タイで子連れ狼

何の因果か運命か、異国の地にて親父単独で二人の子を育てることに。

さあ大変の、てんやわんや育児&生活日記

合格 パンパかぱーん

2019-07-27 16:10:03 | 育児

息子が私立M校の算数ギフテッドクラスに合格いたしました、奇跡\(◎o◎)/


 久しぶりに息子の歓喜のダンスがでましたね~

今回はマイケルジャクソンではなくて、ずんずんずんずん小松の親分さん♪の歩き方でした。

仲間内ではかなり優秀な子が受験してるのでダメかと思ったのですが、

30人枠に引っ掛かってくれましたね。

レベルが低いんじゃない?と言われたらそうかもしれませんけど、それでも嬉しいもんですね。

 仲間内では既に噂が広まっているようで、同じY校の理数クラスに通うアンフィル君も合格だそうです。

しかし、P小学校ではオツボネ様だった校長の孫BBちゃんは不合格だそうです。
 彼女の通う中学校はモンフォート校なんですが、そういう優遇はなさそうですね。

カケスのサミーでしたっけ、ニュースだよ!って拡散する役目の子が知らせてくれました。

 

 ←これですね

(画像はネットから拝借でスンマソ)

息子のY学校では今年の傾向対策が始まったのか、50分で100問を解くスピード練習テストを行ったそうです。
息子は70問で時間終了、まだまだスピードが足りてなさそうですね。

 モンフォートの試験では1分40秒で1問を解けている計算になりますから、あと10秒を縮める訓練がいります。

 
「そんなの無理だよ~(-o-;)」と顔をしかめる息子
 
 
やる前から負ける事考えるバカがいるかよ!と猪木からビンタくらいそうな発言です。
 
 
 
 
「自動車レースのF-1なんかタイヤ交換で2秒以内でやってんだぞ!、だから非力なホンダエンジンのレッドブルでも勝てたわけで、誰も2秒でやれとは言ってないからな!」と意味不明な根性論で鼓舞するオヤジでありました。(まるで亀田のオヤジ(--;)


 そういうことで、土曜日の朝はよから学校から呼び出し食らい体操服を着て、ナゼか制服ワンセットをカバンに詰め込んで校門から中に消えて行きました。 休む暇なし( `ー´)ノ

ついでにオヤジも仕事場のLHから電話で呼び出し食らって、LHとLMの責任者二人ともが王様誕生日挟んで三連休とりましたと(ヒラ社員は全員出社w) 
 
仕事場の管理と施錠をお願いね、だそうです 
 
どうなっとんじゃー??
 
 ←これ何のおかず? 
 
どりゃーーーーーーー!!!!!

息子の高校受験勃発 & 娘の親権裁判その③

2019-07-24 15:38:19 | 育児
 

まだ7月だというのに息子の高校受験が突然はじまりました 

 私立モンフォート小中高一貫校です

 

少年少女よ 大志を抱け!

私はキリスト教ではないし、宗教教育の危険性を感じている部類なのですが

学科の授業や道徳&躾けなどでは一定の評価がありますね

 

今回はギフテッドクラスのみの受験
青田刈りでしょうか、県内の学科自慢が集まってランク付けされます

 

 この学校の卒業生には、国外逃亡中のタクシン元首相がいらっしゃいますね

 息子の後ろ頭w
 
 
前日の土曜日が理科や英語の試験日だったようで、日曜日は閑散としてます
 
左が算数クラスの名簿、140人が受験します
 
意外と少ない (;´・ω・)
 
 
試験内容は90分で60問
 
1問にして1分30秒で解かねばなりません
 
終わった息子は自信満々の意気揚々で現れました
 
「できたよ!」
 
「お! すげーじゃねーか、難しかった?」
 
「ん~、そうでもない」
 
「お! 全部終わったの?」
 
「いや、48問解いて時間が終わっちゃったけどね」
 
「じゃ、できてねーじゃねーかー!!(; ・`д・´)」
 
「他の子は30問しかできてなかったよう…(;´・ω・)」
 
計算間違いが3問はあるとして、45点で合格するのだろうか
 
1次試験の後は2次試験、3次試験があると思いますが、入学金を先に振り込まねば次に進めないシステム?
 
