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池上優游涵泳

「料理と散歩と仕事で海外」「ベトナム生活あらかると」改め、「池上優游涵泳」として日々を綴っています。

「おおた健康プロジェクトと健康寿命の延伸」③ おおた区民大学「健康維持に役立つ食の知識」第2回

2019-06-20 18:09:19 | 地域情報

晴れは多摩川へ、曇りは洗足池へ、が最近の傾向(嗜好)ですので、今朝は洗足池へ。

白い花が綺麗に咲いていました。 

と思ったのですが、よくよく見ると、

花ではなく、葉が白いんです。しかも、葉元から葉先に向かって白く変わっていくようです。

とりあえず、Googleで画像検索すると、Crepe Ginger(ホウズキアヤメ)

はい、違います。

類似画像から、同じようなものを選んで、WEBページを表示すると、

ツル植物であれば、マタタビの葉が白化したものでは、という説がいくつかありましたが、

ツルではなかったですし、花の感じも異なるので、マタタビでもありません。

他のWEBページも探していると、

ハンゲショウ(半夏生)

これですね。

ハンゲショウの主な見どころは、この葉の花期の様子です。花の咲く頃になると花穂のすぐ下の数枚の葉が、付け根の部分から先端にかけて白く変色します。白い斑の面積はまちまちで、花が終わる頃には緑に戻ります。群生している姿はとても風情があり、幻想的で美しいものです。」

なるほど、確かに幻想的でした。

 

さて、おおた区民大学健康維持に役立つ食の知識」の第2回「おおた健康プロジェクトと健康寿命の延伸」の第3回(最終回)です。

健康寿命の延伸のための「(仮称)おおた健康プロジェクト」のアクションプランの「適切な食事」から再開します。

 

  • 適切な食事(毎日プラス一皿の野菜)
    • 朝食の欠食率は若者が高い。寝ていたいから。高齢者の朝食を食べる割合が高い(早起きになる。食べる時間ができる。)
    • 食塩摂取量は、男性が9.6g、女性が8.4g。これをそれぞれ、8g、7gに改善したい。
      • 調味料などでの摂取割合は、醤油16.7%、塩12.4%、味噌11.4%
      • その他が20.8%あるが、ドレッシング、出汁の素など。出来合いのドレッシングには塩が多く入っている。出汁の素も塩分が高く、昆布と鰹節でとる出汁とは大違い。塩分ゼロという商品を選んで買うこと。
      • お年寄りは塩分を多く摂取しがちだが、これは味蕾がないから(未来がないから、とジョーク)。舌で味を感じる味蕾が少なくなり、味の感じ方が悪くなり、塩を加えないと美味しくない。物足りないと思うくらいでやめるべき。
    • 野菜は1日に350gと言われるが、大田区平均は300gくらい。野菜ジュースは栄養としては代わりになるが、食物繊維がとれない。果物は簡単だが、血糖値が上がってしまう。自分はトマトを1個食べるようにしている。
    • 食生活指針というものに、こういう食べ方をすれば良い、というのが策定されている(農水省、厚労省、文科省)
      • 低糖質ダイエットとか流行しているが、管理栄養士の適切な管理の下でないと、効果は期待できない。

言い過ぎのような気もしますが、栄養士を要請している学校の校長としては、そういう印象なのでしょうね。

第1回の「認知症と食事」の時、医師が「炭水化物を多くとるのは血糖値が上がってよくない」と言っているのを、どう聞いていたのでしょうか(苦)

