人間が作ったアスファルトとコンクリートの建物の間から春の日差しをいっぱい浴びて咲いている。色が綺麗で大きく手を広げているような大きい花びらに写真をとった。下は溝蓋になっている。この隙間から太陽の日差しででてきたのだろうか。たくましい強い植物の生命力に思わず私も元気をもらいそうな気になった。
今日は神戸にある福祉施設、在日コリアンの1世と日本人も一緒に入っている特別養護老人施設「故郷の家」を仕事で現場に入った。神戸は遠いのでたいてい若い記者に託していたが今回は久しぶりに私が入った。
奈良から鶴橋にでる。大方3時間かかる。朝6時10分におきているが夫が今日は家にいるのでなにかしらいつもと様子が違うので外出の支度をしていつものようにさっさとできない。バスに乗って近鉄奈良駅にでた。9時10分前である。
行きつけの喫茶店は土・日は9時からなので店は開いていない。向かいの喫茶店に入って20分ほどで新聞に目を通して近鉄奈良駅から難波行き快速急行にのったのが9時25分すぎである。鶴橋に着いたのは10時、駅でトイレを済ませてJR環状線に乗り換えて大阪駅にでた。神戸線に乗り換えて神戸にでて神戸で降りて普通列車に乗り換えて新長田にでた。ここに着くと11時5分、開演は11時からになっている。本当はここから地下鉄海岸線に乗り換えて今度は刈藻で降りて歩くと2・3分のところだが乗り換えの地下鉄のコンコースが長い。タクシーにのった。ワンメーターのところである。
地域・家族の交流のイベントを取材した。まだイベントは行われていたが途中で退席した。1時10分ごろこの施設をでて歩いて地下鉄の駅に向かった。
駅に向かって歩いていると黄色いタンポポがコンクリートの間から顔をだしていた。太陽をいっぱい受けている花びらにふと幸せの風がふいているようだった。
そしてカメラを出して写真にとった。
地下鉄海岸線「刈藻」から終点新長田にでて隣接するJR新長田駅に向かった。
新長田の駅1時56分に乗って神戸で降りて新快速に乗り換えて大阪にでた。大阪から環状線で鶴橋にでる。鶴橋に着くと2時20分、快速急行が早い。そして今日は土曜日で後ろの車両だったら座れると思ったが41分の奈良行き特急券を購入して特急にのった。春爛漫の景色を見ながら本を読んで返った。
環状線から見る桜は咲いて葉桜になりかけている。
森ノ宮を過ぎて大阪城公園の桜も満開でもう葉桜になりかけている。
そして桜ノ宮を過ぎると今度は帝国ホテルに行く道は桜並木、満開である。ここも葉桜になりかけている。
神戸線では本を読んでいたので車窓の景色は見ていない。
近鉄奈良行きでは西大寺を通り過ぎると平城宮跡の桜も満開、多くの家族連れが来ていた。
今年の私の桜は車窓からになった。桜の下をあるくことなく過ぎていく。
でも今日は神戸に入って嬉しかった。
私はかつて兵庫県の現場にもよく入った。震災の時もよく入った。
当時の民団兵庫県婦人会本部の会長も震災にあった。
当時は車を乗って移動するときに誰かに同乗させてもらった。婦人会長にも乗せてもらった。そのとき震災の様子を話す。そして最後は応接間のシャンデリアが落ちてきて自宅は半壊になった話も聞いた。それで兵庫県韓国人会館で寝泊りをしていた。会長だけではない。他の人もそうだった。
もう私のことはすっかり忘れておられるとおもっていたのに皆「ひさしぶり」「おひさしぶり」と声かけて下さる。さっそく話して下さる内容が記事の中に入れることができる。まったく昔とかわらないで雑談の中でいろんな情報を話してくれる。久しぶりにお会いできてよかった。
そした誰かが言った。
「大きくなりましたね」という。
「そうですねん。もう太ってやせられません」と言ったら誰かが「倍になったわ」と言われた。ほんま。倍になっている。やせないといけないのにちっともやせられへん。年輩の婦人も私のことを忘れていると思ったらにこにこ笑って駆け寄って下さって手を握って下さる。
温かい心のぬくもりが伝わってくる。
長いこと神戸に来ていなかったが皆覚えて下さっていてうれしかった。それにまた韓国の歌と日本の歌を披露した。
「兄を想う」「川辺のほとりで」「アリラン」そして日本の歌は「ふるさと」どの歌も好きだが韓国の子どもたちが歌う『兄を想う(オッパセンガック)』にふと涙ぐみそうになる。メロデイーがいい。
この歌は13歳の少女・崔順愛の作った詩に曲をつけたものでソウルに行って戻ってこない兄を田舎の幼い妹が慕う歌、鳥や虫の擬声語がでてく。
「ポック ポック」はかっこうが鳴く。キロック キロックはかりでクイトウル クイトウルはこおろぎである。(動物や鳥の鳴き声は韓国と日本と違います。たとえば犬の鳴き声は日本ではワンワンですが韓国ではモンモンです)
この歌は鳥や虫の鳴き声にこおろぎは悲しく鳴くだけ ソウルへ行ったお兄さん 便りもなく 木の葉ばかり パラパラ落ちます と、いう歌であるがメロタデイーがものすごくいい。
メロデイーいいので韓国語でも覚えやすいのでコーラスの合唱によく組み込まれている。
今日は遠い神戸まで行ったが久しぶりに婦人会の人たちに会ってよかった。
震災のとき震災の街を歩いたあのころのことを皆記憶して下さっていて嬉しかった。ひさしぶりに2世たちのオモニの温かい心に触れた。
震災を乗り越えたオモニたちのようにも思えたタンポポ、強くイキイキと咲いているタンポポ、いるだけで華やかにしてくれ婦人会のオモニたちのようである。