よくわかりませんが、10月頃から公立高校の受験も始まるということで、
 
学費値段の手頃なそちらに期待しつつ (;^ω^)
 
1発目の前哨戦は無事に終わりました~


(後で聞いた話、インターネットでの受験申し込みをお母さんにお願いしたところ、

「イヤ!」の一言で拒絶されてしまったとか、荒れてるときは何か理由があるんだね)


 

巨大な家庭裁判城 


トーヤマ左衛門のジョーさまの、おなーりーーーーーーどんどんどんどん

 


そして次の月曜日は、娘の親権裁判の受験日でありました

 

 通訳はご存じ、タイでもっとも良識派といわれるB先生にお願いいたしました!!

 

 朝の9時が集合時間でしたが、どうせ遅刻してくるタイ人たちを見込んでゆっくり出発

 

 9時ジャストに到着してみれば、B先生がすでに入り口で待っておられました

 

(さすが!)

 

 「一般人は建物内に駐車するな」と言われたB先生は少し遠くから歩いて来られたそうです。

 

 そして、これまた「一般人は一階の入り口から入るな(エレベーターに乗るな)」と命令されたようで、膝の悪いB先生は長~い階段を登らさせられ汗ふいてました。

足の悪い人には拷問の階段


階段を登ると、さらに階段ガーーーーー


 

そして中に入ると、もちろんダム弁護士も元嫁もいませんので、エアコンの無いエントランスで汗を吹きふき待たされます。

 

 

 

両側にある職員室はエアコンがガンガン効いてまして、家来どもは涼しくお仕事されてますね。

窓口の中だけエアコンw

対して一般人のお客様というか下級市民は扇風機を自分で作動させます。
 
しかも中には売店がなくて、設置してあるフリーの冷水器には水がはいっていませんので、喉がカラカラになる仕様でございました。
 
皆さん、飲料水を持参しましょう。
 
で、例によって30分後にLHへ電話してダム弁護士に連絡を入れてもらったところ、二階から黒くて大きな顔がヒョイと出てきて手招きします。
 
遅刻してなければOKだ
 
二階にある裁判室に入るように言われて、「また階段ですか?ひーー」というB先生と一緒にエッチラオッチラ登ります

B先生はサンダル禁止と書いてある張り紙をマジマジと読んで
「靴を履いてきて良かった~」と前向きに良かった探しをされてました。

 タイ人はサービスの悪さなんて考えちゃいけない、
それよりも初めての裁判所に感動して国家の威厳に誇りを感じていらっしゃるようでもあります。

ま、昔の日本でもお奉行に文句言う町民はいなかったはずですし…
 
 
 
前国王のお写真が微妙に上


部屋に入ると先客が座っています、どうやら連続で裁判官へお願いの儀式を行う模様。
 
たいして揉めてもない案件なので超テキトーにズバババっと終わらせるのでしょう、四つある裁判官の椅子が一つ空いているし…
 
私の順番がきて、裁判官の前に設置してある箱席に座り、
「ブッダに誓ってウソつかなーい」の宣言をして質問に答えてゆきます。
 
過去の使えない通訳に比べるとB先生の通訳があまりにも的確で快適気分を味わえます。
 
 
「なぜ、あなたは奥さんと交代して育児をされたのですか?」 という質問があったので
 
「それは、彼女がいきなり育児放棄して消えちゃったからですよ」
と空気を読まずに発言してしまい、それをそのまま通訳するB先生(かなりナイス)
 
と同時に、慌てたように躍り出てシナリオ通りに発言させようとするダムダム弁護士が個人的なメインイベントでしたwww

まあB先生はこの間の元嫁の態度を目撃して完全に私に対して同情的ですから、私の有利になるような内容はビシバシ伝えてくれます。
そうでなければ中立、もしくはコンタイチュアイガンのセオリーに則って微妙に突き放されていたはず。

