珍友*ダイアリー

管理人・珍友の書(描)いた詩や日記、絵や小説をご紹介☆

nostalgia

2006-06-10 18:14:36 | 詩…*つれづれ日記系*
翼を畳んだ紙飛行機 小さいサイズのメモと鉛筆
小袋入りのチョコボール 色とりどりのキャンディー
僕が遊びに行く時に これだけ入ったポシェットが
必需品であり お守りだった

友達と遊べるし お菓子を分けてあげられる
面白いもの見つけて 忘れないうちに描けた

どこまでも行ける気がしていた
あのポシェットさえあれば

首からは大好きなペンダントさげて
今より何でもないことで笑って
多分 今では見えなくなった輝きが見えてた

家族とケンカして 家出しようとした日
踏み出せば きっと どこへでも行けたのに
家を出てすぐに立ち止まった
静かな夜の淵
いつものポシェットとペンダントさげて
見上げた夜空に 一筋の流れ星
滲んだ軌跡が 脳裏に残った

きっと 守られてた
だから どこへでも行ける気がした
見えてる場所が全てで こわいもの知らずでいられた
あの頃は それでよかったんだ

思い出せなくなったことも 知ってしまったこともある
行きたい場所に行くよ
ポシェットは 押入れで眠ってる
流れ星は まだ 記憶に残ってる
僕は 少しだけ 大きくなった

Tomoky

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