先週劇場へ観に行ってきた映画の感想です。
【ひとこと】
誘拐された4人とバチカンをラングドンは救えるか!?息詰まる138分!
【あらすじ】
突然亡くなった教皇の弔いが行われているバチカン。悲しみに暮れる人々。コンクラーベが今にも始まろうとしているのに、有力な次期教皇候補である枢機卿たち4人が誘拐されてしまう。犯人からのメッセージには、カトリック教会を仇敵と見なす伝説の秘密結社「イルミナティ」のシンボルマークが!急遽呼び寄せられた象徴学の権威 ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)は、最悪のシナリオを書き換えるべく、反物質研究者・ヴィットリア(アイェレット・ゾラー)とともに奔走する。1時間毎にせまるタイムリミット。二人は枢機卿たちを救い出せるのか?バチカンの崩壊を止められるか?!
【感想など】
前作に続いて今回も、ラングドン名探偵の人間業とは思えない超超超名推理が見られます。 今回は最悪の場合「ローマを道連れにバチカン全体が吹っ飛ぶ」という仕掛け、それはもう焦りまくる状況ですよね。しかも、人質4人が1時間毎に処刑されてしまうなんて、あまりに厳しい条件下での謎解きですよ。「あぁ!!タッチの差!!!!!」というシーンもあり、非常にスピーディな展開が緊迫感を演出します。
原作にはなかったキャラクターも映画では登場し、無理のない筋立てにするよう努力した製作者の苦労がうかがえます。ただでさえ長大な物語、たった138分に凝縮するのは至難の業だったことでしょう。前作では映画化にやや無理があったかと思われましたけど、今回はすんなりとストーリーに入り込んでいけました。あまりにせわしないと思われそうな場面転換も、この話ならばいたしかたなし、むしろほどよいスリルを感じられてよかったのでは?特筆すべきは舞台となったバチカンの雰囲気や、謎解きのヒントとなる美術品などの素晴らしさ。これを見るだけでも十分楽しめると思われます。
主役の二人に加えて、今回は事件解決のカギを握る人物としてカメルレンゴ(ユアン・マクレガー)が登場、実にいい演技を見せてくれました。頭の固い枢機卿たちや司祭たちを相手に「戦争なんだ!」と演説を打つシーン、教皇の亡骸を確かめに行くシーン、反物質を手にヘリで急上昇していくシーンetc. 見せ場たっぷりでしたね。
「天使と悪魔」というタイトルは実に意味深です。宗教と科学は長年相容れないもの、対立する存在として語られてきたわけですが、本当にそうなのだろうか?と考えさせられます。実は一人の人間、ひとつのものに、相反する概念が内包されていて、白か黒かという二極にスパっと分離できることなどほとんどない、それが物語全体から感じ取れました。どのようなことでも、さまざまな要素が複雑に入り組み、混ざり合い、存在しているわけです。あるいは見方を変えればどちらともとれる、というべきでしょうか。
それにしても、カトリック教会内部の権力抗争は裏では凄まじそうですね。教会と他の団体との軋轢もけっこう厳しいものがあるように思いました。大抵の場合、事実は隠ぺいされて、美しく脚色され、後世に伝えられます。それは一概に「偽善的」と責められるものではなく、必要な「嘘」である場合も・・・。原作にはそのあたりのことも詳しく書かれているのでしょうね?(私はいまだ読んでいません、はい。)
そうそう!爆発のシーンは特に迫力がありましたねぇ。劇場で鑑賞した方が、お家でDVDをご覧になるより面白いと思いますよ!
謎解きシーンはあいかわらずすっごくスピーディーですけどw
アクションがふんだんに盛り込まれていたのがエンタメ性を高めていて良かったですね。
ちょっと、ダイジェスト的な感じがしてイマイチでしたが、天使と悪魔は面白そうですね。
行こっと!
劇場で観る方が迫力を楽しめる作品だと思います。
前作よりもこちらの方が私にとっては面白かったですよ。
宗教と侵略のためのものですよね
宗教がらみでテレビ画面から消えた人も
最近いましたね(週刊誌などに書いてあった)
宗教はある意味で凝り固まった集団ですから・・
昔は日本にも僧兵がいて・・戦争してたし・・
人間のある意味で本能なんでしょうね。
映画面白そうですね・・。