海流のなかの島々

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「エドワード8世~王冠を賭けた恋~」 @宝塚大劇場 2/6

2012-02-09 16:10:16 | 演劇

月組トップ、霧矢大夢さんをこよなく応援する友に「これでサヨナラだから是非観て!」と言われ観劇。

・「エドワード8世~王冠を賭けた恋」

エドワード8世の葬儀。妻であるウォリスは慎ましやかな喪服でさめざめと涙を流す。そこにラジオから「嘘泣きはやめろ」というエドワード8世の声が。そこから舞台はふたりの出逢いの場面へとさかのぼる。

という冒頭はオシャレでよかったなぁ。昨年観た「英国王のスピーチ」 でも描かれていたとおり、イギリス国内でのエドワード8世とウォリス・シンプソン夫人の評判はさんざん。それでも日本では「王冠を賭けた恋」とロマンチックに語られることが多いので、宝塚らしくそっち系でいくと思っていたがそうでもなかった。

こういうのも面白いし、イギリスの舞台らしく瀟洒で粋な雰囲気は感じられたけど、若干ふたりの関係が描ききれていなかったかも。ふたりが結ばれるシーンにちょっと違和感あり。

 

・「Misty Station~霧の終着駅」

シューベルツの「風」、アン・ルイスの「グッバイマイラブ」など、懐メロが出てきたのは初めて見たわ。宝塚でも結構あるんですかね? エヴァンゲリオンの曲は知らなかったので今回のオリジナルだと思ってました。そうそう、アニメーションも初めて見たような。こういうのも楽しくてよかったです。「風」なんて聴きながらウルウルしちゃった。「ファイナルカウントダウン」から「マイウェイ」への流れも感動。1ステージ1ステージがきりやんさん卒業までのカウントダウン、そこからは彼女の決めたマイウェイを進んでいくのね、としみじみ。

きりやんさん、歌も踊りもお芝居も素敵でした。別の日に観た友はやっぱり落涙したそうな。私はターコやツレちゃん(古っっ)が好きだったし今も応援してるけど、宝塚に通い詰めたこともなければ特定の生徒さんにのめり込んだこともない。まだまだ下級生のうちに金の卵をみつけて成長を見守り応援し続け、母のような気持ちで送り出していくというのはちょっと羨ましいもんですね。



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