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蔵馬ウケネタ、日常のことなど思った事を綴る。

ドールからの恋

2018年06月04日 23時31分27秒 | 思うこと


某アニメを見ていて浮かんだネタをちょっと書いてみます。

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蔵馬は、
「くらま」と呼ばれるドール(機械の人間)である。

ある国の軍人、飛影の所有物であった。

ドールはとても機能が高いドールで、
「くらま」はとても優秀だった。

普段はスーツを着て、飛影の執事のような仕事をしている。
飛影のために商談の予約の電話をして、
飛影の食事のお茶の用意は蔵馬がする。料理はしないけれど、蔵馬はメイドと同じような仕事をしている。
飛影は蔵馬が入れた紅茶の味がお気に入りで、
蔵馬は、夜眠る前に飛影の紅茶を入れる役目もしている。

ドールなので、
蔵馬は機能に入れられていることはやる。

飛影は公爵の地位にあるので、
その地位を狙うものもあり、
(飛影の領地はとても優秀な産物がとれるのでそれを狙う他の貴族もいる)
来客が持ってくるお土産のケーキの中に毒が仕組まれていることもある。

それを蔵馬が早くに気付いて、
こっそり厨房で毒を吸い上げたりしている。
飛影には気付かれないよう、裏で飛影を護っている。

ドールなので、無茶をしても大丈夫だと想っていたのだが、
ある日飛影の取引の相手である黄泉がやってきて、
蔵馬に目をつける。
綺麗なドールだというので、
蔵馬がほしいとかけあうが、飛影は断る。

そのうち、黄泉がある日持ってきたお酒に毒が入っていることに気付いた蔵馬が、
それをいつもの通り奥で処理をしていた。
毒を吸い上げて、吐き出すのがいつものやり方なのだが、
蔵馬が裏で処理をしている間に、もうひとつ飛影に差し出したハンカチにも、目視は
出来ないほどの毒が仕組まれていて、
飛影が一瞬めまいを感じてしまう。

部屋に戻った蔵馬がそれを見て、
焦って、蔵馬の唇から毒を吸い上げようとする。
蔵馬をとりあげようとする黄泉は、飛影を刺そうとするがそれをかばって
蔵馬は肩に怪我をする。
けれど蔵馬はドールなので、人間のように怪我で死ぬと言うことはない。

ドールにとって、致命的なのは
ドールなのに感情を抱いてしまうことで、
そのとき
「ひえい」
ではなく、いつもより早い口調で
「飛影!!!やだやだ!」
と言って泣き叫ぶ。
そこで機能が混線してしまい、異常と判断して、ドールの体が壊れてしまう。
蔵馬は倒れて、動けなくなってしまうが
「飛影、飛影、助かって」と言うこと感情が巡るばかり。

で。
蔵馬の本体はそこで動けなくなってしまう。

飛影は助かり、数日経って蔵馬が目を覚ます。

からだは人間と同じなので(見た目は)目を覚ますと蔵馬は前と同じように
綺麗な微笑みを浮かべたが、
飛影のことは覚えていない。
そこで、飛影は今度は決意をする。
「俺は、お前が忘れても、今度はお前に俺を思い出させてやる」
今度こそ、離さないと蔵馬に囁く。

と言う話を考えました。

京アニの…某アニメを参考にした話なのですが…この話お風呂で思いついたのですが、
結構好きだなと思いました。
まあ私が考えたんだから
私の好みの話になるんですけどね…でもこういう切ない話好きです。