海流のなかの島々

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波の彼方から語ります

「システィーナ歌舞伎 満月阿波噺フィガロ~恋のアラベスク~」

2014-03-13 16:28:37 | 演劇
昨年に引き続き、行ってきましたシスティーナ歌舞伎。




スマスマからお花~。メリハリのある色合わせが素敵。




なんか凄いもんを観てしまった、というのが率直な感想 らぶりんと壱太郎くんのサンバダンスを観るのは、後にも先にもこの3日間6公演の観客だけかもしれない。超貴重な体験だ~。


こちらが会場。礼拝堂なのでかなり縦長。その前と後にステージ。それを長~い花道でつないでいて、その花道の中央にも小さなステージあり。客席はその花道に向かって両側から挟むようにセッティングされているという、かなり斬新なものでした。




瀬戸内美八さんも出てた。地元だもんね。ルミちゃん観るのは何年ぶり?宝塚時代の「風とともに去りぬ」ぶり?らぶりんに恋慕し、無理やり夫婦になろうとする老女役。客席を笑わせるおいしい役でしたねー。最後にプチワンマンショーがあったけど、歌唱力全然衰えてなかった。 ファンクラブだか地元のお友達だかの女性が沢山こられていて、フィナーレは大歓声。あと、上杉祥三さんも出てた。

ミュージカルっぽく歌うシーンも何度かあって観てるほうも照れくさい。切々と恋を唄うらぶりん。キャー、恥ずかしい!でもらぶりんめっちゃ歌上手い!東宝ミューに出れるくらい上手かった!耕史くんとも共演できるよ。誰か企画しませんか~。壱太郎くんは高音を要求されるからやや苦戦。上村吉弥さんはまあご愛嬌といったところか(^^)

昨年の「主天童子」同様だんまりもあり。らぶりんは二役なのだが、狭い舞台上、数枚の戸板を使っての早替わりは何がどうなってるのか。その二役、一方は真面目な正義の男、もう一方はニヒルな男。両方楽しめて愛之助ファンにはたまらないですね~。

阿波の国らしく狸もいっぱい登場。若手の歌舞伎役者さんがしっぽをつけて1列にぞろぞろ歩く姿はキュート。「半沢直樹」の黒崎の参考にしたという愛一郎さんの狸も愛らしかった。

そして問題のフィナーレのサンバダンス。概ね松平健のマツケンサンバを想像していただければ間違いないです(笑)ラメ入りの着物を着た女性陣が両手の棒(? )を振りつつサンバのリズムで踊りながら登場。呆気にとられていると、らぶりんと壱太郎くんも軽やかに踊りながら客席から舞台へ。ひょえ~ 2人の着物ももちろんキラキラのラメ入り。壱太郎くんは髪に極楽鳥の如き羽を付けてました。か…かわいい…。サンバのリズムと舞踊の振りの超絶ミックスで踊り続ける壱太郎君に萌えに萌えました。

歌舞伎座では絶対できないトンデモ舞台ではあるけど、確かに傾いてました♪ 来年は何をやらかしてくれるか、楽しみ。

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