雑草魂で 踏まれても踏まれても

大道芸人や森の生活をへて、高校で物理を教える教師に・
なります。 クラブの指導記録やどんなことしてるか書いてみます

奇跡の逆転劇

2010-06-21 22:27:01 | Weblog
6月13日に開かれた横浜セブンズinなぎさグラウンド
に愛川高校ラグビー部が出場するので、応援に行きました。
結果は予選に柏陽に52対7の敗戦。圧倒的な強さをみせる柏陽からキックオフリターンからのトライは、柏陽高校から奪ったはじめてのトライだった。思えば、去年の花園予選 執拗なモール攻撃で何もさせてもらえなかった相手からの1トライは、記念すべきトライだ。

次の試合は、母校、松陽高校。昨年エースの大活躍で勝利した相手。
しかし、相手も昨年合同チームの神奈川県代表を2人も抱え、地力がつきた相手に惜敗してしまった。
さて、第三戦は新鋭横浜サイエンスフロンティアまだ、開校二年目のチーム
当然、二年生ばかりのチームだ。負けるわけにはいかない。バックスは三年生を揃えつつ、フォワードに才能ある1年生を2人配置し望む。

新チーム始まって以来の勝利!特に1年生の活躍に目を見張った。ハンドボールで鍛えたスペース感覚と当たりの強さ、走力を兼ね備えた大器といっても過言でない。相手を引きずるシーンを見た。
さて、予選三位グループでのボールトーナメントに
第一戦は横浜創学館
二年前に、ヒトシチームが20対7で敗戦した相手に勝利!
最終戦は、武相、浅野、横浜栄、住吉という古豪の合同チーム
相手には中学校からの経験者も多数いる。そんな相手に半ばあきらめの雰囲気すら漂う。
前半戦は、3トライの17点を許し敗戦モード
後半、2人の一年生を投入し、反撃を試みる。後半始めの相手キックオフを、バスケ部から戻ってきたダイが1人をひらりと交わしてノーホイッスルトライ。チームは波に乗る。1トライ1ゴールを積み重ね17対14
後1トライで逆転。しかし残された時間は30秒で痛恨の反則。万事休すとはこのことか……?
相手はもう1トライを狙って攻め込む。ゴール前での必死の ディフェンス。彼等のあきらめない気持ちにスクラムを得た。自陣ゴール前からの攻撃。こういったシーンではディフェンスが狙いを定めやすく攻めては、ターンオーバーから追加点を許すパターンが浮かぶ。
ここから、センター鉄の激しい突進。そしてダイがつなぐ。皆が必死になってボールを繋ぐ。1年生が1人2人をなぎ倒し、3人目で3代目部長桜井にオフロードパス。
桜井の前には、ゴールポストのみ立っていたのだ。
会場もただの消化試合にのんびりとただ、目当ての試合を待っていた。この和やかな時間に電撃が走った。多くの観客がそのゴールポスト下に駆け込む桜井に目を向けた。
トライ!会場が歓喜に包まれた。

愛川高校ラグビー部が第三位グループトーナメントながら優勝の賞状を手にした瞬間に多くの拍手がなった。



次は、三年生最後の花園予選。これからが、部員集めと共に正念場だ。

愛川高校ラグビーに関わった全ての人が部員獲得に向けて尽力しなければならない。