タイで子連れ狼

何の因果か運命か、異国の地にて親父単独で二人の子を育てることに。

さあ大変の、てんやわんや育児&生活日記

N-MAX155 走行距離7万km(ちょっと手前)

2019-09-18 15:58:57 | バイク
購入して3年と9か月で7万kmに到達しようとしています
一ヵ月にすると約1555kmを走った計算
一日にして、約51km、そんなに走ったかな?

燃費は約1L=41km
7万km÷41=1707リットルの燃料を消費
ガソホール95が約28バーツとして
1707×28=合計47796バーツの燃料代を食いました
一ヵ月で1062バーツ、一日で約35バーツ(123円)の燃料代となります

もしWave125iだと1L=58km走るので、一日の燃料代が25バーツ(88円)で済みますね。 だいたいそのくらいの違いとなります。

これがもし、トヨタVIGOトラック3Lディーゼルターボだったらなら?
一日の交通費が145バーツ(500円)くらいにもなります。
もちろん無駄走りは少なくなるのですが、その代わりに維持費が嵩上げされます。

大谷翔平選手のように毎回160kmの剛速球を本気で投げていると肘のパーツが壊れたりするのですが、車やバイクで7万kmの距離を走れば、サスペンションのバネやダンパーがヘタるし、エンジン内のパーツが抹消してしまいますね。

通勤路途中に少しバンクぎみな高速カーブがありまして
ビシッと前輪荷重で狙ったラインをトレースすると時速90kmで曲がれます。
しかしここ1年くらいは路面ギャップで滑るというか、グニャグニャして危ないので75~80kmくらいまで落として曲がってました。


そこで新品に交換しようにもN-MAXの純正サスペンションは評判が悪くてですね~
硬くて乗り心地が悪い割には踏ん張りもきかない安物だとオーナーたちから酷評されています。

で、思い切って高性能な社外品をつけたろか~思いまして、アマゾンなんかで物色するとYSSというメーカーの物が1万円弱で良さそうだなと
気になっちゃうと市内を走るバイクに目が行くわけで、なぜかYSS装着車が多くて、
でもどこに売ってるのか知りません。

そこでN-MAXだけに、有名バイクブロガーのMAXさんに相談したところ、
「YSSのだったらタイ国製品だからどこでも山積みにしてあるでしょ?」っていうじゃありませんか、てっきり台湾製だと思ってて目に入らなかった。

で、偶然見つけたバイク部品屋さんに入ってみると、ありました
しかも山積みでした(;^ω^)

青、赤、黄色がありましたが、 やっぱり中学校時代の塾先生が語ってくれたエピソードによると、高倉健さんには付き人に青木という男がいたそうで、撮影中に大声で呼ぶんだそうです。
青木ーーー!!!
「へい、なんすか健さん」
チョコ!!
そして青木さんがおやつのチョコレートを差し出す時に「今日は何色にしますか?」と聞くのが使命だったそうで、健さんは「赤!!」と答えてたそうなんです。
で、私も赤にしました(青と思いました?)

同郷の大先輩である健さんにあやかり、赤で引き締めました

ところが数日後に事故りまして、N-MAXは約10日間の修理ドック入り
戻って来たかと思えば、こんどはエンジンの辺りから異音が鳴り響きます。
具体的には、時速35km~50km辺りでヒュルルル~と高音の音が
同時にエンジンから微振動、ブルブルとノッキングが発生してます。

こりゃ変だぞと思って、ヤマハ店へ持ち込んだところ「エンジン内(ギア)に問題があるだろ」と
メカニックは中を見ずとも部品発注しました。
ってことは、良くある症状なのでしょうかね? 
まとめて3千バーツくらいするよと言ってますね。

それから約10日間はスペアのWAVE125iの出動となりましたが、やっぱり7年くらい前のバイクですからね。 
「これはやっぱり後ろのサスペンションを交換するべきだろ」と思いまして(味をしめて)
今度は作業場を併設する部品屋さんで購入、同時に装着もやってもらいました。

色んなパーツが売ってます


研磨したりボーリングしたりする部屋です 下町工場の匂い

細い純正に比べるとYSSは太くて隙間が狭まりチェーンカバーは装着できません

作業員の兄ちゃん、真面目そうですね。
DQNっぽい専門学生に混じって待つこと約30分で完了
確か装着工賃は50バーツという破格値ですから自分でやるより安い??
なんだか申し訳ない気持ちになりますね。
日本でやってもらうと2千円はしますか?