    • おおた健康プロジェクトとしては、
      • 毎日プラス一皿の野菜をとる
      • よく噛んで食べる
おそらく次のくだりは、食育などで、教えていることかと思われます。
  • 注意する3つの「あ」:摂ってはいけない訳ではなく、量の問題。昼に天丼、夜にカツ丼とか、”甘いものは別腹”というのはダメ。注意して摂りましょう、ということ。
    • アルコール
    • あまいもの
    • あぶら
  • 主食+9品目でバランス食:マゴタチワヤサシイ(孫たちは優しい)
    • ま:豆類(大豆製品含む)
    • ご:ごま(種実類)
    • た:たまご
    • ち:乳(牛乳・乳製品)
    • わ:わかめ(海藻類)
    • や:野菜、果物
    • さ:魚介、肉類
    • し:しいたけ(きのこ類)
    • い:いも類
  • さあにぎやかいただく:毎日食べたい10食品群・7点以上が目標
    • さ:さかな(干物、いか、えび、かにも)
    • あ:あぶら(炒め物、バター、ドレッシング)
    • に:にく(タンパク質をたっぷりと)
    • ぎ:牛乳、乳製品(チーズ、ヨーグルト)
    • や:緑黄色野菜(たっぷりと)
    • か:海藻(のり、ひじきなども)
    • い:いも(蒸して、おやつの代わりに)
    • た:たまご(少量でも)
    • だ:大豆製品(豆腐、納豆も)
    • く:果物(朝食やデザートに)
  • 毎日の食事の基本は”おさかなすきやね”:それぞれに健康によい作用(コレステロール値、血糖値を下げる、抗酸化作用など)がある。
    • お:お茶(カテキン)
    • さ:さかな(DHA、EPA)
    • か:海藻(ヨード、アルギン酸)
    • な:納豆(ナットウキナーゼ)
    • す:酢(クエン酸)
    • き:きのこ(β-グルカン)
    • や:野菜(各種ビタミン、ミネラル、食物繊維)
    • ね:ねぎ(アリシン)
最後の”おさかなすきやね”の”お”が”お茶”というのは無理があるな。
 
  • 休憩(十分な睡眠)
    • 健康づくりのための睡眠指針というものがあるが、読んだら眠くなるようなもの(ややウケ)
    • おおた健康プロジェクトとしては、
      • 十分な睡眠をとる
      • 昼休みに10分の仮眠をとる
      • アロマオイルやヨガなど、くつろげる方法を取り入れる

 

  • 喫煙・飲酒のリスクの理解と行動(受動喫煙に配慮する。飲酒は節度をもって)
    • 大田区の男性の喫煙割合は、25%と東京都の24%よりやや高いが、女性の喫煙割合は9.7%と、東京都の5.2%よりかなり高い。
    • 飲酒は、男性が20.6%と東京都の15.1%より高い。女性は全体では4.3%と、東京都の4.6%より低いが、40歳代では23.8%と極端に高い。
    • アルコールには身体に悪いアセトアルデヒドが含まれ、24時間経たないと身体から出ない。脳をやられるとアル中。休肝日は、肝臓だけでなく脳にも必要。むかい酒は、アセトアルデヒドに頭を混乱させられているだけ。また、たくさん飲むと、慣れて依存症になりやすい。女性の方がアルコールを受け入れる容量が少ないので、なりやすい。
    • お酒と食事の付き合い方:飲みに行く前に乳・乳製品や軽い食事をしていく、など
    • 健康によいお酒の量(適量):日本酒1合、ビール大1本(633ml)、など
私は、わかっているけど、飲みすぎかな。その分、歩いている、ではダメかな。あすけんのAIキャラにはダメっていつも言われているのですが(苦)
    • 生活習慣病とタバコ:がんになりやすい。主流煙、副流煙、環境たばこ煙(受動喫煙)でも
    • リラックスできる、ストレス解消など喫煙の理由はあっても、身体の中では、血管の収縮、心拍数の上昇、中性脂肪の増加など悪いことしかない
    • 喫煙に食事は有効:ビタミンA、C、E、緑黄色野菜
    • 禁煙は早ければ早いほど効果があり、喫煙を止めたその時点でがん化の進行も阻止できる。
ちなみに私は、18歳(大学一年生で、カッコつけて吸い始めた)から一昨年、ベトナムから帰任するまで喫煙者でした。

