goo blog サービス終了のお知らせ 

チルソククリニックは診療中◆お引越ししました

映画「チルソクの夏」は永遠です♪

映画『日輪の遺産』クランクアップおめでとうございます

2010-06-07 23:47:21 | 佐々部清監督
お天気に恵まれ、6月6日(日)に予定通り『日輪の遺産』がクランクアップしました。

でも、これからまだ編集作業がずっと続くことと思います。撮って、はい終わり、じゃない、映画作りって本当に大変だと思います。

ところで・・
実は、今回この撮影最終日に私もエキストラとして参加させていただくことができたのです。

6月4日の夕方6時55分に届いた深谷フィルムコミッションからの1通のメール・・

「お世話になっております。
おかげさまで天候にも恵まれ、6月6日にすべてのシーンの撮影ができることになりました。
集合時間等、詳細を以下に記しますのでご確認ください。

撮影日:6月6日(日)
集合時間・場所:午前8時に成徳深谷高校正門前
衣裳・持ち物:卒業式に出席する服装・バック・靴・スリッパなどの内履」

やったー!このメールを待ってました!!  これで私も行ける!!と大興奮です。
思えば、応募したのが5月7日・・ 何度やってもメールが届かず、最後はFAXで送りましたからとても心配でした。

でも卒業式??
原作にはそういうシーンはないので、どういう展開なのか気になります。

それに、天気がよいということはかなり気温も上がりそう。
卒業式に出席する服装となると冬物のスーツだけど、かなり暑いかも~?

でもでも参加できるんですよ。嬉しいに決まってます^^

6日集合時間が早いので、いろいろ考えて前日から深谷に行くことに。
朝6時14分発のローカル線に乗って、新幹線乗り換え駅へ。
新幹線は7時06分発です。
なにせ、ほとんど初めての東京ですから~(笑) 大丈夫かなと心配でした。

東京駅から深谷までは、これまた初めての上越新幹線で。本当におのぼりさん状態です^^;


*レンガ造りの立派な駅舎の深谷駅。


さて、撮影当日ですが・・
到着すると、学校の正門には「卒業式」の看板がすでに設置されていました。
(写真撮影はもちろん禁止なので画像は無いです・・)

たくさんのスタッフさんたちがもうみなさんテキパキと動いていらっしゃいます。
一体何時から準備されていたのでしょうか?
鉢に入った木をいかにもそこに元からあった木のように並べられたりもされています。
春の設定なので、咲いている花も今とは違いますから、それも考慮されている様子でした。

私はといえば、エキストラの受付を通り、指定された場所で待機です。

すると、まだキャストとして発表されていない俳優さんが前を通られました!
・・NHKの「龍馬伝」でお見かけした方です。(具体的な名前は書けないのですみません)

一台の高級車が入ります。
なんだかスタッフさんたちが増えてきて、カメラも運ばれてきました。
いよいよ撮影が始まるようです。ドキドキドキ。

午前中は、外のシーンを中心に撮影が行われました。
15人くらいの女生徒さんたちも参加しています。みんな指示通りにきちんと動いています。
とてもよい生徒さんたちなので、途中でちょっと話しかけてみました。

すると「私達、演劇部です」との返事が。それもほとんどが1年生とのこと。
受け答えも丁寧できちんとしているので、感心するやら驚くやら・・

午後からの屋内での撮影には全部で200人くらいの生徒さんが参加されていましたが、このみなさんがまた全員とてもしっかりしているのです。
この大人数で、これだけしっかりした行動が取れるとは・・!本当に素晴らしい。

暑い暑い体育館の中、ただ待っているだけでよい私達エキストラと違い、スタッフの方々はみんな真剣な眼差しです。
それ以上に俳優さんたちの緊張感。
本当にすごいです。

監督の「本番!」という声に続き、助監督さんたちのそれぞれの「本番!」「本番!」「本番!」の声が響きます。

そして、最後の「カーット」の監督の声に、息を潜めて見つめていたみんなの顔も緩みました。
そして感動の拍手と涙です。

もうすっかり親の年齢となった私でさえも、こんなに感動をもらえ、またものづくりの素晴らしさを実感することができたのですから、映画撮影というめったに出会えない機会にこうして接することができた生徒さんたちは、きっとますます成長されることと思います。




ところで、今回監督の姿を見て、まず最初に「あっ!痩せられている」と思いました。お腹がぺったんこです。
それだけ大変なお仕事ということなんだと思います。
どうぞ少しはゆっくり休まれますように・・とお体が心配でした。


唯一の画像をUPしますね。
着させていただいた衣裳なんですが、「トイレに行ったりして着崩れすると困るから、直前までこのままでいてください」と言われ、こんな格好でお昼にうろうろしていました。

もちろんぞうりもないので、足袋に靴です。(笑)  
午後の撮影の直前に、やっと袴をはかせてもらいました^^




監督、本当にありがとうございました。
この感激は一生忘れません。
映画の完成&公開を、心から応援し、楽しみにしています。