そういうことで、しばしWAVEのマイルドな走りを楽しみましたが
ヤマハから電話がありNMAXの修理を終えたと連絡がありました。

新生NMAX君はエンジンスタートから静かです。
既にエンジンが始動しているのにセルボタンを2度押しするくらい微振動。
さらに乗って驚き 「あ、こりゃ新品だわ!!」というスムーズさで感動
もうあの忌々しいヒューヒューブルブル音がしません。
「あ~、新品の時はこんなに滑らかだったんだ~、、、」

N-MAX155の交換した部品はコレだ!!!!

駆動系のギアとシャフトですね、 それとベアリング

んん???


ベアリングが割れてるやん

ま、これに近い部品は全部替えといた方が無難でしょう

しかし、たったの7万km

私は毎日のように時速100kmで走行するし
もし日本で静かに乗ってれば、10万kmは大丈夫な気がします。

さて、気になるお値段は?



値段は上から工賃が500バーツ (゚Д゚;)ハッ
そしてギアやベアリング類が並んで、ギアオイル150cc
下から二番目は後ろのブレーキパット
しめて、3093バーツ(10900円)となりました
(あの病院の消毒料よりも安いじゃん!なんて言ってはいけません)
 
次はピストンやバルブ&カム辺りがヤバいですかね?
エンジン内、もはや老後ですから全開アタックなんてヤンチャは止めて、いたわりながら走りましょう(;^ω^)



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またまたタイで事故ってみた

2019-09-14 17:47:23 | バイク

タイで自動車なりバイクなりの運転をしていると、とんでもない事故に巻き込まれたりするもんです。

 その日は朝の9時ごろだったか、まだまだ通勤送迎ラッシュが冷めやらぬ時間帯、チェンマイ市内をぐるりと囲む幹線道路、通称スッパーハイウエーを空港側に向かって走ってました。

途中にセブンイレブンがありまして、そこは駐車スペースが無きに等しくて皆さん路駐でお買い物をしてます。

もちろん交通量の激増する朝夕の時間帯は駐停車禁止なのですが、そこはタイですから三車線のうちのひとつを路駐の列が塞き止めてます。

残りの2車線では大急ぎの自動車やバイクがビュンビュン走ってますから危険極まりない状態です。

セブンイレブンなどでお買い物をする自動車が走行路線から出入りする時には二車線同時に塞き止める事になりますから、後ろから走ってくる車両は特段の注意を怠れません。

路駐を終えて走行路線に戻ろうとする車両としては、まずはゆっくりと頭出しすることで、自らが「今から車線へ出ますよ」という意思表示を後続車へ伝える必要があるのですね。

この儀式を怠って突然車線に飛び出したりすると確実に後続車と衝突します。

タイの町を移動する時、ドライバーやライダーがノロノロと運転している場面に必ず遭遇しますが、我々日本国の運転技術を体得したドライバーからするとイライラしてしまいます。

「待ってんだから、はやく行って!」とか「もっとキビキビ走れないの?」といったイライラ言葉が脳の中で渦巻くと思いますが、実は、そんな動作の遅さには「危険を避ける意味」があるのです。

はっきり言って、タイ国のようなルールの曖昧な発展途上国でキビキビ走るのはNGです。

 一般幹線道の法定速度が90kmだったりするし、かっ飛ばす場面では危険なほどにスピードを出すタイ人なのですが、事故が多発するような危険な場所になると信号機すら信用せずに特段に注意しながら走行しています。

そんな交通事情を知らない我々外国人にとっては、タイ国の道路は地雷地帯と言えるでしょう。

危険な場所がそこかしこに用意されていて、交差点を通行するときや車線変更を行う時は、自分でもイライラする程にゆっくり走った方が無難だと思います。

 

 さて、その時は時速60kmくらいで走行してたかな? 