ダムダム弁護士が作成した「お願い文章」を事前に読ませてくれたのですが、かなり中立だったようで「なに?」と思ってくれた感じもします。

弁護士もそうだけど、通訳さんの気持ちひとつで状況は変わります。
とても重要ですよ (=_=)うんうん

 
端っこのオバちゃんふう裁判官はB先生の気持ち通訳と弁護士の慌てように笑ってましたが、真ん中の爺さんふう裁判官はピクリとも笑いませんね。
「あんたー、タイ語はしゃべれるんかいのう?」と怪訝そうな顔で質問されたのが印象的でした。

そして最後に「では、〇子のお母さんは親権を失うことに了解したのですね?」
 
「はい、もちろん!」 で終了。
 
その間、約15分、「あれ? 元嫁はどこ?」 
 
ああ来なくてもいいそうですよ、と言われて気が抜けました(*´Д`)フ~~
 
私の言葉に過剰反応し、感情的になって何を言い出すのか分かったもんじゃない。
来なくて正解!!!
 
そういうことで、欠席裁判の後は来週の書類の出来上がりを待って、それを翻訳して領事館で証印をもらい、日本の役所に提出という流れに一歩前進が見られました。
 
自宅の建屋に付随するタビアンバーンの大問題もB先生が助太刀してくれると仰ってくれてるんでどんでん返しさえ無ければちょっと明るい兆しと言えそうです。
意味不明なLHに比べると、はるかに期待値が高い!!
 
でも安心は禁物ね('ω')ノ
 
 

夏休みは毎日のようにアドベンチャープールへ遊びに行き、タイにいる頃より真っ黒くろすけ

連日5時間も遊んでちゃ黒くもなります

プールでは新旧の友達のみならず、アメリカ人ハーフの子と親友になったそうな

ま、日本人よりはウマが合うだろね 小さいことには目くじら立てないし

そうやって自分の友達ネットワークを増やせるとイイね (*^-^*)


カオパンサー(仏説日)のおぼろ月夜に思う

2019-07-17 12:53:23 | 思った事 考えたこと

昨晩の事、息子からの報告により、彼の母親が店舗を閉めたと知らされた

適切な日本語を探しているかのだろうか、何度も詰まりながら報告する息子の目が充血していて、口が小刻みに震えていた。

ショックだったのだろう、幼少の頃に自分の両親が希望に燃えて始めた事業

母親の利益の源泉であり、そしてプライドでもあった場所が突如として消え去ったのだ。


逆に報告を聞いて万歳しそうになったオヤジ

息子の泣きそうな顔を前に感情を爆発させることもできずに

「そうか、そりゃ10年以上もよく頑張ったよな」と母親を労った。

「あの店はね、場所が良いだけに売り上げは多いんだけどね、そのぶん家賃も高いし利益を絞り出すのが難しいんだよ」と続けた。

「タイで最も使えないと有名なチェンマイ人がスタッフだろ?、年々最低賃金を上げられちゃあ余剰人員も雇えないってこった!」

「少ない人数で回すにはチェンマイ人の民度がリスキーすぎるんだよ、自分がいなくちゃ困るだろと思った途端に態度が横着になるからね」

そう笑って話すオヤジの表情を見て、少し表情の緩んだ息子は目が潤んだまま微笑んだ。

 

本当は、その辺りをメ~が助けてくれるはずだったんだよ、 でも・・・

パパよりも自分の方が売り上げが多いからメ~は勘違いしたんだろねぇ、

自分で経営ができると思ったんだろ…

販売と経営は違うからね、よく売れる人が必ずしも利益を出せるとは限らないんだ


中学3年生の息子にはそろそろ深い話をしても良かろうと思って実情を話してみたが、

途端に表情を硬くして下を向く息子にそれ以上の話は無意味だった。

 

実にあの店舗には初期費用にして約200万バーツをぶっこんでいる

それが露と消えたわけで、ここは落ち込む場面

しかし、なぜかオヤジには無性に嬉しく感じられた

 

「勝った!」という言葉が体内を駆け巡った

 

いや実質は負けている、なにせ日本円を持ち込んで購入した不動産約800万バーツを失ったのみならず

彼女が強引に融資を引いた400万バーツの半分を支払うように裁判所から命令されたのだ(裁判の前にS弁護士が決めていた)