とりわけ、ベトナムはタバコが安いので(一箱100円くらい)、 随分吸っていましたが、勤務時間、飲食の場では吸わない、というコントロールができていたこともあり、日本に帰ってきて、日本のタバコの値段を見て、スパッと止めました。

まあ、健康が理由ではありませんでしたが、健康的にはいい事だったとは思いますね。 

 

  • 健康診断・がん検診の受診(定期的に受診し、自分のからだの状態を知る)
    • 平成22年から、29年まで、受診率は上がっているが、がん患者も増えている
    • 日本人におけるがんの要因:男性は喫煙が一位、二位は感染。女性は逆に感染が一位で、喫煙が二位。
    • がんの予防法
      • 喫煙:タバコは吸わない。他人のタバコの煙を避ける
      • 飲酒:飲むなら、節度のある飲酒をする。
      • 食事:偏らずバランスよくとる。
      • 身体活動:日常生活を活動的に。
      • 体形:適正な範囲内に。
      • 感染:肝炎ウイルス感染検査と適切な措置を。機会があればピロリ菌感染検査を。
    • 生活習慣の改善
      • 食事:1日30品目の食品を目標に
      • 運動:1日に30分の速度を
      • 休養:1日30分自分の時間をみつけよう(30、30、30と覚える)
      • 飲酒:節酒または禁酒、健康によい飲酒量を(百薬の長ではあるが、考えて飲む事)
      • 喫煙:禁煙が理想(こちらは、百害あって一利なし)
      • ストレス:社会参加や趣味を見つけて楽しむ
    • フレイル(虚弱)予防
      • 体重減少、疲労感、筋力の低下など
      • 加齢性筋肉減弱症、運動器症候群からフレイルティ(虚弱・廃用症候群)に
 
最後のパート、地域診断

国、東京都、大田区、大田区の4つの地域(大森、調布、蒲田、糀谷・羽田)の比較です。

特徴的なところだけ言うと、

  • 糀谷・羽田は、運動実施率が一番高いものの、喫煙者割合、生活習慣病のリスクを高める量の飲酒をしている割合も一番高い。
運動はするけど、飲んじゃうってことかな。
  • 日頃の食生活で栄養バランスやカロリーに注意している割合が、男性では調布が、頭一つ高い。
金持ちだから(苦)
  • 朝食をあまりとっていない、ほとんどとっていないは、男性は蒲田が、女性は糀谷・羽田が一番高い。
蒲田は、大学とかあって、単身世帯が多いからではないかな。女性の糀谷・羽田は、飲酒率も高いし、どういう背景なのかな?

そして、それらの特性に応じた重点的な取り組みを策定しています。

  • 大森地域:がん対策・喫煙、食育の推進、こころの健康・自殺対策
  • 調布地域:がん対策、食育の推進、こころの健康・自殺対策
  • 蒲田地域:がん対策・喫煙、飲酒、歯と口腔、食育の推進、こころの健康づくりと自殺対策の推進
  • 糀谷・羽田地域:がん対策・喫煙、飲酒、歯と口腔、食育の推進
どこかどの地域かは、こちらのMAPでわかります。

池上は大森地域でした。私個人としては「こころの健康」ですね。

飲酒は、大森地域の重点取り組みに入っていないから、いいか(笑)

これで、以上です。

全3回、校長のコメントにフォーカスして、簡潔に紹介したい思ってはいたのですが、盛り沢山のスライドの内容抜きでは、コンテキストが伝わらないと思い、スライドの内容も、随分と転記しましたので、長くなりました。

タイプするのも疲れました。。。(笑)

 

おおた区民大学健康維持に役立つ食の知識」の第3回(最後)「食の国際化について〜世界の国々の食文化への理解と食の安全について〜」は、来週末6/29(土)です。また、自分の理解の整理と共に、ここに紹介します。

