さかな

魚屋さんの店先のささやかな素話...。

ふたりは仲良し。

2006年06月21日 | 庭先から
ふたりは仲良し。
ポーチュラカの花です。仲良くふたりで咲いていました。

そして・・・
***スイトピー***


***紫のサルビア***


***チェリーセージ***


***バーベナ***


そしてそして・・・
***双子の卵***(ずいぶん前の写真ですが、いただきものですべて双子の玉子でした^^)


それから・・・
***KIMIちゃんとKIYOちゃん***
ふたりはお店にくる仲良しのおばあちゃんです。
KIMIちゃんはKIYOちゃんのために、KIYOちゃんはKIMIちゃんのために買い物をします。
それぞれお二人がお店に入ってくるなり・・・
「KIYOちゃん来た?KIYOちゃんにコレ、買ってってやるか・・・。」
「あれ~KIMIちゃん来たかしらね~。まだ?じゃあこれからかな?帰りにウチへ寄るって言ってたしね。」

KIMIちゃんとKIYOちゃん。
お互いをそう呼び合うので、いつの間にか私も・・・
「今日はKIYOちゃん見えましたよ!」とか、
「あれっ、KIMIちゃんはまだいらしてませんよ。来るって言ってました?」
と、お客様なのにそう呼ぶようになりました。
ほんとに・・・ふたりは仲良しでした。

先日、突然KIYOちゃんが亡くなってしまいました。
ほんとに突然でした。私はKIMIちゃんのことを想い、泣けてしまいました。
ダンナが魚を売りにKIMIちゃんの家へ行くと、
「あっしは、KIYOちゃんが死んだなんて思わないよ。KIYOちゃんちに行かなければいいんだ。
KIYOちゃんは家にいる。あっしが行かないだけ。そう思うようにするさ。
でないと気持ちがどうにかなっちゃうよ。」と、言っていたそうです。

そして、しばらくKIMIちゃんはお店にも来なかったのですが、最近また、来てくれるようにました。
前だったら「KIYOちゃん来た?」と元気に聞いてきたのに・・・
「今日は何にするかな~。やつらに(お孫さんです^^;)豆腐でも買ってってやるか・・・。」
お店では、KIYOちゃんの名前をひと言も出さないKIMIちゃんでありました。
繕い物の仕事をしているKIMIちゃん。
私は娘の制服の裾上げをお願いすることにしました。
KIMIちゃんが早く元気になられますように・・・。
そして、KIYOちゃんのご冥福をお祈りしています。

庭にハルジオンも仲良く咲いていました。


***ふたりは仲良し***