スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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クリスマスのお菓子~Vianočné oblátky~

2014-12-15 | ハーブ・食べ物・レシピ
土曜日、風邪気味のネラと、まだ小さいサクルカを義両親に預け、マルツェルと二人だけでクリスマスマーケットに行ってきた。
1年に一度、2日間だけのマーケットで、ここに住むみんなが楽しみにしていることのひとつだろう。
市場に並ぶのは特設レストラン、ホットワイン、サラミにハムやチーズ、蜂蜜、お酒、そのほか木製品、革製品など手工芸品。そして噴水にはクリスマス前夜に食べる鯉とマスが泳ぎ(買った鯉は調理されるまでの間自宅のバスタブで泳がせるのが普通)、広場ではZabiačka(ザビアチカ)と呼ばれる豚の解体があり、その場で解体された豚が調理され、振舞われる。
今回クリスマスマーケットの様子を写真に撮らなかったので地元テレビ局のインターネット放送を紹介する。
全てスロバキア語の放送だけれど、雰囲気だけは伝わるのではないかしら。→コチラをクリック

今年は私には珍しく焼き栗以外に何も買わなかったのだが、だいたい毎年買う/買いたいと思うのは蜂蜜(今年は去年買った人が出店しておらず)、プロポリス、メドヴィナ(蜂蜜ワイン、同じものを近所のお店で安く買えることがわかり)、パプリカ、ハンガリー産サラミなど。プロポリスは自分も使うのがだ、お土産やプレゼントにも重宝する。それからサクルカの転倒が激しいので自宅のタイル張りの部分にカーペットも買いたいなと見ていたのだけれど、結局買わず。でも安くて素敵なものがあった。

今年は博物館でVianočné oblátky(ヴィアノチネーオプラトキー)作りを体験できると聞き、行ってきた。クリスマスの代表的なお菓子のひとつで、ほんのり甘い薄焼き煎餅のようなものだ。

用意するのはこれ


この焼き型に生地を流し、ぎゅっと挟んで焼く。

「強く、強く!」と言われたのだけれど、どれほど強くしたら良いのか力加減がわからず、とりあえずギュッと押してみたのだけれど、出来上がりはこちら。


なんとも不恰好なお煎餅の出来上がり。
もっとしっかり体重をかけて押さないとダメだったようだ。
2度目はしっかり体重をかけ、きれいな丸いお煎餅ができた。


はみ出した部分をハサミできれいに切って形を整え、出来上がり。


Vianočné oblátky(ヴィアノチネーオプラトキー)
■材料■
薄力粉・・・600g
バニラシュガー・・・一袋
塩・・・少々
牛乳・・・1L
卵黄・・・2つ分
粉砂糖・・・300g
バター・・・100g


マルツェルの家族のクリスマスディナーはこのヴィアノチネーオプラトキーに蜂蜜をはさんだもので始まり、クリスマスには欠かせない食べ物だ。
ほんのり甘くて素朴な味。何枚でも食べられる、大好きなお菓子だ。


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