ではでは


「おおた健康プロジェクトと健康寿命の延伸」② おおた区民大学「健康維持に役立つ食の知識」第2回

2019-06-19 18:29:02 | 地域情報

日曜日から快晴が続いていますね。

6/7に梅雨入りしてから、goo天気で東京の天気を確認してみると、

終日雨だったのは二日(6/10、15)、朝方のみ(6/9)、昼から(6/7)が各一日。

合算して丸3日間とすると、今日(6/18)までの12日間(今日は北関東で雷雨の予報はあれど)で、雨の打率は二割五分(25%)

昨年の梅雨明けが6/29でしたが、まさか、このまま空梅雨から梅雨明けなんてことは。。。

 

今朝は、多摩川大橋から、上流に向かって、川崎側の土手(舗装路)を歩きましたが、

現在の土手の両サイドは、ムラサキシロツメグサがずっと続いて咲いています。

二ヶ月前は、ハマダイコンが凄かったのですが(4/15の写真)

その後、ハマダイコンは無残に刈り取られ、その後には、ムラサキシロツメグサが花を咲かせて、

来年はまたハマダイコンが咲くんでしょうけど、

タネってどうなっているんでしょう?タネが熟す前に刈り取られていたけど、、、

と歩いている時、不思議に思って、家に帰って調べると、

ハマダイコン、ムラサキシロツメクサ、共に多年草でした。

受粉のためにハチやチョウチョも大変だな、と思っていましたが、毎年、タネが飛び散っているのではないんですね(苦)

 

さて、おおた区民大学健康維持に役立つ食の知識」の第2回「おおた健康プロジェクトと健康寿命の延伸」の後半と思ったのですが、

後半も長くなりそうなので、3回に分けることにします。

今日は、この2回目にします。

 

昨日は、(仮称)おおた健康プロジェクトの紹介と、その基本目標のひとつ「生涯を通じた健康づくり」の各施策の目標の説明を記しました。

(おおた健康プラン(第三次)および(仮称)おおた健康プロジェクトの詳細はこちらから)

残りは、平均寿命と健康寿命、健康寿命の延伸はどうしたらよいか、地域診断(4地域の特性比較)についてですが、

今日は、平均寿命と健康寿命、そして健康寿命の延伸のための「(仮称)おおた健康プロジェクト」のアクションプランのうち「適度な運動」までにしたいと思います。

 

まず、平均寿命と健康寿命ですが、

  • 平均寿命とは、0歳の子の平均余命、生物学的寿命のこと
  • 健康寿命とは、健康な状態から、要支援・要介護の危険が高い状態(フレイル(虚弱))までの年齢
  • そこから加齢、疾患、ストレスによって身体機能障害を受け、要支援・要介護の状態になり、死を迎えますが、その期間を平均障害期間という。
  • 従って、健康寿命+平均障害期間=生物学的寿命(平均寿命)

ここで、健康寿命を伸ばし、平均障害期間を縮めて、のような事を言われたように思うのですが、平均寿命が変わらなければそうかもしれませんが、健康寿命が伸びれば、平均寿命を伸ばすことではないのかな?それとも、死ぬまで元気で、介護とか受けずにコロッと死ねばいいということかしら?

と疑問を覚えましたが、後段の説明で、後者であることがわかりました。それはそれでいいような気もしますけどね。

佐伯栄養専門学校が作成したPPKPガイドブックというものが配布されましたが、ピン・ピン・コロリ・プランの略で(予想通り、PPAPではない、と校長が言いましたが、高齢の受講者たちはピンと来ていないような)、元気でピンピンしていて、コロリと死ぬのがいいと考えて、健康を意識することで、長寿を目指す長野県の取り組みであるとのこと。

そして、ただの「健康寿命」ではなく「65歳健康寿命」とは?

