8月31日、64年前に私は生まれている。

老いは1年1年違っている。ただ誕生日がくることは何年か前から嫌になってきた。

朝起きると涼しいかなと思ったが外に洗濯を干しにでると暑い。冷房を入れてしまった。8時過ぎに起きて朝食を済ませて私はすぐにパソコンの前に座って「電車の中---」を1本作った。
そして今度は月曜連載の原稿を作り始めると夫は散髪から帰ってきた。
昨日から楽しみにしている。
奈良市内で開かれている「バサラ祭」のパレードを見に行くという。
急いで昼食の焼きうどんを作った。
私は祭は1度見て懲りた。
なんでこんな暑い日に熱く燃えた人のダンスを見ないといけないのか。熱いダンスに見ているほうがもっと暑くなって不快指数が上った。
それから2度と見ないと決めている。
そんなことをしっている夫は1人でパレードを見るために外に出て行った。
そんな祭みているのなら家で本や新聞を読んでいるほうがいい。

しかし一昨日は驚いた。
電車の中でおでんを食べていた男性がいた。
ほんまに驚いた。
昨日も神戸にいった。
阪神電車の乗客の勢いがすごい。
昨日は阪神電車元町駅から夕方5時前に電車に乗った。
梅田に着いたのが5時15分過ぎ、まえ梅田駅の改札口めがけて走ってくる。走ってくる。甲子園のプロ野球戦、阪神対巨人戦の試合に行くために電車に1台でも早く乗りたいとダッシュしている。
改札口に入ろうと走っている人、私は地下鉄御堂筋線に急いで歩いている。1つ間違ったら体ごと衝突しそうだ。その間をすり抜けて地下鉄御堂筋線梅田駅に向かった。
階段を降りていると電車が入ってきた。発車する寸前に飛び乗った。淀屋橋のホームは降りたらすぐ近鉄線につながっているが梅田は1番後ろになる。
夕方のラッシュになっている。
難波に着くと5時22分ごろである。
急いで歩く。近鉄難波駅に着くと5時28分、特急券売り場は何列もいっぱい、列の短いところに行くと1番前の人で手間取っている。
5時30分初の名古屋行は発車寸前で電光掲示板が点滅している。
手間取っている人はまだ終わらない。
とにかくホームに5時35分初の奈良行特急にのろう。座席は鶴橋で空いているところに座ればいいと考えた。降りて電車にのろう。
自動販売機の特急券売り場も並んでいる。
ホームに降りた。まだ名古屋行が発車していないが発車寸前である。
急いでホームにある特急券の自動販売機に向かった。前に婦人も買おうと急いでいる人がいたが私は一目散にかけて前に入り特急券を買った。
名古屋行がでた。奈良行特急はまだ入ってこない。
助かった。間に合った。
買った座席指定場所は2階電車、気に入らないが乗った。乗ってトイレに向かう。我慢していたので電車のトイレになった。
トイレに入っているときに電車は動いた。
もう今日もギリギリセーフ、奈良に着くと急いでスーパーに行き買物して帰ると夫は家にいた。
できあいの惣菜を買って来てよかった。
シャワーを先に浴びての食事、巨人に負けている阪神に夫は怒っている。途中でテレビを変えたので私は思い出のメロデイーを見た。
なつかしい。裕次郎の奥さんも出ていた。
バラが咲いた今は亡き作曲家の奥さんも出ていた。
粋な人だったな。浜口庫之助さんは結婚したい相手の渚まゆみさんにラブレターをだした。海外から出した葉書に「空に太陽があるかぎり」の歌の音符が書いてあった。その音符は「愛してる」という。
まあ粋な人だった。
そんな思いでを語る渚まゆみさん。
石原まきこさんは昔は北原三枝、綺麗だったという。裕ちゃんとのロマンスは日本中を沸かせた。裕ちゃんに愛されたマコちゃん。今もオーラーがあって光っていた。
私はやっぱり裕ちゃんはもっと長生きしてほしかったと思って見ていた。
森光子さんの出演、もう見ていると痛々しい。ちょっと無理があったような舞台裏が見え隠れしていた。

しかし村田英雄の映像、やっぱり歌はこの人の持ち歌はこの人がうまい。人生の迫力が違う。悪いけれど若手の氷川きよし、まだ追いつくのに時間がかかりそうだ。しかし若手が歌い繋いで残してもらいたい。
けどやっぱり、裕ちゃん今も生きてほしかった。
時代の先駆者、時代を駆け抜けた裕ちゃんだった。
1つの時代を生きた松坂慶子さんも司会をしていた。
若い頃は日活にもいた。
裕ちゃんやマコちゃんとの思いでもあるだろう。
1つの時代が駆けていく。昭和という戦後の時代、よくも悪くもあった戦後日本史が思い出のメロデイーにこめられているようだ。
もう3時過ぎた。休憩をしよう。