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ちいさい ねこ♪

ひとつでも多くの心揺さぶられる瞬間をとどめておきたいから・・・。

魅せる工夫

2009-07-19 08:08:20 | 写真講座
 写真講座に行ってきました。京都へ行ったときに撮った写真も持参して、先生にいろいろご指導いただいてきました。まずは1枚目の画像ですが、これはblogでupしたときにblog友から「傾いている。」「シンメトリーにしたほうがいい。」というご指摘をいただいたので、Photoshopで修正し、トリミングしておいた画です。先生は「このようにしてしまうと、円の中の景色を無理に作らねばならなくなる。せっかく流れていた時間が止まってしまう。」とおっしゃいました。



 それでご指導いただいたようにレタッチしました。それが2枚目です。先生のおっしゃるには、「上の方が明るいのでこれをもっと暗くして、床に落ちた影が目立つようにした方がいい」「傾いているのはかまわない。この傾きによって左から右へ流れる動きが生まれるから。」「左をやや明るくして、左からの光が感じられるように。」ということです。「この前を僧侶が行きかっていたらさらに良い。」のだそうです。



 3枚目は以前の講座で指導いただいた画です。これは元画像。水平が傾いていますよね?私は修正した画もいっしょに持参しました。すると先生は元画像の方が良いとおっしゃったんです。なぜかというと



 ↑の4枚目のようにしてしまうと、猫たちが歩いている堤防の傾きが急になりすぎるから。歩いてきた猫たちがさーっと通り過ぎてしまう、のですって。元画像は水平線が右へ上がっていて、その分堤防の傾きがやや緩やかです。それで猫はちょうどよい位置に留まってくれる、モデルが舞台の端まで歩いてそこでポーズをとるように、猫がポーズをとって魅せてくれる、のだそうです。

 とにかく水平は傾いてはいけない、ではなく、その画によって、最適な傾きが決まるんですね。何をどう魅せたいのか、そこがはっきりすれば、おのずと水平の処理も決まるというわけです。私は傾いてはいけないのだと思い込んでいましたから、先生の写真の見方・解説は、とても参考になりました。



 ↑はカニですが、この画ではカニのいる部分と同じくらいの明るさで上の葉っぱに光が当たっています。これだと見る人の視線が分散してしまうんだそうです。先生は上の葉をもっと暗くするか、あるいは思い切って上の葉は切ってしまうか、するといい、とおっしゃいました。↓のようにすると、なるほどカニに目が行きます。



 先生が「切る」とおっしゃったのは、「トリミングしなさい」ではなくて、「撮るときにフレーミングを考えなさい」という意味。次回からはもっと隅々まで神経を使って、魅せたい物を一番良い形で切りとれるように工夫したいです。



 ↑の画は褒めていただけました。ここに目をつけて撮る、それが素晴らしい、と。やったー♪ただ、この画は彩度を上げても大丈夫だったのですけど、他の画像は注意されました。現像の際に彩度を上げ過ぎたために、自然な諧調が損なわれているものもあったので。次からは気をつけようと思います。

 先生はいつも「見る人の視線」ということをおっしゃいます。ぱっと写真を見た瞬間、人の目がどこに行くか、その視線は画面内をどう流れるのか、止まるのか、抜けるのか、というようなことです。自分が魅せたいものをはっきりさせるために、不自然にならないよう明暗差を使うなどしたら、画がぐっと引き立ちます。彩度やトーンカーブはいじりすぎると変な画になりますから、注意深くレタッチしなければなりません。まだまだ学ぶことはいっぱいあります。次もがんばろう!と思いつつ帰ってきました。


1枚目・2枚目 Canon EOS 40D + SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM

他はすべて Canon EOS 40D + TAMRON B003

褒められちゃった♪

2009-07-05 08:16:07 | 写真講座
 写真講座へ行ってきました。たくさん持って行った写真、先生にいっぱい褒めてもらって嬉しくてw なんかちょっとずつでも上手くなってるのかなーと思えました。今日の記事で使う写真は今までにblogでupした画ばかりになりますが、すみません、ちょっとだけおつきあいください。