通常は追い越し車線を90km~100kmで爆走している区間なので、気分的に遅いスピードですから油断したのかもしれません。

突然、左側の車列から白いセダンが飛び出しました。

急ブレーキにより前後ABSが作動しまして、カウンターを当てて後ろタイヤを滑らせるような回避運動にはなりませんでしたね。

それやったりすると右側の高速移動車からぶっ飛ばされますからね。

「間に合わない!」と思う間もなく衝撃吸収体勢をとりました(いつものようにw)

自動車運転席の右側面辺り、私の左ハンドルからドーーーん!!とぶつかりました。

追い越し車線に倒れたりすると、もし後から大型トラックが来てた時に挽肉ミンチにされますから、もう倒れないように、とにかくコケないように踏ん張りました。

 

 運良く後続車が離れていたこと、またぶつけた運転者が硬直せずにブレーキを踏んでくれたので大事故にはなりませんでした。

かなりの衝撃を受けまして、身体の左半分をシコタマ強打してます。

主要な骨と関節には異常なし、腕と膝とくるぶしの三ヶ所に損傷があり流血が確認できました。

「コノヤロ!」と思って運転手を窓越しに睨みつけましたが、白いセダンから出てきたのが、なんとエアーエイジアの赤服、フライトアテンダントさんなんですね。

「コートー!コートーナカ!」(ゴメンナサイ)としきりに謝ってますので、怒るに怒れなくなりまして(笑)

「血が出てますよ、痛いですか?」なんて気遣う赤服さんの顔を見ると、これがなんとBNK48にもいないようなパッチリお目目のカワイ子ちゃん。

「あいや~、大したことないですよ、骨は大丈夫だから」なんて態度を豹変させながら、彼女の自動車を見ると側面がボッコリ凹んでミラーが根本からボッキリ折れてます。

で、私のバイクN-MAX155といえば、左全面の外装がバキバキに割れてます。

でもホイールやフロントフォークが曲がるようなダメージはなさそうです。

「あ~こりゃバイクの修理代より自動車の方が高くつくわ…」なんて思いながら、しかし明らかにぶつけたのは彼女ですからね

私の腕でブチ折ったバックミラー 

「保険ありますか?」と聞いたところ、潤んだキラキラ瞳で見返しながら「保険、入ってないんですよ~・・・」ちゅーじゃありあませんか。

タイの田舎では強制保険に入ってても、高額な任意保険に加入している人は驚くほど少ないのです、加盟できないほど貧困な人も多くて、また人の命が安いっていう事情があるからでしょう。

 「あちゃーどうするかなぁ、警察呼んだ方がいいかなぁ」なんて考えて、まずは仕事場の責任者であるLHに電話して地元流の判断を仰ぐしかありません。

仕事に没頭してたのか「またか」っていう面倒そうな態度になるLH、来たくなさそうな雰囲気が伝わりました。

「たかが4kmほどの距離をしぶるなんて」、痛みに耐えながら無性に腹が立ってきました。

「来たくないのなら来なくていいよ(マイヤークマー・ゴー・マイトンマーナ!」と二回怒鳴りつけてやっとこさ、しぶしぶ「私が行きますから」という返事がありました。

「いつか絶対にクビにしてやる(-_-;)」なんて逆ギレしながら待つこと約15分、LHが登場したころには赤服さんのお母さんも到着していて、LHとアチラ母親との現場検証になりますね。

しかしこの母親が実にクセ者でして、全面的に非を認める娘さんを押しのけて

「アンタは黙ってて!」と前面で腕まくり、喧嘩両成敗を主張したそうです。

どっちも悪いんだからお互いの損傷は自分で修理すればいいと主張。

この時点で普通の日本人なら「はぁ?」ってなりますよね

今回の事故は駐停車禁止区間から飛び出した事故、その時点で10対0

どう考えても50対50は有り得ない話じゃないですか?

もし前回の事故のように「前方不注意」なんていう言い掛かりをつけられても、9対1ではないかと思ってました。

その母親の強引な態度にカチンときたLHは、「それはないんじゃない?、血が流れてるんだよ」と抗議したそうです。

するとその母親

「じゃあ病院かバイク修理か、どちらかを選びなさいよ!」

と譲歩したポーズで交渉開始しました~

更にカチンときたLHは「それは飲めない、治療は受けないといけないし、日本人はバイクが大切だから」と意味不明な説明

「それ違うぞ、大切なんていうレベルの話じゃない」と思いましたが

すると赤服母さん

「なんで日本人なのにバイクなんかに乗ってるの?」

「キーニャオ!!! (ドケチ)」 と罵ったらしいです。

 なにが哀しゅーて被害者の私が罵られなくちゃならんのか?

