとても良く理解出来ます。
大切なのはここからなのです。
優秀なチャンピオン犬と交配しましたが、その犬は、あなたの愛犬の血統に相応しい犬ですか?
「優秀な犬と交配したら優秀な犬が生まれる」そんな単純なものであるのならば、ブリーダーは笑いが止まりません。
いくら優秀な犬同士を交配しても、良い遺伝子を伝えられる組み合わせでなければ、良い子は授からないのです。
なので、いくら血統書中のチャンピオンの数を自慢しても、「だから何?」と言われるのがオチなのです。
あなたの愛犬がショーや訓練競技会で活躍出来てこそ、そこで初めて、そのブリーディングの成功が褒められるのです。

ちなみに我が家のチャオは、血統書中に存在するご先祖さま14頭中12頭がチャンピオン犬です。
組み合わせとしても考え抜いた末のイン・ブリードで、まずまずの成果が得られました。
でも、彼女はブリーディングには一度も使っていません。
遺伝子疾患が存在するとかそういうことでは無く、繁殖犬として使うには「私が」納得出来ない部分があったからです。
そこは、経験や勘・目指す地点で判断するものです。
繁殖犬がショーで活躍し、優秀な成績を修めたとしても、繁殖犬に向くかどうかは別問題なのです。
種牡・台牝共に、子出しが良いかどうかと言う点を考えなければなりません。
そして、その種牡・台牝の血筋に合う犬が配合出来るかどうか、も大きな問題です。
バブル期に高価な大金で、数カ国のチャンピオンタイトルを保有する犬や、全米ランキング上位犬などが、日本に数多く輸入されました。
その中には、種牡・台牝として成功した犬ももちろん居ます。
ところが日本の犬とは血統が合わず、その有り余る才能を後世に伝えられないまま生涯を終えてしまった犬も沢山いました。
アメリカに残っていれば、血統の合う犬と交配出来、素晴らしい子孫を残し、その名が歴史に刻まれることになったであろうチャンピオン犬には、本当に気の毒なことでした。。。
繁殖とは、その犬自身の優秀さもさることながら、子出しは良いか、血統の合う子を配することが出来るか・・・これらの集大成なのです。

そしてブリーダーの中には、ショーや競技会には拘らず、自分の理念のもとに優秀な犬作りを目指している人もいます。
目立ったショー成績は無いものの、犬質のレベルは高く、もっとショーで走らせれば良いのに・・・と思わせるような子を輩出しているブリーダーもいるのです。
血統は長年に亘り考え抜かれたライン・ブリードで安定しており、粒の揃った綺麗な犬が出ます。
そういった場合は、血統書中にはあまりチャンピオン犬の名前が出てこない場合もあります。
しかし、経験者が見れば、何を意図して作出しているのか解るのです。
繁殖は、とても難しいものです。
しかし、もし皆さんが興味を持たれて、勉強してみよう。
愛犬で繁殖なさろうとお考えになった場合は、まず、ご愛犬が健全であることが大前提で考えてください。
いきなり難しい話を聞かされても解らないと思いますから、まずは、あなたの犬の直したい欠点(改良点)を補ってくれる相手かどうか、から考えていかれたら良いと思います。
「チャンピオン犬だから良い犬だろう」で選ぶのでは無く、自分の愛犬と合うかどうか、です。
でも、絶対に繁殖に使ってはいけないワンちゃんも居ますから、そこは正しい知識のある経験者や獣医さんと、よく相談なさってください。
繁殖・子育ては大変な作業ですので、ワンちゃんに充分な時間が取れるのかどうかも重要です。
最低でも出産日近くの10日間くらいは、お仕事のお休みが取れるでしょうか?
「犬は安産」と思われていますが、決してそうではありません。
母子共に危険に晒されることもあれば、無事に出産しても、お乳が足りずに数時間おきに哺乳が必要になることもあります。
凄く真面目に語ってしまいましたね
とにかく、血統書の中味と言うのは、チャンピオンタイトルの数を数えるものではないと言うことを肝に銘じておいてくださいね

でも中には、少しガッカリした方もいたりして・・・
「うちの犬にはチャンピオン犬が少な~い!

いませんか?そういう人?

