海流のなかの島々

狭く浅くな趣味のあれこれを
波の彼方から語ります

「眠らない男 ナポレオン-愛と栄光の涯に-」

2014-01-30 16:36:34 | 演劇

平日昼間だというのに立ち見も出る盛況ぶり。人気の高さが伺えます。



100周年の太っ腹でA5サイズのクリアファイルが全員プレゼント。うれしい~




配役はこちら↓




少年時代の雪合戦のエピソードからセントヘレナに流されるまで。ポンポンポーンとスピーディーにナポレオン史が描かれていくのが小気味良い。終演後には世界史のおさらいができたようなお得感あり。

ただ途中からナポレオンの兄弟姉妹がうじゃうじゃ出てきてちょっと混乱してしまった。この辺をクリアにしてもう一回観てみたいなぁ。

作曲は「ロミオとジュリエット」のジェラール・プレスギュルヴィック。どことなく「ロミジュリ」の「世界の王」や「バルコニー」を髣髴とさせる曲もあったりして。耳に馴染めばハマりそうな曲多し。

楽しみにしていた戴冠式のシーンは、ルーヴルのあの絵画そのままの見事さ。赤と白と金の世界の中で燦然と輝く王冠のなんと美しいことか。期待を裏切らない素晴らしさでした。あれだけお金をかけてるんだからもうちょっと時間をとってたっぷり見せて欲しかったなぁ。

柚希礼音さんはもちろん素敵。夢咲ねねさんも「ロミジュリ」よりはるかに歌が上達していて、且つ美しかった。でも今回注目してしまったのが北翔海莉さん演ずるタレーラン。知に長けてちょっとワルな雰囲気。杖をついて脚を引きずる姿も妙にセクシーで目を奪われました。


さてさて「宝塚から世界に発信するオリジナル作品」と成長していくのでしょうか?とりあえず第一歩は東宝での上演ですかね。



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