その他、転売とみなされ請求された税金や、度重なる不当な弁護士手数料等、すべて泣きっつらに蜂的に支払わされて銀行通帳が枯渇する瞬間まで行ったのだ。

対して彼女が支払った手数料はゼロに等しい

金額的には完全に負けている

それにも増して、金額なんかよりも愛情を失った人生の損失は大きすぎて量りようもない

 

 

8年前のあの時、滞在家族VISAを失って、アパートで一人、子供たちとお別れしないための方法を模索したが、どう考えても選択は一つしかなかった。

旧知のK氏に相談するに日本大使館領事部へ相談しろといわれたが、タイ人スタッフに牛耳られる領事部からは、なんらアドバイスらしいアドバイスは無くて、それが元凶で窮地に陥った。

きっとタイ人スタッフの策に嵌ったのだろう、ちょっとも情報をくれないナサケナイ外務省職員には未だ恨みしか湧いてこない。

 

そうなった以上は事業を継続させるしか生きる道がなくて、そのためにあらゆる条件を整えて存続を試みた。

なにせ離婚前の口約束を手のひら返しで反故にし、財産の全てを自分所有にと主張した元嫁、路頭に迷う私は「裸で日本に帰ろ」と言われたに等しい。

当初は「二人の子供を引き取って頑張るシングルマザー」としてポーズを取り続けた元嫁。

その育児理由を前面に出し社会的に正当性を訴える元嫁には、会計士、スタッフ、タイの知人からすべての同情票は集まったといえよう。

同時に元嫁は数か所の不動産を店舗の利益で購入したと印象付け、タイ語の不自由な私にはまるで対抗術はなかった。

双方の売り上げを知る会計士は元嫁の主張を信じたに違いない、「また一から稼げばいいじゃん、事業拡大したら?」と言って元気付けてくれたw

裏を返せば「自分で稼いだって言うのなら、その証拠を示しごらん」ということだろう。

 

そんな事で新たに会社を設立して役員に就任、同時に自宅&仕事場不動産を会社名にするため弁護士を雇ったのであるが、その日本人通訳がいるというだけで領事部から紹介された弁護士がとんでもない男だった。

一年を待たずして会社代表が逃亡したのであるが、相談するに何ら手を打つことも無く「心配ない、そんなもんホットケ」というだけで、イザ滞在B-VISAを失効すると「別手数料で助けましょうか?」という弁護士には面食らった。

以後も約束破り放題の元嫁の主張を優先しては、手数料の上乗せを要求された。


困れば困るほど誰かの打ち出の小槌となる自分に驚いたのはこの時だった。

 

ある時は、元嫁と元義姉から「娘にイタズラした」と容疑を掛けられて、それを真に受けているのか弁護士から呼び出されて病院で検査すると脅された。

「もし黒と出た時は、その時は即逮捕となりますが覚悟はよろしいですか?」と日本人女性通訳さんからも疑いの白い目で見られた記憶は鮮明だ。

抱え込んだローン200万バーツを支払い続ける奴隷のような仕打ちに耐えながら、子供たちの笑顔だけがエネルギーの源泉だった日々

それは同時にあらゆる角度からの信用失墜に怯える恐怖の日々でもあった。

 

ガイジンに後ろ盾などない。

 

またスタッフを元嫁から引き抜きされた事もある。

それを止めさせるようにマネージャーLHに注意すると、「私の責任じゃない!この件にはノータッチにさせてもらいます!」と逆ギレされて無視されて、途方に暮れた

その古いスタッフは元嫁から送り込まれたスパイだったようで、LHの友人でもあった。

役目を終えて帰還したのが真相だろう、LHは騙されている事にすら気付かずに、私に対しては友人仲を裂こうとするバカ者だと思ったようで、その後2か月くらいLHの攻撃的な態度に晒されたw

 貪瞋痴の「痴」とはこの事かと思った。

 