確かに、愛犬の血統書にチャンピオン犬が沢山載っていると嬉しいですよね。
そのお気持ちは凄く解ります。
しかし、だからと言って、あなたの愛犬が素晴らしい犬と言うことには全くならないのです。
ブリーディングと言うのは、より良い遺伝子を後世に残していく為に行うものです。
なので、チャンピオン犬に交配が集中するのはとても良く理解出来ます。
大切なのはここからなのです。
優秀なチャンピオン犬と交配しましたが、その犬は、あなたの愛犬の血統に相応しい犬ですか?
「優秀な犬と交配したら優秀な犬が生まれる」そんな単純なものであるのならば、ブリーダーは笑いが止まりません。
いくら優秀な犬同士を交配しても、良い遺伝子を伝えられる組み合わせでなければ、良い子は授からないのです。
なので、いくら血統書中のチャンピオンの数を自慢しても、「だから何?」と言われるのがオチなのです。
あなたの愛犬がショーや訓練競技会で活躍出来てこそ、そこで初めて、そのブリーディングの成功が褒められるのです。

ちなみに我が家のチャオは、血統書中に存在するご先祖さま14頭中12頭がチャンピオン犬です。
組み合わせとしても考え抜いた末のイン・ブリードで、まずまずの成果が得られました。
でも、彼女はブリーディングには一度も使っていません。
遺伝子疾患が存在するとかそういうことでは無く、繁殖犬として使うには「私が」納得出来ない部分があったからです。
そこは、経験や勘・目指す地点で判断するものです。
繁殖犬がショーで活躍し、優秀な成績を修めたとしても、繁殖犬に向くかどうかは別問題なのです。
種牡・台牝共に、子出しが良いかどうかと言う点を考えなければなりません。
そして、その種牡・台牝の血筋に合う犬が配合出来るかどうか、も大きな問題です。
バブル期に高価な大金で、数カ国のチャンピオンタイトルを保有する犬や、全米ランキング上位犬などが、日本に数多く輸入されました。
その中には、種牡・台牝として成功した犬ももちろん居ます。
ところが日本の犬とは血統が合わず、その有り余る才能を後世に伝えられないまま生涯を終えてしまった犬も沢山いました。
アメリカに残っていれば、血統の合う犬と交配出来、素晴らしい子孫を残し、その名が歴史に刻まれることになったであろうチャンピオン犬には、本当に気の毒なことでした。。。
繁殖とは、その犬自身の優秀さもさることながら、子出しは良いか、血統の合う子を配することが出来るか・・・これらの集大成なのです。

そしてブリーダーの中には、ショーや競技会には拘らず、自分の理念のもとに優秀な犬作りを目指している人もいます。
目立ったショー成績は無いものの、犬質のレベルは高く、もっとショーで走らせれば良いのに・・・と思わせるような子を輩出しているブリーダーもいるのです。
血統は長年に亘り考え抜かれたライン・ブリードで安定しており、粒の揃った綺麗な犬が出ます。
そういった場合は、血統書中にはあまりチャンピオン犬の名前が出てこない場合もあります。
しかし、経験者が見れば、何を意図して作出しているのか解るのです。
繁殖は、とても難しいものです。
しかし、もし皆さんが興味を持たれて、勉強してみよう。
愛犬で繁殖なさろうとお考えになった場合は、まず、ご愛犬が健全であることが大前提で考えてください。
いきなり難しい話を聞かされても解らないと思いますから、まずは、あなたの犬の直したい欠点(改良点)を補ってくれる相手かどうか、から考えていかれたら良いと思います。
「チャンピオン犬だから良い犬だろう」で選ぶのでは無く、自分の愛犬と合うかどうか、です。
でも、絶対に繁殖に使ってはいけないワンちゃんも居ますから、そこは正しい知識のある経験者や獣医さんと、よく相談なさってください。
繁殖・子育ては大変な作業ですので、ワンちゃんに充分な時間が取れるのかどうかも重要です。
最低でも出産日近くの10日間くらいは、お仕事のお休みが取れるでしょうか?
「犬は安産」と思われていますが、決してそうではありません。
母子共に危険に晒されることもあれば、無事に出産しても、お乳が足りずに数時間おきに哺乳が必要になることもあります。
凄く真面目に語ってしまいましたね

とにかく、血統書の中味と言うのは、チャンピオンタイトルの数を数えるものではないと言うことを肝に銘じておいてくださいね
