スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
(当ブログに掲載している文章や画像など、無断転載することはご遠慮ください)

自分にあった仕事

2024-06-29 | スロバキア2024
以前勤めていた会社でリストラにあったとき、「あなたの人間性は好きだけれど、一番最初にリストに上がったのはあなただったのよ。でも自分の力不足と責めるのではなく、この仕事は向いていなかったと思えばいい」上司にそう言われました。その時はその言葉を決して肯定的に受け止めることはできませんでしたが、今、別の会社に再就職先してみて思います、「今の仕事、環境が好き。前職が向いていなかったというのは当たっていたのかも」。

以前の会社は大企業、仕事の内容は好きではなかったけれど、でも研修が多く、学ぶ機会が多いのは良いと信じていました。
今、勤める小さな会社は研修こそないものの、どんどん色々なことに挑戦させてくれ、そして困難な状況ではアドバイスをしてくれ、実践から学ぶ機会を得られる環境です。実践なので、ストレスもありますが、その対処法や解決策を相談できる上司に恵まれています。沢山の研修に参加するよりも私にはこういうスタイルが向いていたのかもしれない、今はそう感じます。長い道のりだったけれど今の会社に拾ってもらえて良かったです。

ところで、上司も日本人の私が会社に加わったことが嬉しいようです。上司はイギリス人なのでよく、「ここが変だよスロバキア人」的な話を私とします。
先日話したのは「スロバキア人ドライバーは何でいつもあんなに急いでいるのか」と。いや、ほんとに。信号無視(赤に変わるときの駆け込み)、スピード違反、煽り運転、ウィンカー無使用と車線変更を繰り返しジグザグ追い越すとかも当たり前、交通事故はほぼ毎日目にします。
上司の目にはスロバキアのドラマの登場人物が遅刻しそうでイライラ運転していて、事故を起こすとていうシーンがよくあるのが目につくようで。ドラマまでは気付きませんでしたが、スロバキアのドライバーはせっかちと感じていたのはどうやら私だけじゃないみたいですね。

とにかく、今の職場の方が以前の職場よりも私には合っているみたいです。リストラも無駄なことではなかったかな。



post a comment