1枚写真をいれておきます。
今夜はまだ寝るのは早いけれどもう寝ます。ちょっと疲れました。
今日は神戸にある福祉施設、在日コリアンの1世と日本人も一緒に入っている特別養護老人施設「故郷の家」を仕事で現場に入った。神戸は遠いのでたいてい若い記者に託していたが今回は久しぶりに私が入った。
奈良から鶴橋にでる。大方3時間かかる。朝6時10分におきているが夫が今日は家にいるのでなにかしらいつもと様子が違うので外出の支度をしていつものようにさっさとできない。バスに乗って近鉄奈良駅にでた。9時10分前である。
行きつけの喫茶店は土・日は9時からなので店は開いていない。向かいの喫茶店に入って20分ほどで新聞に目を通して近鉄奈良駅から難波行き快速急行にのったのが9時25分すぎである。鶴橋に着いたのは10時、駅でトイレを済ませてJR環状線に乗り換えて大阪駅にでた。神戸線に乗り換えて神戸にでて神戸で降りて普通列車に乗り換えて新長田にでた。ここに着くと11時5分、開演は11時からになっている。本当はここから地下鉄海岸線に乗り換えて今度は刈藻で降りて歩くと2・3分のところだが乗り換えの地下鉄のコンコースが長い。タクシーにのった。ワンメーターのところである。
地域・家族の交流のイベントを取材した。まだイベントは行われていたが途中で退席した。1時10分ごろこの施設をでて歩いて地下鉄の駅に向かった。
駅に向かって歩いていると黄色いタンポポがコンクリートの間から顔をだしていた。太陽をいっぱい受けている花びらにふと幸せの風がふいているようだった。
そしてカメラを出して写真にとった。
地下鉄海岸線「刈藻」から終点新長田にでて隣接するJR新長田駅に向かった。
新長田の駅1時56分に乗って神戸で降りて新快速に乗り換えて大阪にでた。大阪から環状線で鶴橋にでる。鶴橋に着くと2時20分、快速急行が早い。そして今日は土曜日で後ろの車両だったら座れると思ったが41分の奈良行き特急券を購入して特急にのった。春爛漫の景色を見ながら本を読んで返った。
環状線から見る桜は咲いて葉桜になりかけている。
森ノ宮を過ぎて大阪城公園の桜も満開でもう葉桜になりかけている。
そして桜ノ宮を過ぎると今度は帝国ホテルに行く道は桜並木、満開である。ここも葉桜になりかけている。
神戸線では本を読んでいたので車窓の景色は見ていない。
近鉄奈良行きでは西大寺を通り過ぎると平城宮跡の桜も満開、多くの家族連れが来ていた。
今年の私の桜は車窓からになった。桜の下をあるくことなく過ぎていく。
でも今日は神戸に入って嬉しかった。
私はかつて兵庫県の現場にもよく入った。震災の時もよく入った。
当時の民団兵庫県婦人会本部の会長も震災にあった。
当時は車を乗って移動するときに誰かに同乗させてもらった。婦人会長にも乗せてもらった。そのとき震災の様子を話す。そして最後は応接間のシャンデリアが落ちてきて自宅は半壊になった話も聞いた。それで兵庫県韓国人会館で寝泊りをしていた。会長だけではない。他の人もそうだった。
もう私のことはすっかり忘れておられるとおもっていたのに皆「ひさしぶり」「おひさしぶり」と声かけて下さる。さっそく話して下さる内容が記事の中に入れることができる。まったく昔とかわらないで雑談の中でいろんな情報を話してくれる。久しぶりにお会いできてよかった。
そした誰かが言った。
「大きくなりましたね」という。
「そうですねん。もう太ってやせられません」と言ったら誰かが「倍になったわ」と言われた。ほんま。倍になっている。やせないといけないのにちっともやせられへん。年輩の婦人も私のことを忘れていると思ったらにこにこ笑って駆け寄って下さって手を握って下さる。
温かい心のぬくもりが伝わってくる。
長いこと神戸に来ていなかったが皆覚えて下さっていてうれしかった。それにまた韓国の歌と日本の歌を披露した。
「兄を想う」「川辺のほとりで」「アリラン」そして日本の歌は「ふるさと」どの歌も好きだが韓国の子どもたちが歌う『兄を想う(オッパセンガック)』にふと涙ぐみそうになる。メロデイーがいい。
この歌は13歳の少女・崔順愛の作った詩に曲をつけたものでソウルに行って戻ってこない兄を田舎の幼い妹が慕う歌、鳥や虫の擬声語がでてく。
「ポック ポック」はかっこうが鳴く。キロック キロックはかりでクイトウル クイトウルはこおろぎである。(動物や鳥の鳴き声は韓国と日本と違います。たとえば犬の鳴き声は日本ではワンワンですが韓国ではモンモンです)
この歌は鳥や虫の鳴き声にこおろぎは悲しく鳴くだけ ソウルへ行ったお兄さん 便りもなく 木の葉ばかり パラパラ落ちます と、いう歌であるがメロタデイーがものすごくいい。
メロデイーいいので韓国語でも覚えやすいのでコーラスの合唱によく組み込まれている。
今日は遠い神戸まで行ったが久しぶりに婦人会の人たちに会ってよかった。
震災のとき震災の街を歩いたあのころのことを皆記憶して下さっていて嬉しかった。ひさしぶりに2世たちのオモニの温かい心に触れた。
震災を乗り越えたオモニたちのようにも思えたタンポポ、強くイキイキと咲いているタンポポ、いるだけで華やかにしてくれ婦人会のオモニたちのようである。
1枚写真をいれておきます。
今夜はまだ寝るのは早いけれどもう寝ます。ちょっと疲れました。
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