晴れときどき化学、ところにより雑想

もしかしたら何かの役に立つかもしれない化学のお話(と、よしなしごと)

ビタミンC

2012年03月04日 13時39分08秒 | 化合物のお話
ビタミンCは、L-アスコルビン酸という化合物のことです。

水溶性ビタミンの一種で、コラーゲンの生成に必要であり、鉄分、カルシウムなどの吸収を促進するなどの働きがあります。

もしビタミンCが不足すると壊血病になったり、風邪をひきやすくなったりします。

※壊血病は、体の中で出血性の障害が出る病気で、昔は長期の航海において新鮮な野菜を食べられなかった船乗りがよくかかった病気です。

また、みずみずしいお肌を保つためにもビタミンCが必要と言われます。


ビタミンCを比較的多く含む食品としては、ブロッコリー、ほうれん草、イチゴ、レモン、みかんなどがあります。

ビタミンCに限らず、多くのビタミンは身体の中でつくることができないので、食物から取らなければなりません。
(1日の所要量としては100mgといわれています)。

バランスよく食べることが必要といわれる理由のひとつが、これらのビタミンをきちんと摂取することにあります。

そして風邪をひいた場合や、ストレスが多いときなどには、このビタミンCが通常よりも多めに必要になります。


なお、ビタミンCには抗酸化作用があることから、食品の酸化防止剤として使われたりもしています。




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