真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『特派員の眼』 (大空 博さん1997年)

2011-03-16 | 読書-エッセイ/小説etc
特派員の眼
大空 博【著】
新潮社 (1997/12/20 出版)

第1章 ベトナムは闇の中から
第2章 わが心のフランス
第3章 女王さまの国で
第4章 旅の世界

平敷さんの著書にも登場する読売の凄腕特派員は、フランス政府給費留学生経験のある仏語の達人。
ベトナム戦争停戦合意成立直後のテトの解放区入りで、平敷さんらの米ABC放送のチーム(仲介者と強いコネがあったことに油断?)を出しぬいて単独ルポ。
仲介者を日頃から培養していたことがものをいって、鞍替えさせることに成功したのね。

[PDF] 大空博教授と高橋正義教授のご定年にあたって
"大空先生は読売新聞社を退職され,1998年4月に立命館大学・国際関係学部に赴任されまし
た。先生は読売新聞社時代にはサイゴン特派員,パリ支局長,欧州総局長,外報部次長,編集
局次長,論説委員等を歴任されたと伺っております。先生は,新聞記者の立場から歴史の大き
な転換期に現場において「目撃者」になれたことを自負されています。ベトナム戦争の末期に
おけるアメリカのカンボジア進攻,北ベトナムの大攻勢,解放区潜入ルポ,また,ヨーロッパ
でのフランコの死とスペインの民主化,ベルリンゲル時代のイタリア(ユーロコミュニズム),
ミッテラン大統領の誕生等,さらにベルリンの壁崩壊後の東欧取材,第1回サミット(パリ・
ランブイエ会議)の取材等を,先生はあげられています。先生は1997年に『特派員の目』(新
潮社)という本を出版されていますが,この本はそれらの記録だと思います。新聞記者として
充実した生活をされたものと存じます。"

[PDF] 大空博教授略歴・主要著作目録

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