更にある時は、競合する業者に同じ商品を販売しているのでは?とお客様から苦情が発生したこともある。

写真を見るに、細かなところまで同じにみえるが3~6年前のパターンばかりだと知れた。

調べを入れて見ると、我が工場から元嫁の店舗にネタが流れていたのが発覚

「それはCH(元義姉)の頃からの慣習ですから、ダメなら止めますよ」と不満顔

「はやく言ってくださいよ」と、さも迷惑被った顔で返答するマネージャーLHには説明の仕様が無かった。

 

挙げるとキリがない屈辱の日々が走馬灯のように目の前を浮かんでは消え

浮かんでは消えて

カオパンサー薄曇りのおぼろ月夜を見上げながら勝利の気分を味わった

 

勝利とは、自分への勝利に他ならない

耐えに耐えて、ここまで継続できた理由はサポーターの皆さまのおかげさま

名も知らぬ、ブロ友様のおかげさま

時期が来れば、それを子供たちに語り継ぐとしよう

 


タイで親権裁判その② そしてタイの医療費

2019-07-09 15:37:39 | 日記
2019年も、あっという間に半分が過ぎて

毎年の苦痛であるB-VISA更新もあっさりと一年間滞在許可をいただけた

今回は例年の抜き打ち会社訪問がなくて拍子抜け

社会保険に加入していない見習い新人を三人も雇っているので、突っ込まれた時にどう説明しようかと心配だったが杞憂に終わったようだ。

とはいえ全ての心配が消えたわけではない、国家指導による人件費高騰、その影響で人材確保が困難な状態には変わりなく、吹けば飛ぶような会社がいつポシャってもおかしくない崖っぷちは継続される。

まるで日本のように≪より少ない人数で多くの仕事量をこなす≫

そんな無謀な挑戦に挑むことになろうとは夢にも思わなかった。

 

 

プロムナードというショッピングセンター、ある日、桟橋が破壊されていた

上を見ると

あの大きな鉄柱が落ちたようだ、これがタイクオリティー?

少ない仕事量を大量の人数でこなすのが従来の慣わし

やはり仕事の質が上がらないままに人数だけを減らした結果だろうか

誰も死んでなければいいが

 

娘の親権移動に関する第一回目の裁判から約半年後に進展が見られた

チェンマイの郊外にある児童局だかなんだか知らないが、そこに全員集合だと連絡がきた

通訳を雇ってこいと局からの指示があったようで、タイ語学校のB先生に同行をお願いした

朝9時に集合であるが、当日の朝にダムダム弁護士から会社へ電話が入り、

彼の「元奥さんには連絡しましたか?」という素っ頓狂な質問に唖然とした。

どうやら自分から元嫁に登場をお願いせねばならなかったようで、しかも弁護士は同行しないそうな。

「彼は弁護士だろ?、なんで弁護士が来ないの? 手数料1万バーツ追加したよね?」と取次ぎのLHに毒づくも、集合時間は迫っている。

現地にB先生を一人で待たせるわけにもいかず、固まるLHを無視してバイクに飛び乗った。

 

メーリム地区にある児童局?

建物の中に入ると6年前の記憶がよみがえる

やはり親権裁判の前、ここで細かな事情聴取をされたのだった

しかし案の定、約束の9時を過ぎても元嫁ACは来ない

LHからダムダム弁護士に連絡を入れてもらうが、今度は居留守を使っているのか、或いはLHが連絡したくないだけなのか、全く埒が明かない。

見るに見かねたB先生が「私からタナーイ(弁護士)へ電話してみましょうか?」とスマホをプッシュしはじめた。

一発で弁護士とつながったB先生は、少し話すだけで通話を終えた。

「ん〜、、、何だか、はっきりした返事ではありませんが‥、」と当惑ぎみ

そんなB先生のご好意を無駄にもできないと、不本意ながら自ら元嫁ACへ電話することにした。

「ハロー、ハロー、もう待ってますよ~」

「フンワ~? ああ~昼からでいいじゃん、バーイモンな、バー―イモン!(昼一時)」

どうやら寝てたようだww 

「先生! バーイモンと言ってます、はははは(≧▽≦)」 すっ呆けて笑うしかない

勝手に昼一時に変更されたが、来ないよりはマシだ

「ああ、ダイジョウブですよ、私は昼までロータスで待ってますから気にしないで」

事情が少し飲み込めたB先生、苦言ひとついわずに理解を示してくれた

疑い深く怪訝そうな表情の担当職員さんがイライラしてるようなので、B先生から一通り段取りを説明していただいた。

「もしK子ちゃんのお母さんが昼の1時半までに来なければ今回の面接は流れるそうですが、mugaさん一人だけでも先に面接を済ませましょう」と、B先生は敵前逃亡の弁護士の代わりに場を仕切ってくれた。

