晴れときどき化学、ところにより雑想

もしかしたら何かの役に立つかもしれない化学のお話(と、よしなしごと)

律速段階

2012年02月25日 23時11分27秒 | よしなしごと
ある化合物を得るために何段階かの反応が必要なときに、その中の反応のうち最も遅い反応の段階を「律速段階」といいます。

この最も遅い反応によって、得られる化合物の反応速度が決まるので、そう呼ばれます。


私が大学のときには、何人かで共同作業をするときの一番作業が遅い人に対して、また一人で何かをするときに最も時間のかかる作業工程について、冗談としてよく「律速」という言葉を使っていました。

この作業の中では、あの人もしくはこの部分が「律速」だよなぁ、みたいな感じです。

たくさんの枚数のある資料をつくる際に、資料の各ページを1枚ずつ順番に取っていって最後に綴じる、という作業があったときに、不器用な私は1枚1枚を取るのに手間取って後ろが詰まってしまい、よく「律速段階」になっていました。

現在であればソート機能付きで印刷するので、いまどきそんな作業も少なくなったと思います。


今日は少し懐かしさに浸ってみました。




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