ここで「65歳」の意味がわからなかったんですよね。

後で調べて、65歳の人が、そこから何年で要支援1・要介護2になるかの年数を測って、65歳に足した年齢を「65歳健康寿命」と言うのだと理解しました。

65歳前に亡くなった人とか、事故で亡くなった人は、平均にカウントしないんでしょうね。(そういう意味では、平均寿命=健康寿命+障害期間ではないようにも思えますが)

  • 東京都と大田区を比較すると、男性も女性も、要支援1、要介護2それぞれの健康寿命も、大田区は東京都より短い。逆に(従って)、平均障害期間は長い。

平均寿命が東京都と大田区で同じであれば、計算は合います。そして、健康寿命が短く、長い要支援・要介護期間を経て、亡くなっているということですが、

  • 平均寿命は、全国が男性81.09歳、女性が87.26歳のところ、東京都で男性81.07歳(全国11位)、女性87.26歳(15位)、大田区は、男性79.4歳(東京都の62市町村で45位)、女性86.0歳(42位)
全国平均より低い東京都で、大田区はずいぶん下の方に位置していますね。
  • 平均寿命の1位は、男性が滋賀、女性が長野。東京都は11位と15位。
それでも全国平均を下回るということは、上位の方が大きく上回っているということですね。
  • ワーストは男女共に青森。東北の県が下位の方に位置している。塩分の取り過ぎ。青森はインスタントラーメンの売り上げ1位。年齢調整死亡率でも青森が男女1位。
インスタントラーメンとは。。。漬物や煮物じゃないんですね。
  • 健康年齢の1位は、男性は山梨、女性は愛知、山梨は女性でも3位。
  • ワーストは、男性が秋田、女性が広島。滋賀は、平均寿命の男性1位、女性4位なのに、健康寿命では女性が43位(ワースト5位)
指標が違うと、違う現状が見えてきますね。
  • 年齢調節死亡率の1位(最低)は男女共に、PPK(ピン・ピン・コロリ)の長野。
  • 東京都内では、平均寿命1位は男女共に、杉並区。お隣の目黒区、世田谷区が男女共ベスト5に入っているのに、大田区は45位、42位。
  • 平均寿命ワーストは、男性が葛飾区、女性が北区。ワースト5には城東の区が多い感じ。
  • 23区内で、大田区の65歳健康寿命は、男性の要介護2で82.22歳、平均障害期間が1.89年で、23区中14番目。女性は、65歳健康寿命が85.36歳、平均障害期間が3.72年で、23区中21番と、女性はよくない。
ただ、男女で比較すると、健康寿命も平均障害期間、平均寿命も女性が長いんですよね。その理由は?
  • 女性が長生きする3つの理由
    • 科学的には、女性ホルモンのエストロゲンが血圧を下げたり、悪玉コルステロールの血中濃度を下げる働きがあるため。閉経後はホルモンが出なくなるので女性ホルモンの効果はなくなる。逆に、若い女性には、心筋梗塞、脳梗塞が少ない。
    • 基礎代謝量(寝ているだけでも使うエネルギー)が女性の方が少なく、少ないエネルギーで生きていける(燃費が良いので、長生きする)。つまり環境の変化に適応しやすいため(男性は頑固)
    • 健康意識が女性の方が高いため。健康食品を買うのは女性が多い。男性は小遣いが少ないから買えない(この冗談はナイス)。自分は栄養学の専門家なのに、女房からあれ食えこれ食え言われている(このコメントもナイス)。
  • 主要死因別死亡率は、全国、東京都、大田区で傾向は変わらず、1位は圧倒的にがん、2位は心疾患、3位は脳血管疾患、以前は肺炎だったが、3位と4位が入れ替わった。

ここで、10分休憩が入りました。

休憩が明けて、残り時間は40分。ここからは、どんどん進めていきます。と言いつつ、ちょっと小ネタから。

  • 平均寿命の世界1位は、男女共に香港。少ない土地に建物がひしめいて、階段をよく使うので、その運動が要因と考えられている。日本は、女性は1だったのが2位へ。男性は4位から3位に上がった。

