スロバキア、タトラ山脈の麓より

スロバキア人の夫と2人の娘と私の生活
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クリスマスマーケット・Vianocny trh

2013-12-17 | お出かけ


週末はクリスマスマーケットへ行って来た。
ウィーンやグラーツやブラチスラバ、その他の大きな町のクリスマスマーケットとは少し違い、ポプラドのクリスマスマーケットはまさしくマーケット=市場だ。

町の中心にある噴水には鯉が泳ぎ(こちらのクリスマスイブのご馳走は鯉なので、もちろんこの鯉も食用)、チーズやハム、キャンドルやクリスマスツリーなどが売られている。

私たちは蜂蜜(あの2キロ買った蜂蜜がもうなくなりそうなので)とプロポリスクリーム、メドヴィナ、パプリカ(辛くない赤いパウダーのもの)、クリスマスツリー、義母と私はそれぞれ素敵な帽子を見つけ、購入した。帽子は冬の必需品だ。厚めの生地でニットなら目が細かく風を通しにくい物、そして耳までしっかり隠れるものが重宝する。

メドヴィナ(Medovina)とは蜂蜜で作られたワインのことで、甘くコクがあり、アイスワインに似ている感じがする。クリスマスマーケットではこれがホットワインと並んで売られている。妊娠中でなければこのホットメドヴィナを飲みながらクリスマスマーケットを歩いたり、町を散歩するのが好きなのだが、今年はお預けだ。蜂蜜同様に花から採れた蜂蜜で作ったものと、森で採れた蜂蜜のもの等々、いくつか種類がある。
花から採れた蜂蜜とメドヴィナは小金色、森で採れた蜂蜜はそれよりも茶色がかった琥珀色だ。森の蜂蜜の方が香りが良いと言われているが、私とマルツェルは花の蜂蜜の方がクセがなく好きだ。
蜂蜜は花から採れたものを、メドヴィナは森で採れたものを購入した。

蜂蜜は結晶化してしまったので、ゆっくり融かさないといけない。


思わず気に入って買ってしまった帽子。
ポーランドのものだ。
ポーランドの帽子はネラのものもそうだったが、暖かく、デザインも豊富で、お手頃なのが良い。この帽子は17ユーロ(2400円ほど)。


町で見かけた郵便ポストをマルツェルが写真に撮っておいてくれた。
ブログで紹介してねと。
「キリストにお手紙を書いてください」と書いてある。
こちらではイェジシコ(小さなキリスト)がクリスマスプレゼントを持って来てくれる。
ここ記載された住所に手紙を書くと、返事とともに、何か小さなプレゼントが送られてくるそうだ。

そう、それから今年はついに偽物のクリスマスツリーを買ってしまった。
これまでは本物のツリーを買っていたのだが、毎年買うのも結構な出費だし、エコでもない。鉢植えが欲しかったが、夏を越せる自信もない。子供がいれば尚更クリスマスツリーはきちんと飾りたいもの。毎年悩むのならいっそのこと造り物のツリーを買ってしまおうと決めた。24日の夜(23日だったかな?)、ネラが寝てからツリーを飾り、イェジシコが持って来てくれた!と演出する予定だ。


最後は家の前の様子でも。
ここのところ、曇り、霧がかった日が続き、木々は霜をつけて凍ってしまった。
こういう景色を見ると、まるでロシアにでもいるような気分だ。




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