ホーリーの日々

奈良での食生活&言葉使い

物心がついた頃には、既に
両親とは離れ、
奈良にある、母の実家でもあり、
伯父(母の長兄)宅での生活だった。

母の中では、当たり前らしいのだが、
私の中では、豪遊に近い感じだったと思う。

父は、この生活に対して、
派手すぎる!!と思っていて、
いつまで経っても、
理解に苦しむようだった。
今も、そう言ってる。

家の中には、
常に、何十人もの方達がおられて、
週末になると、みんなで、
旅行に行ったり、
春は、中庭で桜を見ながら、BBQ。
夜は、広間で、宴会のような生活で、、、。

伯父宅での食生活においても、
少し普通とは違ってたかな。

簡単に言うと、
どこかへ温泉旅行の時に、
宿から提供される食事!って感じだった。

当時、子供だった私は、
オムライスとか、パスタとか、
ハンバーグとか、、、、
そんな料理の方が食べたかったが。

うーん、でも、
今、振り返ってみると、
私にとって、良いこともあった。

大勢の人がいる為、
自然と、躾に対しても、皆の目が注がれるのだ。

人見知りな私は、子供の頃、
挨拶が、一番の苦手だった。

その為、毎朝、起きると必ず、
皆さんに挨拶すること!を徹底された。

少しでも恥ずかしがると、
伯父から、 
「ご挨拶は?」とか、 
「ご挨拶をなさい!!」と
その場で、注意された。

言葉使いにも、
「行ってきます!」と言おうものなら、
即、訂正され、
「行って参ります。でしょう?」

あとは、「ただいま!」これも、
「只今、戻りました。です!」

「食べても良いの?」も、
「頂いても良いの?」という感じだ。

お客さんが訪問される時は、

「伯父ちゃま~、○○が、来るんだってさ。」等と言うと、
「いらっしゃる!でしょ!!」と。

「言ってた!」これも、
「あ~、違うでしょ!仰って!」

「してくれた!」も、
「して下さった!です!
もう一度、言ってごらん!!」

時には、ゲンコツも、飛んできた。

もの凄く怖くて、伯父の頭に角が、
5本位、生えてたかも。
私の目には、本当に、ニョキニョキと
角が生えるのが見えた。

子供って、
時間が経ってから言われても、
なかなか理解は出来ず、
その場で伝えるのが、一番良いと思う。

まぁ、当時は、
何で、こんなに厳しいのかな?
と思っていたけど、
社会人となった今、
有難かったんだぁ!と、ようやく気付いた。
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