 

「なぜ、娘さんは日本行きを決断されたのですか?」

「娘さんが日本行きを決断したとき、お母さんはなんといいましたか?」

「そもそも親権を移動させねばならない理由はなんですか?」

担当官からの質問がB先生による正確な通訳ごしに小一時間ほど続く。

「娘は日本に友達がたくさんいて、日本が大好きなのです」

「お母さんは、それは滅多にないチャンスだから行った方がいいと言いました」

「ハーグ条約により、親権がなければ外国人扱いになります。つまり日本人ではあるけども日本人とは同等の学校サービスは受けられないと聞きました」

ひとつひとつ丁寧に答える私、B先生からのタイ語をコンピューターに打ち込んでゆく担当官。

 

なかには首をかしげるような質問もある。

「元奥様とは、何年の何処で会いましたか?」

何年って?、いつかなぁ…(それ、子供の親権と関係があるのかな?)

何処で会った?って、あれは確か…(いらんこと思い出させるなぁ!!段々気分悪~なってくる(;´Д`)

 

「今の収入はいくらですか? 娘さんには金額いくら送ってますか?」

収入? そりゃ日本人の役員は5万と国家から決められてるから税務署には5万で申告してるはずですが?

「5万ですか? 前回は10万と言ってますよ」

(しもたー!印証良くするために下駄履かせてた、なら10万でもいいです(゚Д゚;)

娘への送金の方は 塾だけでヌンセーン(ここはタイ語で)だす!

<(`^´)>エヘン ←バーツじゃないけどね

ま、そんな感じで担当官の表情がいくぶんか和らぐのを感じながら面接を終えた。

とりあえず解散して昼の一時に再集合するのだが、面接中に体調が悪化

風邪のような症状に見舞われ、体が動かなくなった。

バイクの運転すらフラフラ危うく、一旦帰宅して30分の仮眠、自動車に乗り換えて再訪する。

 

 

タイのユニクロで売っていたTシャツ  まろやかな舌触りが甦る

 

そして昼の1時、元嫁は来ない

1時30分に着信、元嫁は開口一番「どこ?」

「どこ?」って、「ここでんがな、そっちはどこ?」

「サーラカーン(県庁)のどこよ、CH(元義姉)がココっていうから」

「サーラカーン? ちがーーーーーーう!!! マップ送ってるだろ」

「じゃあもう一度送って、今すぐよ!速くね!レオレオ!!」

(命令するなちゅーに!)

どーせ遅刻の責任をCHに被せたのだろ、不誠実なタイ人がよくやる責任逃れ法w

 

30分後に後ろの方から「カッカッカッ」というヒールの音がしたので振り向くと

ずんずんずんずんと歩いてくる元嫁が目に入った

「お!来た来た!、奥の部屋だよ、宜しくね」と愛想よく指さす

機嫌を害してヘソでも曲げられたら厄介この上ない。

「あ、こちらはB先生、通訳で助けてもらいました」

丁寧に両手を合わせて「サザディーカー」と挨拶をするのはB先生だけ

一瞥くれた元嫁は「あ、」と軽い会釈だけで奥の部屋に入って行った。

あちゃーと汗が吹き出し「すみませんね~、あの態度で」と、嫁でもないのに謝ってしまう私

眉毛が下がってしまったB先生は「ちょと変な感じがしますねぇ、普通のタイ人ならワイにはワイで返しますから…」と、私の事情を更に深く理解してくれたのだろうか、同情の憐み目線が痛かった。