さて、健康の延伸はどうしたら良いか

  • 生活習慣病の予防・早期発見・改善、肥満予防とフレイル(虚弱)予防・がん予防
    • がんの5年生存率は90%を超えている。早期発見が重要。
  • そこで「(仮称)おおた健康プロジェクト」のアクションプラン
    • 適度な運動(毎日プラス10分の運動)
      • 運動をしていないとアンケートに回答した若者が多い。
      • 運動をしていない理由で一番多いのが「時間が確保できない」。これは切っ掛けの問題で、時間がないと言っているだけ。運動をしていない理由の傾向は平成22年から変わっていない。
      • 運動習慣のある割合は、男女共高齢者が高い。
      • 健康づくりのための身体活動基準2013というものがあるが、3メッツ以上の運動を週23メッツしましょう、とか分かりにくい。
      • 適度な運動とは、エアロビック運動(歩く)とレジスタンス運動(腕立て、スクワット)
        • いつでも、どこでも、一人でできる運動(毎日歩く)
        • スポーツは、歩きとは別に週2、3回が理想
        • 疲れない運動。疲れてはいけない。腰や足が痛くならないように。等
      • 運動の効果(疾患の予防、改善の観点から
        • インスリン抵抗性の改善(糖尿病)
        • エネルギー消費の増加(肥満)
        • 筋萎縮や骨細胞の生成に有効(骨粗鬆症、骨折)
        • 心肺機能の向上(高血圧)
        • 生活の質の向上(ストレス)
      • おおた健康プロジェクトとしては、
        • 毎日プラス10分の運動を心がける
        • ひと駅手前から歩いて歩行量を増やす(生活歩行は3,000歩と言われ、残り3,000歩をわざわざ歩く)
        • 自転車や階段を利用する
理想的には、1日8,000から10,000歩ですが、そこまではしなくてもいいようです。いろいろな健康アプリでも、6,000歩くらいの設定が多いし。

私の平均15,000歩は、歩き過ぎかもしれませんが、疲れてはいないし、セロトニンを分泌しないと困るのでね(苦)

というところで、第2回を終えます。

明日、第3回(たぶん最終回)をお送ります。

ではでは


「おおた健康プロジェクトと健康寿命の延伸」① おおた区民大学「健康維持に役立つ食の知識」第2回

2019-06-18 16:41:13 | 地域情報

今朝は、いよいよゴーヤを摘心しました。

ネットの半分くらいまで伸びたので、ハダニの群がる親づるの先を摘心し、ネットに葉を広げるよリは、いくつかでもちゃんと実をつけて欲しいので、下の方の子づるも剪定しました。

まだ孫づるは生えていないようですが、早く実をつける孫づるが生えないかな〜

それと、ナスタチウムはうんともすんとも言わずに一ヶ月が過ぎましたので、トトロに頼むことはせず、ゴーヤのプランターにそのまま埋めちゃいました。

土に還るもよし、奇跡で芽を出すもよしです。

 

さて、先週の土曜日は、大雨の中、おおた区民大学健康維持に役立つ食の知識」の第2回「おおた健康プロジェクトと健康寿命の延伸」に行ってきました。

会場は、佐伯栄養専門学校、講師は、学校長の山崎大治氏。

概要は「おおた健康プラン(第三次)で推進をうたった、おおた健康プロジェクトが動き始めていることの紹介と、食事・運動・休養の大切さ、喫煙・飲酒のリスク等について知識を深め、健康寿命を延ばすための意識の向上について考える。」です。

まずは、大田区健康政策部 健康医療政策課の佐々木課長から、「おおた健康プロジェクト」の説明がありました。

  • おおた健康プラン(第三次)について、概要版を(会場)配布している。本編は大田区のHPを見て欲しい。
  • 平成31年から35年の5年間のアクションプランを、健康プラン推進会議で検討したものです。
  • 理念は「区民一人ひとりが生涯を通して、健康で生きがいを持ち、安心して暮らせるまちをつくります」
  • 3つの基本目標(生涯を通じた健康作り、健康に関する安全と安心、医療や特別な支援を必要とする人が安心して暮らせるまちづくり)、そして初めて総合指標(65歳健康寿命の延伸)を定めた。