↑まずはこちら。全体の構図がイイと褒められました。ピンクの○で囲んだ花がやや邪魔だけどwオレンジのラインのところ、白い花が斜めに並んで、これがいいそうです。緑の斜線部分、台形に間を空けてあるので、全体が落ち着く構図なのだそうです。





↑は私が自己判断でトリミングした画。↓は元画像をいじらずに現像した画です。



 先生は元画像の方がいい、とおっしゃいました。というのは、元画像の方が雛たちといっしょに親鳥の帰りを心待ちにしている私の気持ちがわかるから、なのですって。あ、そういえば、このとき、「親鳥帰って来ないかなー」と待ってましたw 撮ったときの気持ち、なぜそのシーンを撮ったのか、それが観る人に伝わってくるのがいいんだそうです。

 同じように、↓の猫さんも、柵越しにじぃっと観ている、撮っている、それがわかるからいいのだそうです。柵越しに猫もこっちをじぃっと観ている、その両方の視線のやりとりがわかる、だからいいんですって。




 ↓については元画像のオレンジ色の方が先生のお好みに合うようでした。Photoshopで自動調整したらこういう色合いになったのですけど、コントラストや彩度を上げると見栄えが良くなるので、ついやりすぎる人が多いのだそうです。できれば撮ったそのままで、しっかりといい画になってるのが望ましい、と。




 ↓は「北朝鮮に行かれましたか?w」と。飛行機雲なんですけどね。ド真ん中の長い雲が角にきてない、ちょっとはずしてある、これがいいそうです。




 そしてこちら↓「写真の撮り方がわかってますねぇ。」と褒められました。やったぁ!




 2か月分くらいの写真の山から、これぞと思った画を厳選して持って行った甲斐がありました。私の通う写真講座では、先生がそれぞれの生徒さんの作品から「ここはこういうふうに撮るともっと良くなりますね。」「この部分をフレームからはずしてやったらさらにスッキリしますよ。」などなど、納得の解説をうかがえます。先生はけなさない方なので、聞いていて落ち込むことがありません。撮る人の気持ちや意図を汲んで、「こうするともっといい。」とおっしゃる、だから、「次撮るときは気をつけよう。」とこちらも素直に思えます。

 生徒さんたちも素晴らしい方がそろっていらっしゃるので、作品を拝見するのが楽しいです。プロの先生の目からご覧になっても、新しい発見や素晴らしい視点を見いだせる画がどんどん出てきます。「あぁ、いいですねぇ。」「こりゃ凄いなぁ。」「上手い!」と先生が唸るほど。お世辞じゃないのは解説をうかがうとちゃんとわかります。なんとなく「素敵だなー」と思う写真が、先生の解説で「あ、そういうことか!」と腑に落ちる、毎回新鮮な驚きに満ちた2時間、勉強になりますね~。

 この次はどんな写真を観ていただこうか・・・・迷いながら選ぶのもまた楽しいのです。私の性格に合ってます、この写真講座w だってー、ケチョンケチョンにけなされたりしたら、ガックリきちゃって、やる気なくしますから。楽しいな~嬉しいな~と思って通えるのがいいところ。もっと勉強して、さらに上達したい、と思います。

写真講座報告

2009-05-30 18:24:27 | 写真講座
 写真講座へ行ってまいりました♪1回2時間なんですが、早かったですねー、あっという間でしたよ。私は1~2月に撮影した画を10枚ほど持参しまして、先生と生徒の皆さんに見ていただきました。で、↑の1枚目は、私が「こういう感じがいい」と思って現像&レタッチした写真。2枚目は元画像にあまり手を加えずに現像した写真です。



 先生は、2枚目のフレーミングでOKなのだとおっしゃいました。あまり窮屈に詰め込みすぎない方がいい、色合いもいじりすぎない方がいい、と。私はこの写真を高速道路を走る車の後部座席から撮ったものですから、縦位置で撮れなくて残念に思っていて、いわば「しょうがなく」撮った画を1枚目のようにトリミングしたわけです。でも、先生は、自分が直感的に「これだ!」と思って撮った画の、なんといいましょうか、フレーミングセンス?みたいなものをもっと信じてあげましょう、とおっしゃるんですよ。