30分で面接を終えた元嫁、部屋からでると誰にも目線を向けずにずんずんずんと帰ってゆく。

横を通る瞬間を見測らって「お疲れ~」そう労うと、一瞬だけ口をツンと尖らせてそのまま無表情で帰って行った。

まったく~自分都合で関係者一同が振り回されているのに気付いているのだろうか

ま、終わったから上出来だよ、娘のために時間を割いただけでも上等だと思ってB先生の方を振り向くと

「ちょっと、私はタイ人として恥ずかしい気持ちがあります」

眉毛の下がったままになっているB先生はそういって考え込むように下を向いている。

「なんでこんな女性と結婚したの?」と明らかに目で訴えているが、当時は性格が良かったと言っても信じてくれないだろう。

騙されてたんじゃないの?って言われたら、言い返す言葉もない。

そういう裏も含めて「恥ずかしい」と仰ったのだろう。
 

「まあ、普通の人間と思ったら腹が立ちますが、精神障害と思えばなんてことありませんから」

そう慰めともいえない返事をするしかないが、

「いえ、さっきの弁護士の人も、自分に責任がないような言い方をしたのですよ、弁護士なのに…」と言った切り黙ってしまった。

ここはあえて、このような人間を大量生産している原因がタイ国にあるとは明らかにせずに置くしかない。

先生とて子供の頃からタイ国は良い国だと擦り込まれて育っているわけで、それはタイ人と自分を同一視している事で明らかである。

「タイ人とタイ国をバカにするやつはタイから出て行け!」

「仏教を冒涜されたらなら 僕は怒ります」

このようなフレーズはたびたび目にするが
国家や宗教と自分を同一視するように仕向けられていて、その統治の仕組みに気付いていない以上は
私のような外国人から自国の恥部を指摘されたくなかろう。

「同じタイ人でも、先生とはぜんぜん関係ありませんからね」

そう慰めるに留めて、ダラダラ流れる汗とクラクラする目眩に耐え切れず、お礼の言葉もそこそこに切り上げて解散した。

ちなみに、夕方LHに電話してきたダムダム弁護士、

元嫁の登場に「え?来たの?良かった~」と話したらしいwww

 

小さなサボテンから大きな花が咲くこともある

 

その晩、38度の熱が下がらずに、息子を通訳に連れ立って夜中の9時から病院へ

血液検査のみ、学生ふうのドクターからは詳しい話などなくて明日の再診を予約した

次の日も血液検査、今度は日本人顔の若い男性通訳さんがついてくれた(たぶんハーフ)

若い女性ドクターから白血球が少ないと指摘されたが、これは20年前のPET検診から少ないと指摘されている。

20年間で何度も少ないと言われているが、ではどうやって増やすのかは知らされた事がない。

たぶん体質ってやつだろうと諦めている。

そして、女性ドクターからはデングー熱の恐れがあるので明日も血液検査を行いますと再再診の予約

支払いは昨日の半分以下なので「なんで安くなったの?」と質問するが、「わかりませーん!」と明るく答える通訳さんと明日の再会を約束した。

三日目の日曜日には体調が少し回復基調、念の為に嫌がる息子を帯同した。

やはり姿をあらわさない通訳さんを一時間ほど待ったが、息子の顔を見た女性ドクターは安心してタイ語で診察開始w

結果デングー熱ではないと診断されて注射針から解放された。


初日の検査から白血球の量が4200→3300→2000と減っていて心配になったが、それは体の中にある病原菌と白血球とが戦っているからだと息子の通訳で知らされ、心配過剰からも解放された。

息子の通訳、少しは役に立つようになったかな?

 

 白血球のコードはWBC   ワールドベースボールクラッシックで覚えよう!

青春てなんだ あの白いタマ〜♪

夢があるから青春だ 打っても投げても力の限り〜

イノチ燃やす時は今〜♪

俺の白血球もイノチを燃やしてガンバれよ!!!

少ない数で大量の仕事をこなせwww

 

え〜、三日間に渡る血液検査の医療費

1449Bt、647bt、1167Bt と、なぜか初日の学生ドクターが一番高額 (゚Д゚;)ナンデ?

 

 

でも、ジャンボの薬代に比べると?

ジャンボの方がタケ―よ(´;ω;`)ウッ…

 

 

ウシシシシ…