タイで子連れ狼

何の因果か運命か、異国の地にて親父単独で二人の子を育てることに。

さあ大変の、てんやわんや育児&生活日記

息子のチキチキ中学受験奮闘記 その②

2016-10-01 11:02:48 | 育児
チェンマイ県では名門とされる進学校「ユッパラート・ウィッタヤーライ中学高校一貫校」の受験が9月17日に行われました。

通常の受験よりも時期早めに設定されている理由なんてのは色々と考えられますが、

とりあえずチェンマイ県中の秀才たちを一堂に集めて順序付けを行うにはうってつけの時期と考えられます。




さて先日、P小学校終業式にて、担任の先生方からユッパラート校の受験結果が発表されたそうです。

当校からは42人の6年生全員が参加した受験、しかし合格したのが5人だけという惨憺たる結果に終わったそうです。

息子のモノマネ表現によると、「たった、五人だけでした…」と打ち沈んだ表情が印象的でした。




合格した子は秀才たち、勉強命のがり勉ちゃん&がり勉君だそうです。

受験者は約1000人、合格者は約200人、五人に一人が合格した計算になります。

そのうちP小学校のワンツーであるAKBちゃんとKAN君の順位は、それぞれ21番、23番だったそうです。

その後は24番から200番までの176人中で3人が合格しているのみ。




トップ20の子には懸賞金が出る仕組みがあるそうで、「彼女はあと少しでお金がもらえたんだよ!」と残念そうに話している息子といえば、その順位240番。

惜しくも40位足らずの落選??と相成りました。




校内で派手に筆箱を落したからヤバいなと思ってたんですが(;^ω^)





まあ、そんな話でもなくて、どうやらそれが本当の実力のようなんです。

というのは、これも息子のモノマネ証言ですから話半分なのですが、試験直前に教頭先生と思われるオジイサン先生からのお話があったそうですね。

マイクを持って鋭い眼光で会場を見渡した先生は、「なお、今回の試験からは、お金を納めても通りません」と付け加えたそうな。

しかも追い打ちをかけるように、「余分な金銭を納めた人は、返金されませんからそのつもりで…」とも。(オヤジには上納話はありませんでした)




その時、脇に控える保護者や各小学校の付き添い先生方の表情を見逃さなかった息子

「皆さんの顔にイナズマが走った!」と申しております。




まず、試験前の子供に向かってそんな話するのか?ってとこで日本人にはエクストリーム感が漂う話なんでしょうが、いったいなんなんでしょうかね?、軍政治からの圧力でもあったのでしょうかね。

もしかして封建社会の慣習の歴史が終わったのでしょうかね?分かりません。




それを裏付ける証拠としては弱い情報ですが、息子の同級生にP学校経営者の孫ちゃんがいるのです。

もちろんお父さんもお母さんも経営の重要ポジションに就いていて、県内の有名中学校には太いコネクションがあるともっぱらの噂でした。

その学友BBちゃん、あまり勉学はパッとしないのにかかわらず、低学年からの順位は常にトップクラス一つ下に位置していたそうで、直近のテストでは14番と、17番の息子を少し上回っていました。

ところが今回の受験では息子をはるかに下回る300番以下だったという話です。

「それはおかしいんじゃないのか?」とBBちゃんに無神経な突っ込みを入れた息子はジャーナリスト気取り。

傷心のBBちゃんからは、きっと嫌われたことでしょう(;´Д`)




そういうことで意気消沈のダメ息子、生まれて初めての挫折に戸惑うばかり。

母親に報告もできなくて常に目頭赤くて、なにか話せば妹に当たり散らかしてみっともない醜態を曝していました。

考えたくないのか、ヤケクソ気味に野球対決で汗まみれになって、そのうちバタンキュー。

今朝はベットから出て来なくて、起きたら起きたで遊戯王のカードで一人遊び。

ちょっと落第対策に触れようもんなら、「だって、モー3(中学三年生)の問題だってでたんだぜ!470個(うろ覚え)のレンガがありました、ピラミッドの作ると何段になるでしょう、だなんて分かるはずがないじゃん!」などと噛みついて来ます。

じゃあ、AKBちゃんやKAN君も解けなかったのか?と詰問すると、「…、なぜか解けたらしい」と、落ち込むばかり。




さてさて、しょっぱなからつまづいた息子、この危機的な状態からどう切り抜けるのか。

次の受験であるチェンマイ大学附属サーティット校は、間違いなく落選と決定します(きっぱり)




まったく事情知らずのオヤジが無い頭を絞って対策を授けるしかありません。

「ユッパラート校の合格者がサーティット校や、モンフォート、プリンスといった有名私立の引き抜きで辞退するとして、来年の三次試験での募集は約50名と仮定する」

「つまり、順位200番から250番の子にはまだチャンスがあるってことで、死に物狂いで鬼勉強すれば、同じく死に物狂いで鬼勉強するであろう251番から300番までの這いあがり組に勝つことができるのだ!」




んん~焚き付けのロジックとしては弱いかもしれないが、とりあえずそんな感じで促してみようかな(汗)




のんきにブログで公開してる余裕がなくなりましたので、チキチキ受験大作戦は今回にてひとまず終了(成り行で公開)

応援していただいた皆様には感謝申し上げますm(__)m

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