可燃性の気体は、ある一定の割合で空気などと混ざることで爆発をおこす可能性があります(もちろん爆発するためには混合気体の一部が発火点に達する必要があります)。
この一定の割合のことを爆発限界と言います。
空気と混合した場合の爆発限界の例を下に示してみました。
・水素:4%~74.2%(体積%)
・メタン:5%~15%(同上)
・プロパン:2.12%~9.35%(同上)
※三省堂化学小事典<第4版>より
水素などはかなり幅が広いですから、爆発しやすい気体であると言えます。
(うまく扱わないと危険なのはご存知の通りです)
また、家庭で使われているガスは都市ガス(メタンを多く含む)かプロパンガスなので、万が一ガス漏れした場合には、空気と少し混ざっただけで爆発しやすい状態になってしまうことがわかります。
それから上限を超えると逆に爆発しなくなります。
単純に考えると、たくさん含まれていればいるほど爆発しやすいように思いますが、実際にはそうではないということです。
このあたりのことが少し興味深かったので、今回取り上げてみました。
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