山口県で先行上映中の『八重子のハミング』
連日多くの方が映画館に足を運ばれています。(ロビーに人が溢れているなんて、田舎ではありえない状況が続いています)
下関等に遅れること2週間、イオンシネマ防府でもやっと上映が開始し、初日には佐々部清監督の舞台挨拶も行われました。
下関の初日と同じく、チケット購入をする方の長い列がつづき、とうとう入れない方も出てきてしまいました。
あっという間に午後の部のチケットも完売。よって、翌日からもかなり多くの方が鑑賞されている様子。
防府がちょっと自慢なのは、他の劇場に比べて若い世代の方も多いということ。
防府高校に看護科があるせいなのでしょうか?セーラー服姿の高校生もよく見かけるようです。
サイン会もすごい列・・
あ、めぐちゃんがサインしやすいように、升さんがTシャツを引っ張ってあげています。(優しい~

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この日、帰省していた息子も一緒に観に行きました。
上映後私は詳しく話ができなかったのですが、あとで一緒に行った主人の妹から聞いた話だと、「自分は介護をする」と言っていたそうです。
そして、鑑賞中何度も泣いていたそう。
特に、八重子さんが雨の中でずっと待っているシーンにぐっときたらしいです。
主人の妹はクリニックに勤務していますが、同じ敷地に老人介護施設もあり、「高橋洋子さんの病状が本当に認知症そのままで・・相当研究をされていると思う」と言っていました。
医療監修は付けていなかったと監督は言われていましたが、素晴らしい演出だったのだと思います。
小さな真実の積み重ねが、ドキュメンタリー以上のものを作りだしたのだと思います。
一人でも多くの方に観てもらえるよう、まだまだロングランとなって欲しいと祈っています。