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ちいさい ねこ♪

ひとつでも多くの心揺さぶられる瞬間をとどめておきたいから・・・。

護りながら際立つもの

2007-09-27 00:32:07 | 建築物・インテリア
 四国と言えばお遍路、八十八ヶ所巡り、ですね。7月に松山市内の札所をカメラ片手にいくつか回ってみたのですが、八坂寺でふと目を引かれたのがこの写真の装飾です。なんだと思われますか?

 これはお寺の屋根にあった装飾で、「妻飾り」もしくは「懸魚(げぎょ)」と呼ばれるそうです。建物によってその大きさや意匠は違い、八坂寺では「鳳凰」かと見えました。けれどもよく観ればその上に「亀」???となるとこれは「朱雀」と「玄武」でしょうかね?

 単なる装飾ではなくて、建物を風雨から護る役目を果たしているのですって。ちょうど木材の継ぎ目が隠れるように、取り付ける板に、彫刻を施したのが始まりなのでしょう。詳しくお知りになりたい方はこちらをご参照ください。
http://www.kabuki-za.co.jp/sya/vol105.html

 写真を撮るようになると、建物の細部までも気になりますね。元々建築物には興味があるのですけれど、気をつけないと見落としてしまうようなところにまで注目するようになりましたよ。建物の細部、装飾などに疑問をもち、知りたいと思い、調べて学ぶ、これは写真を始めたがゆえのプラスの影響。

 そういえば、浄瑠璃寺でも気になる懸魚がありました。「わー、こんなところに象さんがいるんだぁ~」と思っていましたけど、実は「獏」だったのかも???由来を知れば撮影がもっと楽しかったことでしょうね。今度行ったらお寺の方にいろいろおたずねしてみましょうか。

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