普通の日本人ならば理解できませんよね、

階級社会のタイでは「大きい=エライ」、「外人=金持ち」このような大雑把な図式があるようでして、特に外国人観光客で潤ったチェンマイの人間にとっては「外国人は貧しいタイの田舎に富をもたらす者」という認識があります。

その母親の年代では、まだ貨幣経済が浸透していない子供の頃からそのような常識を丸被りして育ったはずです。

よってお金をバラ撒く役目の金満日本人

小さな乗り物に乗っている=ケチ

とまあ、このような思考回路でしょう(笑)

ステップも割れてます、衝撃で内側のくるぶしが切れました

そいうことで、相手は少しも払いたくないという態度を硬直化させてますので、LHは早々と示談を諦めて警察に電話しました。

タイの事故では、軽傷である場合は警察を呼ぶことは稀で、なるべく示談で済ましちゃう傾向があります。

基本は「もっているヤツが出す」、保険だろうがお金だろうが持っている方が出せばスムーズに解決するという流れなのです。

持ってない人間は出しようがないですからね、日本でも加害者が居直って弁償ぜずというニュースがありますね。

そして、ぶつかった人間はチョークマイディー(運が悪かった)と見なされて、自分自身でもそう見なすような風潮で、いわゆる泣き寝入りですね、それが一般的な常識となっている気もします。

しかし、今回は赤服母親の態度がよろしくないということで、LHがムリして警察を呼びました。 

待つこと30分、やる気のない態度でフニフニフニ警察登場~~♪

ろくすっぽ現場検証などせずに、テキトーに両側からの話を聞いてます。

「じゃ、警察署で話し合いでもしましょうか」ということで、市内の中心部ワットプラシンの近くにある警察署へ向かうように指示されました。

 場所を移して話し合いをする段取りなのですが、驚くことにタイの警察は事故現場検証はやらないのですね。

どちらに過失があったのか、またはどちらに非が何%あるのかなんてどうでもいいとばかりにバイクに跨って颯爽と去っていきます。

朝の事故現場は路駐車でいっぱい  頭を出して出発のタイミングを待つ

 で、警察署の中では赤服のお父さんまで参上して、お母さんが事故処理担当官にアレコレと訴えかけてますが、後で聞いた話では「自分には警察官の知り合いがいる」と、それも役職の高い人物だというコネですね、コネを使って話を有利に持って行こうとしたらしいですね。

タイ国では「何を知っているかよりも、誰を知っているかで決まる」という暗黙公然のルールがありますので、日本人からすると「見境ない恥ずべき行為」に見える母親の態度は「然るべき当然の交渉ロジック」となります。

対してこちらには有力な知り合いなど居ませんから切り出すカードなどなくて、

警察からは「お前からもナニか強力なカードは無いのか?」という目で催促されてますw

「困ったな~」と思って隣にいる頼りないLHを見ても、オドオドしてるだけで役にたちそうにない。 そればかりか「話し合いに通訳が欲しいそうですよ」なんて言って、自分が矢面に立つのを露骨に嫌がっているwww

そういえばちょうどタイ語授業の日だったなと思い出して、B先生に電話してみたところ、有難いことに「私が行きましょう!」と助太刀を買って出てくれました。

金持ち中国人ふうにガタイのあるB先生(女性)が登場すると場の空気がガラリと代わりますね、やっぱりタイでは多勢に無勢、人数で状況が一変しますねからね。
B先生からは、「あのお嬢さんは礼儀がありますが、お母さんは喧嘩腰ですねぇ、私に対してもとても失礼な態度ですよ」と、細かな状況を説明してくれました。

「では、そろそろ話し合いをしましょうか」
若い担当官から奥の部屋へ行くよう促されて席を立つも、B先生とLHは座ったまま。
「あれ?」と後ろを振り返るも、「どうぞどうぞ、おひとり様で」と送り出されます。

理由はですね、うるさい外野の加勢があると更に揉める可能性があるので、当事者同士で話し合えってわけです。
「じゃなんで通訳を呼んだんだよ」とぶつぶつ言いながら奥の間に進みました。

しかし困りましたよ~、私は難聴気味なこともあってお互いの変な英語じゃ理解できないし、
タイ語だとまあなんとか、知ってる単語なら聞き取れるのだけど、フニャフニャしたチェンマイ語じゃお手あげですもんね。

それでジャッジの警官から「結局、あんたは何が欲しいんだ?」と聞かれて

「え? 欲しい? これって要求なの?」

驚きましたね~、自分は被害者だとばかり思ってたのだけど、
なんと「要求する者」に成り下がってる、いや、成り下げられている

娘みたいなお嬢さん相手に、あれこれ欲しいってカッコ悪くて言えないしね~
(;^ω^)ははは 「うまい言い方するね」なんて感心したりして

なるほど、それで「ケチ」と罵られたのかと・・・
要するに、大人物ならば小娘ごときには出費させられないだろと?
逆に自動車の修理代くらい出してやりなさいよってか?

