いやいや、犬の成長って早過ぎます

見た目はまだまだ小さいけれど、父親のコルクに似たのか骨格がシッカリしています

体重も2.3kgになりました

足も太いですしね~。
親父に負けないくらい、猟犬らしい体型になるかもしれません

コルクはよく「大きいね~」って言われるんですけど、意外と体高は標準サイズなんですよ。
ただ骨格がシッカリしているので、体重に反映されるのと、ガッチリ大きく見えるんでしょうね~。
おまけに一緒に連れているキャヴェが、ミニミニJRTなので尚更(笑)
私はこんなコルクの体型が大好きです。
実際にハンティングをさせる訳ではないけれど、筋肉質な体は骨格が運動向きで(普通に運動しているだけで、自然に良い筋肉が付く)猟犬種としては健全である表れだと思っているからです。
キャヴェの場合は洗練されたスタイルで、全体的に華奢なイメージを受けます。
見ていると美しいんですけどね~
こんなタイプの違う両親から生まれたチニタは・・・と言うと
早くも獲物(オモチャ・おやつ)に狙いを定めた時は、肩を低くして茂みの中に身を伏せるようなポーズをとり、抜き足差し足で歩く姿はハンターそのものですよ~(笑)

チビのクセに形だけは決まっているので笑えます
今日なんかはお風呂場の排水口に体を擦り付けていましたし、コルクと揃って猟犬気質全開です

こんなところまで親父に似てるなんて、男の子なので益々嬉しくなっちゃいます
猟犬気質=大変そう・・・って思われがちなんですけど、主従関係を築いてしまえば、むしろ扱いやすかったりするんですよ

上から見たチニタ
JRTと言う犬種をあまり詳しくご存知ない方は、「アレ?どうして尻尾が長いの?」と思われたのではないでしょうか?
JRTは本来、生まれて1週間前後で「断尾」と言って、「尻尾を人為的に切る」行為を行うのです。
現在のヨーロッパでは、「動物虐待にあたる」と言う見地から、断尾を禁じていますが、日本やアメリカでは、まだまだ普通に行われています。
私は断尾することに対しては、嫌悪感や否定的な気持ちはあまりありません。
それはブリーダー個人の価値観だと思っているので。
ただ、我が家では行わない方法を取っている・・・と言うだけです。
「実猟犬として使う訳ではなく、家族の一員なのでそんな必要は無いよね~」と言うだけです。
こちらに以前、私が「断尾」について書いたブログがあります。
断尾をする本来の意味(ただし猟犬についてのみ)も書いています。
良ければ目を通してみてください
断尾の意味

名前を呼ぶと、いつもこんな小生意気な表情をするんですよ~!「ん?なに?」って感じでしょ
我が家は断尾以外に、もうひとつ行わなかったものがあります。
「血統書の作成」です。
なので、チニタには血統書がありません。
両親はJRTですから、自治体の登録の際には「JRT」として申請していますが、JKCなどの純粋種団体の見解からすると、「血統書のない犬=雑種」と言う分類になります。
チニタはドッグショーに出す訳でもないし、繁殖用の種犬として置いておく訳でもないので、血統書は必要ないからです。
血統書の意味についても、過去のブログで書いているので、こちらも目を通してみてください
血統書の意味
今回はチニタ1頭しか生まれませんでしたが、もし複数頭生まれて里子に出すようなことがあったとしたら・・・と言うことも考えていました。
その際に了承して頂きたかったのが、上記の2点。
① 断尾はしない
② 血統書は作成しない
この私の意見に賛同してくださる方にしか、お渡しするつもりはありませんでした。
JRTではあるけれども、あまりにも目に見える形にばかり拘る方はイヤだったからです。
以前、私は頼まれた飼育放棄犬を預かって、躾をし直し、新しいオーナーさんへお渡しする・・・と言うことをやっていた時期がありました。
当時はインターネットなど有りませんでしたので、犬の紹介は新聞欄の文章のみでの紹介でした。
すると、「どんな姿・形をした犬種か解らないけれど、純粋種なんだったら譲ってほしい」と言う、なんとも呆れた電話が凄く多かったのです。
「雑種犬」と書くと、例え子犬でも全く連絡はありませんでした。
「シェパードに似ています」とか「スピッツのように愛らしいです」とか、純粋種に似ていることを匂わせるとポツリポツリ・・・と電話がある程度。
ドッグショーや競技会・繁殖を目的にしているのなら、純粋性は当然のことなのですが、家族として迎え入れるだけなのに、どうして純粋性が必要なのでしょうか。
ライフスタイルに合わせた犬選びは、とても大切です。
そういった観点から「毛の抜けにくい犬種を」とか「マンションでも飼えるサイズを」と仰るのならば、本当に犬のことを考えて選んでいるな~、と好感が持てます。
だけど、血統書があるとか無いとか、尻尾や耳が切ってあるかどうかは、家族として暮らすなら、必要のない話なのではないかな~?と私は考えています。

チャオの毛がモジョモジョして気持ちが良いのか、よく、くっ付いて寝ています
それと、他の条件として、
① 何か困ったことや悩み事が出来たら必ず連絡をくださること
② 定期的に様子を見せて頂くこと
これらも譲れない条件でした。
商売目的ではないので子犬の代金は頂かないけれども、最初のワクチン代だけは頂く(これは犬を飼うには多少の出費は覚悟して頂く意識付けとして)、そんなことを考えていました。
本当に家族の一員として、大切に育てて頂ける方にのみ、子犬をお渡ししたかったからです。
「この方なら・・・」と思うオーナーさんと出会えなければ、生まれた子犬は全部我が家に残すつもりでいました
ピラピラの洋服を着せて、贅沢なものを食べさせてほしい・・・とは全く思いません。
ただ、社会生活における躾を施し、予防接種を受けさせて、病気になったら獣医さんへ連れていく・・・
そんな普通で当たり前な幸せを、愛する犬たちに送らせてやれたらな~と願っています