「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」 11/27 ＠大阪厚生年金会館芸術ホール

片付けねばならない家事がてんこもりなのに、３歩歩いてはヘドちゃんを思い出し、ハッと白昼夢から覚めてまた２歩歩くとタクちゃんが浮かび、また５歩歩けば左端でユサユサ揺れるモヒカンが頭をよぎる。こんな状態でスーパーに行ってネギやダイコンが手に取れますかいな　


というわけで、気を静めるためにちょこっと書いてしまいます！


思い起こせば２年前、初演の耕史くんはヘドウィグになろうと必死であがいておりました。そして観ているこっちは、ヘドにというより、悪戦苦闘する山本耕史に心が引っ張られた。

そして再演。お、と思うほど耕史くんはヘドになってきた。突然の大阪公演中止もあり、私たちもワケの分からないテンションに巻き込まれ、大打ち上げＬｉｖｅで大爆発！でもまだもう少し足りない。

そして再々演。正直言って「打ち上げで大満足したし、これ以上やっても同じちゃうん？」と思っていたけど、すんません、予想を遙かに超えて耕史くんはやってくれましたよ！

もうなんといっても動きが違う！キュートで美しくて下品で、まさにヘドちゃんが動いている。そして以前は咀嚼しかねているように聞こえた台詞が、「セリフ」ではなくヘドちゃんの言葉として聞こえてきた。きっちり緩急をつけて。初日だからか噛むことも多かったけど、ヘドちゃんとして噛んでるだけだから、なんとも思わないんだよね。

歌は初演から文句なしだったけど、もう身体に染みついちゃって歌と一体化してる感じだったなぁ。モンスターシンガー、タクちゃんがコーラスすればもう鬼に金棒。

衣装も今回のほうが断然いい！詳しく書くと東京で観る方がつまんなくなっちゃうからやめておきますね。

多分セリフもまたカットされてるのかもしれないけどよく分からん。照明も変わってないのかもしれないけど、もの凄くヘドちゃんが綺麗に見えたり、悲しげに見えた印象的な照明があった。どこだか忘れちゃったけど、ヘドちゃんのセリフの時にアングリーインチがＢＧＭ風に演奏するところがあって、とても効果的だった。

お久しぶりのアングリーインチもノリノリ♪
・「ドリアン」では宗教的求道者のように端然としていた前嶋さんも、ぐっとラフな感じ。
・今回は剃り込みも怒りマークもなかったＤＡＩちゃん。でも髪が上方にモコモコ盛り上がってた（笑）
・無表情で身体を傾けながらひたすら弾き続けるジミーさん。まさにギターの職人！
・さらさらヘアーの朝井さん。自分のコーラスパートじゃないところもヘドちゃんと一緒にシャウトしていた（マイクから離れてね）。
・そして大変身のＮＡＯさん（笑）。ちと腹が出とったゾ！



さて、次は東京公演ですが。
どうしよう、スタンディング　今回でもかなりクッタクッタになったのに最後まで立っていられるかしら？　今回ちょっとだけヒールのあるブーツがかなりキたので、スニーカーにしようかのう…。