GIAPPA-MERO

ジャズシンガー・MISAの近況をお知らせします。

細川綾子さん

2012-09-25 | DIARY

今日は、いつもお世話になっている和尚さんのセッティングで、JAZZ界の大先輩と浅草でお食事~

五十嵐明要さん、高橋伸寿さん、細川綾子さん…。
このお三方、お食事をしながら目の前で普通に思い出話をされていたのですが、私にとっては、それはそのまま日本のJAZZ界の歴史を聞いているのと同じでありまして…
とても貴重な時間を過ごさせていただきました。 


細川綾子さんはサンノゼ在住で、今でも年に2回だけ帰国されて日本のあちこちでライヴをされています。

その綾子さんのライヴを先週HUBに聴きに行きました。
丁寧かつパワフル。お客様の心をガッツリつかまえて離さない、そらさない。
そんなステキなライヴでした

綾子さんに初めてお会いしたのは3年前の秋、同じHUBでした。

お名前はいろんなところで聞いてはいたものの、実はその時私は綾子さんのお顔を存じ上げず失礼をしてしまいました

その後、初めて綾子さんに歌を聴いて頂ける機会があった時、
「あなた、ビリー・ホリデイ好きでしょ?」と一言…
以後、何度かライヴを聴きに行ってご挨拶に行く度に「おぉ、ビリー・ホリデイ、元気?」とおっしゃるのでした

先週のライヴの日は、たまたま私の誕生日
綾子さんにHAPPY BIRTHDAYを歌って貰って、お店からはパチパチ花火のついたドリンクを貰って、わ~っと喜んでいたら、ステージの上から、
「あなた、そんなの飲んでる場合じゃないわよ。ほら、出てきて1曲歌いなさい」と…
予期せぬお呼びに慌てて飛び出て、有難く歌わせて頂きました。
とても良い思い出になりました。 

 


諦めなくてもいい

2012-09-15 | DIARY

グランプラスまで徒歩数分の居心地の良いホテルに滞在しながら、いろんな事考えましたよ。


数年前膵炎になり、急激に体重も体力も落ち、かなり疲れ易くもなり、食事も制限だらけになり、もう2度と長距離の旅行は無理かもしれないと思ってた
でも、私もまだ案外イケるじゃん…って。 

今回は繊維関係の展示会場を朝から夕方まで歩き回らなければならない仕事でした
BRUSSELS EXPOは本当に広い。事前に「足はかなり疲れますよ」と言われていたので、朝から膝に湿布&サポーターで出かけ、夜は足裏シートを貼って寝ました。 
でも、何とかイケる…。 

街は少しずつ中途半端に新しく変わってきているのはどこも同じ
ファストファッションのチェーンが軒を連ねる通りには少し興ざめだけれど、やっぱり入って一通りチェックしたくなるから不思議。  

そして、とりあえずムールも食べて、1回だけ本物の(ノンアルコールじゃなくて…)ビールも飲んだよ。
そして、フリッツも何回も食べたよ。…少しずつだけど。
だけど、1度もお腹も背中も痛くならずに帰ってきた。
まだまだイケる、うん 

まだ諦めなくてもいいんだ…。 


食事ノートは、33冊目にして少しだけチャレンジャーな内容になりました~
   明日から軌道修正しなくちゃ…


チョコ・チョコ・チョコ…

2012-09-12 | DIARY

今回は毎日朝から夕方まで展示会場なので、街に出れるのは18時から
意外とデパートやショップが早く閉まってしまうので、もっぱらウインドショッピングになってしまいます

そして街はチョコだらけ…

トゥーツの写真までチョコの箱に
…なるほど、トゥーツはブリュッセル出身なのですね~ 
ハモニカのチョコだけ欲しかったけど、これは非売品のようで。 

閉店ギリギリセーフで、有名(?)なワッフルのお店にも連れて行ってもらいました。
店内のお客さん、見事に全員日本人でしたー 

でも、つかの間の旅行気分を味わえましたよ

なんせ、前にブリュッセルに来たのは30年近く前で、その時はお酒も飲めたし甘いものには全く興味がなかったのです
多分その頃はベルギービールばっか飲んでいたような気が…

今はアルコールはダメでも、日頃の節制と良い消化剤のおかげで「和菓子限定」から「時々洋菓子もOK」に昇格しただけマシと思ってます
写真のワッフルもありがた~く完食させて頂きましたとも。 


運転手さんはトロンボーニスト

2012-09-11 | DIARY

ヘルシンキから殆ど待ち時間のない乗り継ぎ便でブリュッセルへ
最終目的地がブリュッセルなのにヘルシンキで入国、ブリュッセルでの入国審査はないんだ…

ブリュッセルの空港からタクシーでホテルへ
このタクシーの運転手さん、キレイな英語。そして、JAZZのCDがかかっている。
左手で運転しながら時々膝でCDに合わせてピアノを弾くように右手の指を動かしている…。

…んっ
さっきから指の動きがピアノにシンクロしてる。しかも、テーマでなくてピアノのソロアドリブ
タダモノではないなと思いつつ、
「ピアノ弾くのん?」
って聞いてみたら、
「ピアノも弾くけど、僕はトロンボーニスト。アメリカで40年プロでプレイしてたよ。クラシックだけどね。あ、このCDのトロンボーンは僕。」とのこと。
にゃあるほど、納得。

もうとっくにホテルに着いてたけど、何だか話が盛り上がって、しばしおしゃべりをば。
別れ際にくれた名刺はタクシーのじゃなくて、楽器を手に持ったトロンボーニストの後姿の写真が入っていました
今回はあまり自由時間がないので、今度プライベートで来る機会があったらジャズスポットに連れてってもらおう 


