晴れときどき化学、ところにより雑想

もしかしたら何かの役に立つかもしれない化学のお話(と、よしなしごと)

エミール・フィッシャーの父親

2012年04月19日 23時39分17秒 | よしなしごと
エミール・フィッシャーは、ドイツの化学者で、1902年度のノーベル化学賞を受賞した人ですが、

彼の父親は有名な商人で、できれば息子(エミール)に家業を継いでほしいと思っていました。


そこで試しに商売をさせたところ、まったくその方面に才能がないことがわかり、思わずこう言ったそうです。

「うちのせがれは商人になるには愚かすぎるので、大学に出して学者にでもしよう。」


この父親の目利き(?)のおかげで、人類は偉大な化学者を得ることができました。

彼のように、可能な限りその人の長所を観るようにしたいと思った次第です。




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