 それは↓の2枚にも言えるそうなんです。



 ↑が私が現像&レタッチした画で、↓がPhotoshopで元画像をあまりいじらずに現像したもの。



 私は葉脈を残して朽ちていく蓮の葉の形を強調したかったんですね。それで、邪魔に感じた緑の葉をトリミングして画面からはずしました。でも、先生は、「この画を撮ったときに、ひょっとしたら緑の葉の方になにか惹かれるものを感じていたかもしれない。」とおっしゃいました。元の画像の構図は、これはこれでgoodなのだから、そのまま活かしてやればいいのだそうです。もしも緑色がどうしても邪魔ならば、そこだけをレタッチで彩度を下げるなどしてやればよい、と。そして、「あまり窮屈にトリミングしない方がいい」と。

 なるほど、私自身も、最近よく「間」を上手に活かした構図で撮りたいなぁと思っておりまして、先生がおっしゃることはいちいちごもっとも、と納得した次第。レタッチにしても、教室の大きなプロジェクターに映し出された写真を見たら、いじってない画像の方がよさそうに思えたんですよね。まぁ、持って行った画はみんな1~2月に撮影したもので、今の私の感覚が既に当時とは変化していますから、あたりまえかもしれないんですけど・・・。



 ↑と↓は先生に褒めていただけました。これらはいいんだそうです。ただレタッチは元画像を活かすようにした方がいいと指摘されましたが。



 他の生徒さんは、皆さんもうベテランぞろいなんですよ。拝見していて本当に「うわーーー」「ひぇーーー」「おおおぉぉぉ」「すげぇっ!」などと内心驚くやら感心するやら。ユリの繊細なフォルム・優雅なカーブを逆光でしめやかに撮っておられる方(先生も絶賛なさってました)、桜の咲いている風景を実に見事に切り取っておられる方(またまた絶賛)、旅先での光景を臨場感たっぷりに写して来られた方などなど、拝見するだけでもものすごく勉強になりました。

 私は海外旅行に行けるわけでもなく、すごい機材をそろえているわけでもないので、地道にコツコツ身の回りの被写体を撮っていくしかありません。それでも、背景をすっきり見せることや、現像のコツ、フレーミングテクニックなど、学べることが教室にはいっぱいあるんです。通うことにしてよかったな~とあらためて感じました。次回は選んだ元画像をいじりすぎないように現像して持っていこうと思います。いただいたアドヴァイスを活かせるように気をつけて、どんどん撮影にも行こうと思いました♪

初心に帰って

2009-05-18 21:48:21 | 写真講座
 せっかくデジカメで写真を撮っているのだから、RAWで撮った元画像を少しでも良い写真に現像したいと思っています。撮って出しの全然いじってない画像も素敵ですけど、加工して使えるのがデジタルのいいところなので。失敗も技術があればリカバーできますし。

 今まではSILKYPIXやJTrimを主に使っていたんですが、新しいPCを買ったのを機に「Photoshop Elements 7」を入手し、ただいま使いこなすべく勉強中です。netでもヘルプはあるので、使い方など調べることは簡単ですけど、私は非常に覚えが悪いため、マニュアル本を買いました。暇を見ては本を開いて、あれやこれやと画像をいじっておりますよw

 それから、写真教室も見学に行き、隔週ですけど通ってみることにしました。先生が比較的お若い方で、話し方や物腰も優しく、生徒さんの作品の良いところを見つけては褒め、改善した方が良いと思われるところはやんわりと撮影方法やレタッチの仕方など教えてくださいます。

 なによりいいなぁと感じたのが、教室の雰囲気。生徒さんは皆さん中高年、和気藹々とお互いの作品を見て楽しんで、感想を気軽に言い合って・・・というところなのです。

 さすがに素晴らしい写真を皆さん撮っておられたので、この次自分の作品を見ていただくのがちょーっと不安なんですが、「誰でも最初は下手であたりまえだ」と開き直って行ってみようと思います。プロの先生や、写真歴の長い先輩方に率直にご指摘いただいて、少しでも良い写真が撮れるようになりたいです。