文春新書
『不許可写真』
草森 紳一【著】
文藝春秋 (2008/08/20 出版)
・不許可写真―毎日新聞秘蔵
こちらの本のために草森氏が書かれた「不許可写真論‐報国の写真」を抜き出して新書にしたものらしい。
各写真の背景等を厳密に検証した訳ではないようなので、個別のケースで推論が当ったの外れたのという筋ではないのだろう。
ベトナム戦争中の有名な写真1枚も紹介されるのだが、その作品をめぐる記述は不十分な情報に基づいて的外れの推論をしているように思えた。
とはいえ、本書の価値がそれで低くなるというわけではない。
が、価値としては元の写真集のほうが高いのだろう(そっちは見てないけど)。
テト攻勢の街頭処刑写真をめぐって:
http://en.wikipedia.org/wiki/Eddie_Adams_(photographer)
過ぐる第2次大戦においてはまことに酷烈なる検閲を実施して戦争に勝ち抜いたのに、ベトナム戦争では検閲をちゃんとやらなかった。したがって我々は銃後の国民の支持を得ることができなかった。
ベトナム戦争は第二次世界大戦や朝鮮戦争と比べても、確かに検閲がほとんどなくて・・・と語る平敷安常さん
『不許可写真』
草森 紳一【著】
文藝春秋 (2008/08/20 出版)
・不許可写真―毎日新聞秘蔵
こちらの本のために草森氏が書かれた「不許可写真論‐報国の写真」を抜き出して新書にしたものらしい。
各写真の背景等を厳密に検証した訳ではないようなので、個別のケースで推論が当ったの外れたのという筋ではないのだろう。
ベトナム戦争中の有名な写真1枚も紹介されるのだが、その作品をめぐる記述は不十分な情報に基づいて的外れの推論をしているように思えた。
とはいえ、本書の価値がそれで低くなるというわけではない。
が、価値としては元の写真集のほうが高いのだろう(そっちは見てないけど)。
テト攻勢の街頭処刑写真をめぐって:
http://en.wikipedia.org/wiki/Eddie_Adams_(photographer)
過ぐる第2次大戦においてはまことに酷烈なる検閲を実施して戦争に勝ち抜いたのに、ベトナム戦争では検閲をちゃんとやらなかった。したがって我々は銃後の国民の支持を得ることができなかった。
ベトナム戦争は第二次世界大戦や朝鮮戦争と比べても、確かに検閲がほとんどなくて・・・と語る平敷安常さん