文学座公演です。
作:マキノノゾミ、演出:西川信廣、出演:加藤武、たかお鷹、沢田冬樹ほか
映画「王様と私」の日本版といったところか。明治の世となり、華族となった殿様の家にアメリカ人ダンス教師アンナが招かれ、石頭の殿様や家令、アメリカに憧れる令嬢に様々な事件が起こり…というお話。
ダンス教師は英語で話しているという設定。ただし実際アンナ役の役者さんが喋っているのは日本語のセリフです。だからアンナが話す言葉を日本人通訳が通訳して殿様たちに伝える、という流れが全て日本語で行われるというややこしい状況なのですが、それでも観客が混乱することなく話が進んでいくのはよく計算されているなぁと感じました。
ただ、中途半端な事件が中途半端に起こって中途半端に終わっていく、の繰り返しで、イマイチ盛り上がるものがなかったなぁという印象。
頭ツルツルのたかお鷹さんはユル・ブリンナーを彷彿とさせるルックス。全員で「SHALL WE DANCE?」を踊るフィナーレは楽しかったです。
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