ここは聞き流してしまったのですが、山崎校長の話の中でも、「健康寿命」というキーワードが度々でてきました。講座のテーマですし。

私としては、言葉の印象から、健康でいられる年齢くらいのイメージでしたが、「65歳健康寿命」と言われると、どういう意味なのか途中で混乱してしまいました。

東京都福祉保健局のページに記載された定義は、「65歳健康寿命とは、65歳の人が何らかの障害のために日常生活動作が制限されるまでの年齢を平均的に表したものです。』ですが、それでもわかりにくいですね。

私としては、平均寿命というと、若くて亡くなった人も平均の計算に含まれるのですが、「65歳健康寿命」は、65歳の人が、後、何年間、支援・介護を受けずに生きられるか、65歳にその期間を足した年齢と理解しました。

要支援というのは、2段階あり、健康寿命は要支援1までの状態。要介護は5段階の2までの状態、で測るようです。

その健康寿命の延伸とは、65歳を過ぎて、健康である(要支援1まで、要介護2まで)期間を伸ばそうということですね。

  • 計画の特徴のひとつに、地区の特性に応じた取組の推進というのがある。4つの地域(大森、調布、蒲田、糀谷・羽田)毎に課題と取組内容を定めた。
  • 国の「スマート・ライフ・プロジェクト」に連動して、「(仮称)おおた健康プロジェクト」として4つのアクションプラン(①適度な運動、②適切な食事、③休養、④喫煙・飲酒のリスクの理解と行動)と健康診断・がん検診の受診を推奨
  • 健康ポイントで景品を配布、健康づくりに取り組む企業を認定、4つの地域(大森、調布、蒲田、糀谷・羽田)の特性に応じた取組の推進、など
  • がん対策では、国の受診率目標が50%のところ、大田区は胃がんの受診率が32.1%、大腸がんで33.6%と低い。令和4年度に50%を達成したい。40歳以上の区民には、がん検診の案内が届くはず。50歳以上は、胃カメラも実施。

確かに、ちょっと前に、大田区からがん検診の案内が来ていましたね。会社辞めて、費用を気にせず毎年人間ドックを受診するようなことは、もうできないので、今年はともかく、次からはこういう区からの案内をちゃんと確認しないといけませんね。

  • 4つのアクションプランについて、自分で取り組めそうなものからスタートして欲しい。
  • (仮称)としているのは、親しみを持って、取り組みやすいものにするため、タイトルを公募している。理由を添えて応募して欲しい。締め切りは7/16。
  • プラン・プロジェクトに命を吹き込むのは、区民一人ひとりですので、よろしくお願いします。

ということでした。

 

そして、健康プラン推進会議の委員でもある、山崎校長からのプレゼンです。

栄養専門学校の校長ですから、栄養関連の話もあるようですが、専門分野の話になるとパワポが80枚にもなるので(じゃなくても、59枚ありましたけど)、おおた健康プランの元となった統計データで、国、東京都、大田区を比較しつつ、健康寿命の延伸の話するそうです。

受講者には年配の人が多く、山崎校長も70歳なので「老老講演」ですけど、と。(老老介護にかけたようで)