蘇るヘルシンキの思い出

2012-09-10 | DIARY

ちと昼仕事にて、ヘルシンキ経由でブリュッセルです

ヘルシンキの空港で乗り継ぎ便を待つ間いろいろな事を思い出しました。

今回、たった10時間程のフライトで降り立ったヘルシンキに、昔、2週間かけて来た事があったのです

横浜から3000トンばかりのヨレヨレの船に乗って、2泊3日で津軽海峡経由ナホトカ
そこからシベリア大陸横断鉄道に乗って10日間……乗りっぱなしならば1週間くらいだったと思いますが、なんせ車内にシャワーなどありませんし、イルクーツク、モスクワ、レニングラード(当時)に泊ってヘルシンキに入るまで、船移動分も入れると2週間の旅でした
ロシアがまだソ連だった頃のお話です。

どこまでも続くシベリアの地平線にロマンを感じるのは最初の数十分、あとは同じ列車に居合わせた多国籍の人々と小さな楽しみを見つけてはそれを共有して過ごす旅でした。
外国人は選択の余地なく1等のコンパートメントでしたが、トイレの便座もないような列車

ホテルも外国人専用のようでしたが、どこに行ってもトイレットペーパーが品薄。
チェックインして最初から、1~2回で無くなるようなロールがセットされているの
無くなると、ホテルの各階に待機して宿泊客を見張っているとしか思えない服務員に頼みに行って、持ってきてもらうまでにまた時間がかかる…。
やっと届けられた新しい(はずの)ロールが、また1~2回で無くなるようなのだったりして…

そんな旅の終点であり、それから始まる100日以上に渡る欧州鉄道旅行の出発点でもあったヘルシンキ

まず目に入ったのがマクドナルドの看板、しかもその年はロサンゼルスオリンピックがあって五輪に合わせた五色のマックシェイク
当時はソ連にマックは無かったし、オリンピックもボイコットした年だったから、何もかもがキラキラして見えたものでした
モスクワで見かけたドリンクと言えば、クワスというジュースの自動販売機くらい。汚いガラスコップが備えつけられていて、洗わないそのグラスで皆が飲んでいたように思います。(←冷えてないし…

そして、その時ヘルシンキで宿泊した大学の寮(←大学が休みになる夏の間だけ開放していた)のトイレの鏡の前にこれでもかというくらい何段にも積み上げられてあったトイレットロール
これを見た時の感動は忘れられません。

私は今、空港のフリーwifiを使ってメールを送ったりネットサーフィンしたりしているのだなと思うと、何だか不思議な気がします。 
周りに座っている人たちも思い思いの場所でスマホやPCを見ています。
何と便利な世の中になった事でしょう
そう思う一方で、旅の苦労や訪問先での人々とのコミュニケーションが減っていくのがちょっとさびしい気がするのは、自分がそれだけ歳をとったせいかもしれませんね…


健診とか検診とかいろいろ強化月間

2012-09-01 | 慢性膵炎&気管支喘息

さて9月になりました。
blogサボりっぱなしのMISAですが、膵マーの皆様は如何お過ごしでしょうか?
私のようにそこそこ調子良い(しかし時々痛む)方も、まだまだ辛い日々をお過ごしの方も、どうか少しでも快適な毎日がやって来ますようお祈りしています

先週土曜は近所で区民健診、今日は朝から消化器内科で胃の内視鏡&超音波検査でした。
ここ数年、症状が落ち着いているので、血液検査も何ヶ月かに1回、内視鏡は去年の2月以来です。
内視鏡は鎮静剤を使うのでほぼウトウトしている間に終わってしまいました
オエっと苦しむのがイヤで胃カメラから逃げている人にはおススメです。

今回は、当日中に結果がわかる範囲内では「病人なりに健康体」といった感じでしょうか
そりゃね、加齢っちゅーのもありますから、胃の中を覗けばそこここ軽い炎症程度は見つかります。超音波の手にかかると膵マー特有の炎症とかが、もやもや~っと動かぬ証拠として見せられます。胆嚢の周りには何やらくっきり白い層が私の目にもわかります。(これは腺筋症だって…。)
でも、まー各種マーカーの結果もそのうち出揃うことでしょうし、Pアミも高めながら基準値内
いいの、いいの、痛くなければ
…とどうしても思ってしまうのが正直なところです

さて、来週は久々に乳癌検診、3週目は子宮癌検診と続きます…。
この2つと区民検診は1日で1ヶ所でやれないものかと問い合わせてみたのですが、結局バラバラでないとダメでした。
面倒だな~



慢性膵炎で検索されて、たまたまこのブログにたどり着いた皆様へ
現在でも1日に数名程度と思いますが、慢性膵炎関連のワード検索でこのブログを訪問して下さる方がいらっしゃいます。実際ご覧頂くとわかりますが、私は最近はあまり膵炎に関連したトピックを書いていません。私は2007年10月に慢性膵炎と言われてからもうすぐ5年(実際にはそれよりかなり前から背部痛や鳩尾の激痛を経験していましたが…)、現在は痛みが起こった時だけ1~2週間集中的にフオイパン等の薬を飲む程度で普段は(膵炎に関しては)消化剤のみで生活しています。基本的に禁酒とゆる~い脂質制限は続けています。当初、何ヶ月にも渡って続く寝ても覚めても終わらない痛みで苦しんでいた時、ネット上で多くの同じ病気の人に情報をもらい、励まされました。この出会いがなかったら、私は今こんなに元気にしていられただろうか?といつも考えます。残念ながら完治は望めないかもしれないけど、医学は日進月歩。専門のドクターが日々研究してくれていますし、あなたの痛みがどれだけのものかをわかる仲間もたくさんいます。一緒に頑張りましょうネ。一人じゃないよ。