それでまあ、小人物の日本人としては~(爆)
世界的な常識でもないっていう「ルール」や「善悪」ってやつで判断してしまうわけでして~
「治療はいいからバイクだけ修理してあげて」と
超カッコ悪いお願いを(させられました) (〃ノωノ)オナッシャス
お嬢さんは、大姉貴らしく「わかりました」といって深々と手を合わせてワイしてくれましたw

そんで流血など小さい事は忘れてあげた、私の大人物然とした(セコい)姿に感動してくれたのか??
警察官が救急隊員を呼んでくれて患部を消毒してくれてましたね。
で、「君のバイクは自賠責保険(のようなもの)に入ってるから病院で治療できるように書類を書いてあげよう」と、読みにくいキタナイ字で事故証明を書いていただきました。

B先生が「ええ~? どこの病院でもタダで治療が受けれるんんですよ、私も知らなかった~、どこの病院にします?、バンコク病院に行きたくありませんか?」と盛り上がってくれてましたとさ('ω')ノ

めでたしめでたし



ではなくて、まだシチめんどくさい交渉事が残ってます
まずはバイク屋で修理の見積もりをしに行きますよと、市内のヤマハ発動機デューラーへ向かいます。
あちらのお母さんはバイクから外れたバックミラーを握りしめて、「これまだ使えるでしょう?」とか、「この部品はまだ使えるじゃん!」とか、ウルサイことウルサイこと(;^_^A

声闘文化というそうですが、タイ国では声の大きい方が有利になるという場所でもあります。そのセオリー通りに大声で注文を連発する赤服のお母さんは勝負顔。

対して、うちのネゴシエーターであるはずのLHは?
あれ、どこ行ったの?

ここで忽然と消えたLHの代わりにカチンと来てくれたのがB先生、
「ああ~これ全部使えないよ、全部交換しましょう」と言ってくれて、無事にカウル類は交換となりました。
(もし黙ったままならボロボロの部品のままです)

終わった頃を見計らったように戻ってきたLHは、買ってきた肉まんをB先生に手渡しました。
両手に肉まんを握ってモグモグ立ち食いするB先生、アリガトウございました~

お支払いはお母さんじゃないですよ、赤服のお嬢さんです。
「お母さん、ケチはアンタだろ!!」とか思いながら、手渡された領収を見ると2800バーツ(約1万円)
「あ、安っす!! これなら自腹で支払った方が良かったかなぁ」 なんて口から出ちゃったもんで、隣で肉まん握ったままのB先生が固まってしまいましたね
先生の顔は明らかに「なんで私、頑張ったんだろ?」って表情です。

(;^ω^)やははは

「あでも、あれは彼女のために支払わせた方が良いのですよ、痛い目みると次回からは注意して運転するはずですから」なんて言って、その場を丸く収めましたとさ 

めでたしめでたし('ω')ノ


ではなくて、その後は市内の(高額で有名な)総合私立病院へ直行
といっても消毒は終わってますからね、ドクターからチョイチョイと診察を受けて、その場で特段にセクシーな看護婦から無意味な消毒のやり直し、そして無意味にセクシーな看護婦からユルユル包帯を巻いてもらって終わり。
化膿止めの抗生物質を受け取って

さてハウマッチ!!!

ま、これは自賠責保険(のようなもの)で支払われる金額ですから
あまり鬼の首取ったように発表するのは気が引けますが
小さな声で、3495バーツ(12300円)、しました (病院名は伏せます)

面白かったのは、常駐の通訳さんたちが臨戦態勢で全員総出動してきたこと
B先生はスパイではありませんぞ!! 

まとめです
①小さな事故なら警察は呼ぶな(面倒しいのが10倍になるから)
②日本人ならば、小さな金額は自腹で出せ(泣き寝入り上等?)
③普段から、助けてくれる人脈を築け(タイ人が助けてくれる自分であれ)

そんなとこですかね、私は全部できてませんけどね ( ̄▽ ̄;)あ~あ

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