スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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庭仕事

2017-10-19 | スロバキア2017
以前日本のニュースで「北海道で雪虫が現れるともうすぐ雪が降るという知らせと言われている」というのを見たことがありました。

この雪虫、マルツェルに聞いても知らないと言うのですが、スロバキアでも見られます。私は毎年見ています。そして私のこれまでの経験上、確かにこの雪虫を見るとその数日後に雪が降るんですね。そして今日その雪虫を見ました。

小バエくらいの小さな小さな虫で、でも雪のように白いふわふわの綿を身にまといふわふわと宙をさまよう姿はまさに雪のよう、可愛らしい虫です。一度とても寒くなったのに、ここ1週間ほどは暖かい日差しに恵まれ、とても気持ちが良いので雪なんて信じられませんがもうすぐ降るんでしょうね。それでも例年は10月の初めに初雪なので今年はちょっと遅い方です。まぁ、昨年は10月~4月までうんざりするほど寒く、雪が降っていましたから、冬はなるべく後に来てくれた方が良く、遅れるのは一向に構いませんが。

せっかく天気の良い週末、1日はザワークラウト作りに費やしました。さて、もう一日はどこに出かけようかとマルツェルと悩んだ末、やっぱり庭に行こうと決めました。

義父母はこの時期、ザワークラウト作りもそうですが冬支度で大忙しです。畑もすることがたくさんあります。天気の良い内に、と平日義父はせっせと畑の土を掘り起こしました。そして週末、乾燥させたインゲンやグリーンピース、その他豆数種をサヤから出すのを子供たちと一緒にしました。この豆は来年、種として畑に蒔いたり、保存食にしたりします。



こちらでストラカと言われる鳥、カササギだと思うのですが、これは特にキラキラ光るもの、あとはゴミでも何でも盗んでは巣に持ち帰ると言われている鳥です。ネルカは石、松ぼっくり、野の花、可愛いペーパーナプキン、お菓子の包み紙、何でもかんでもとっておく子で、ネルカのおもちゃを入れる引き出しもかばんの中もまぁガラクタとゴミだらけでストラカと家族から呼ばれているほどです。この日も薄い紫色の豆を何度注意してもこっそり盗み、最終的にはひとつだけは持ち帰ってもいいよと義父に言われ、大切に持ち帰っていました。今その豆がどこにしまわれているか…。見つけたときは思わず笑ってしまいました。長い話になるので豆の隠し場所はまたの機会に。

それから、ネルカとサクルカは義母がニンニクを植えるのを手伝いました。ニンニクは秋に植えるのだそうです。イチゴの苗も畑で冬を越すんです。ニンニクはどうして秋に植えても芽が出てこないんでしょう?冬はマイナス20度にもなるこの冬をイチゴはどうして越せるのでしょう?植物ってすごいですね。



いつも、いつも義父母の庭に行っているのでたまには他の所へもと思ったのですが、子供たちは庭仕事が大好き、私とマルツェルもやっぱりリラックスできて庭に来て正解でした。義父母もきっと孫たちが庭仕事を手伝ってくれて嬉しかったと思いますし。


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