真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

暗愚なる覇者〈上巻〉―小説・巨大生保/腐蝕生保〈下巻〉

2023-07-23 | 読書-エッセイ/小説etc

新潮文庫
暗愚なる覇者〈上巻〉―小説・巨大生保

組織は頭から腐る―。磐石を誇る財務基盤に驕った業界最大手・大日生命の経営陣が暴走を始めた。吉原周平は、将来を嘱望される「一選抜」の中堅社員としてニューヨーク事務所...

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腐蝕生保〈下巻〉

人事を壟断する同期の秘書室長・三田を通して、トップの不興を買った吉原は、国際法人部から江戸川支部長に左遷された。「ノルマ生保」と揶揄される過酷な現場で、吉原は生...

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上巻は図書館の除籍廃棄本の文庫、下巻は(文庫版を上下一括廃棄した模様で登録なしのため)単行本版を借りて読むの巻。
暗愚なる覇者〈上巻〉―小説・巨大生保 ←文庫
腐蝕生保〈下巻〉           ←単行本

元はといえば、週刊ダイヤモンド連載(2004/12/11-2006/8/26)「小説・巨大生保 王国の崩壊」を改題の上加筆修正したものである、と。
改題好きだねぇ。2回もしてるし。

現実の出来事の名前をちょっと書き替えるお得意の(?)手法がなんか気持ち悪い。
日本産業銀行、通称産銀の有力OBの山中一平、などなどw
名前を書き換えた現実と、創作との境界が不明な点も気持ち悪い。
モデルと見做された人々はさぞ激怒したのでは中廊下/なかろうか。
同社(!)及び業界の関係者に詳細取材などもされたのだろうな。

大阪弁(熱血エリート社員である主人公の親友や理解者などが大阪人)の会話が適切かどうか怪しい~とってつけたような気持ち悪さ。
当方、マザータン(mother tongue)は大阪弁ではないものの、マザーと母方グランマの会話は大阪弁になったっけ。
ゆえに、TVドラマで下手な大阪弁を聞かされるのに耐えられない人なのね。
そういうときと同じ感じがした。

ベトナム在住の方?による便利な対照表みっけw
2021年9月 :暗愚なる覇者―小説・巨大生保 (高杉良)


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