コシツェへ

春のお出かけは好きです。特に南へ向かうお出かけは。


タトラ山脈から少し南下するだけでも暖かく、春の訪れをより実感します。
語学学校へと週に２度通るこの道も、春ですね。いつもは横目にチラリと見るだけですが、この日は助手席に座っているだけだったので写真を撮りました。写真には撮りそびれましたが菜の花もきれいでした。

週末はコシツェへ行きました。
義父母と私のコロナワクチン２度目の接種と夫の１回目の接種が済み、スロバキアの新感染者数は減りつつあり、毎週の抗原検査から解放され、規制が緩和され、長引く雨と寒さとは裏腹に心は大分軽くなり、ようやくお出かけもできるようになってきました。長い冬がやっと終わった気分です。２月３月は本当に恐ろしかったですから。もはや、周りは感染していない人を数えた方が早いくらいに身近に多数コロナ感染者が出、それでも子供たちの登校と私の出勤は続き、よく無事に過ごせたなぁと思うくらいです。今は束の間の休息期間でまた秋には緊張が高まるのでしょうけれど。

話がそれましたが、コシツェはスロバキア第２の都市、我が家からは南東へ120キロほど移動したところにあります。生憎のお天気でしたが、屋内なら問題ないだろうと技術博物館へ行くことにしました。

町中のショッピングセンターに車を停め、徒歩で博物館へ向かいます。


こちらは町の中央にある大聖堂裏の小さな噴水
どこへ行っても携帯で写真を撮ってばかりのネルカ。


でも、だからこんな可愛いものも見逃さず写真に収めています。

博物館では常設展と子供向けの展示の両方に行きました。
常設展のファミリー券が８ユーロ、子供向け展示コーナーのファミリー券は７ユーロ。安いですね。ウィーンなどの博物館と比べると値段と比例して、内容もやはり見劣りしますが、でも十分楽しめます。


今でも大きな製鉄所のあるコシツェ、昔はこんな大きなふいごで火をおこして製鉄していたのですね。

今回のお出かけの目的は「博物館とマクドナルドに行き、アイスを食べて帰る」でした。私たちの住む町にはマックもケンタもバーガーキングもスターバックスも、その他色々、何もないのでマックへ行くのはある意味子供たちの社会見学です。２年ぶりくらいに行きました。子供たちは大喜びでしたが、食べ物といい、混み具合といい、そしてこう言ったらなんですが、貧乏くさく、品も教養もなさそうな一家と私が勝手にイメージしている子供たちと同じ学校に通う一家にこんなところでバッタリ会ってしまい、「あぁ、私たちも同じレベル・・・」と大人の私たちはガックリしてしまいました。
その後は小雨と風でちょっと寒かったけれど、外でアイス。う～ん、こちらのアイスも残念。イマイチでした。
以前、老舗のケーキ屋さんで食べたケーキもイマイチだったのを思い出しました。コシツェ、美味しいお店を探すのがちょっと難しそうです。

それでも、したかったことは全部して、そして何より久しぶりのお出かけ、とても楽しかったです。
次はどこに行こうかな。