真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

阿川(兄)の本を読みますか

2008-04-04 | 読書-2008
まだほかにも何点か著書や訳書がおありだが、とりあえず先日来これだけ読んでみました(ご紹介済みを含む)。

『アメリカン・ロイヤーの誕生-ジョージタウン・ロー・スクール留学記』(中公新書1986年)
『アメリカが嫌いですか』(新潮社1993年/新潮文庫1996年)
『大統領を訴えますか-アメリカという国のかたち』(PHP研究所1994年)
『変わらぬアメリカを探して』(文藝春秋1997年)
『わが英語今も旅の途中』(講談社1998年)
『海の友情-米国海軍と海上自衛隊』(中公新書2001年)
『北極星号航海記』(講談社2000年)
『それでも私は親米を貫く』(勁草書房2003年)
『マサチューセッツ通り2520番地』(講談社2006年)

タイトルからはガンガン主張しまくった本かと思っていたら、自らの越し方を振り返りながらアメリカへの愛(まさに愛、これが愛、あれも愛?)をさわやかな筆致で綴った・・・という線が基調だと思いました。
かつら文庫侮れない。

「アガワ少年がかつら文庫の1番乗りでした」というのは、なにも後年有名人になったから何人かいた中から殊更に取り上げているというわけではないようだ。実際、文句なく1番のりだったようですね。
ビコーズ、(今から50年前の)文庫の開設初日、お父さん(弘之さん)が時間を間違えて1時間早く連れて来られたナオちゃん(6歳)は、一人で時間を潰さなければならなかった・・、と新潮文庫「・・・嫌いですか」の解説に石井桃子さんが書いておられますから。
親戚や幼稚園・学校の先生以外の大人で、自分が小さい時からずうっと見守ってもらえる人の存在というのは、ずいぶんと貴重だと思う。


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