夫婦は結局1番親しい友だちかな。

現職をひくと夫もいろいろあるが私は怒りながらも叱咤激励している。
そして私は62歳を迎えるが身辺にいろんなことがある。ここでは記述できないが。
夫は私がかつて言い聞かせた台詞を言って「投げ出したらあかん」と私を言い聞かせている。
そうなんだ。そういう年になったのだと実感している。
周りは70歳まで走り回るように言ってくれるが-----。
世の中、自分の思い通りに行かないこともしばしばだ。
そのたびに目くじらをたててはいけないと夫に諭された。
喧嘩ばかりしている夫婦である。性格も趣味もまったく違うのに今までよく連れ添ってきた夫婦である。
しかしこれまで縁あって結婚して長いこと一緒に暮らしてきた。夫婦しかわかからない苦労をのりこえてきた。
いつのまにか夫婦が1番の身近な友だちになっている。子どもを作った親にかわりないが子どもが離れて暮らすようになると夫婦が助け合っていかなければならない。
昨日、ある人が言った。
自分の奥さんのこと「苦労かけてきたからかわいそうや」と言った。
ふと涙がこぼれそうになった。
どこかで夫婦がいたわる優しい心があるから共白髪まで一緒に連れ添ってきた。
夫婦がお互いに思いやる心があればお互いに見捨てない。自分あっての夫、夫あっての私、夫もそう思っているだろう。
年の甲は亀の甲、夫は私より5歳年上、戦後の混乱期は在日朝鮮人として私よりもっとひどい差別の中で生きてきた。
その夫の言葉にも一理があると今朝は考えている。
夫婦が1番の友だちなんだと今朝、また思った。