  • 国は、2000年に健康日本21(2000年から2012年)という目標を立てた。健康増進法という法律も定めた。
  • 大田区もそれに合わせて、おおた健康プランを定めた(一次)。2013年から2022年が第二次で、健康格差の縮小を目指した。第三次は2019/4/1から2023年の5年間で区民の健康を推進する。第二次の2018年にまとめた数値(2017年の数値)を元に、第三次は数値目標を設定。
  • 大田区の人口は71万7千人、15年前は65万人。72万世帯、単身世帯が増えた。外国人が19,400人。平成22年に、死亡数が出生数を上回ったが、平成28年には差が632人に縮まった。出生率は1.18%、国の1.2%よりちょっと低い。高齢化率(65歳以上)は平成27年に22.5%、21%以上を超高齢化社会と呼ぶ。
  • 各数値目標
    • 身体活動:運動:運動習慣のある区民を、2017年の34%から2023年には44.0%にしたい。
    • 喫煙・飲酒:タバコを吸っている区民を、16.1%から12.0%へ。受動喫煙を経験した区民の割合、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している区民を減少させる。
    • がん対策:大田区は、がんの死亡率が東京都で一番高い(?)検診受診率を全てのがんで50%へ(現在、一番低い胃がん検診受診が32.1%)
    • 生活習慣病の予防:男性の肥満率(現在、40代で32.1%、50代で34.6%)を減少させる。
    • 歯と口腔の健康:これが悪いと食べられない。学校でも、歯科栄養士に来てもらったりしている。
      • 虫歯のない子供が現在88.8%、さらに増加を。歯周病の割合は、歳と共に増加するが、全年代で減少へ。60歳代の咀嚼良好者の割合を62.5%から70%へ。
      • 口腔ケアが誤嚥性肺炎を予防することを知っている区民が、31.4%と低いので、増加へ。
      • 誤嚥性肺炎とは(5円ではない、とギャグを滑らせ)、食べ物と一緒に菌が入っても食道なら菌は死ぬが、気管に入ると増殖して肺炎を起こす。食べ物が誤って気管に入るのを防ぐ筋肉が弱くなるのと、咳も弱くて菌を吐き出せない。そういうことを知っている人が少ない(10円ではないですよ、とリトライ)
      • 咀嚼・嚥下ができなかったら、まずは消化器官に管を使って栄養を入れる。胃に穴を開けるのは胃ろう、腸に穴を開けるのは腸ろう(長老、とギャグを滑らせ)。消化器官がダメなら、血管から、首の静脈から管を入れる。普段、そういうわけに行かないので、口の中は大切なので、定期的に歯科検診を。
    • 食育の推進(大田区食育推進計画):子供だけでなく、成人、高齢者も。肥満だけでなく、高齢者の痩せも増えている。痩せるということは、低栄養→病気→寿命が短くなる、ということ。
  • (冒頭の課長さんの話の通り)国は「スマート・ライフ・プラン」で、大田区は「(仮称)おおた健康プロジェクト」で健康寿命の延伸を。国は、運動、食生活、禁煙の3つだが、大田区は5つ。
    • 適度の運動:毎日プラス10分の運動
    • 適切な食事:毎日プラス一皿の野菜
    • 休養:十分な睡眠
    • 喫煙・飲酒のリスクの理解と行動:受動喫煙に配慮する。飲酒は節度をもって
    • 健康診断・がん検診の受診:定期的に受診し、自分のからだの状態を知る

だいぶ長くなりましたので、一旦、ここで中断します。

後半は、平均寿命と健康寿命、健康寿命の延伸はどうしたらよいか、地域診断(4地域の特性比較)についてです。

こっちも長くなりそう。。。

校長が、自分で言っていましたが、いつも余計な話で時間がおしてしまい、後ろの方が駆け足になってしまう、と。

確かに、スライドが59枚ありましたが、ここまでで、まだ10枚。

課長の話もやや長かったのですが、全部で2時間のうち、1時間10分過ぎて(校長が1時間話して)18枚。

10分休憩で、残り40分。スライドはあと41枚。

決して、余計な話でおしてはいなのですが、

プレゼンの内容が、講座の時間に対して、多過ぎるんでしょうね。

そして、どちらかといえば、おおた健康プロジェクトよりも、受講者は、後半すっ飛ばして行った(一言/スライドみたいな)食事関係をちゃんと聞きたかったのではないかな。

ではでは


「長寿に活かす東洋医学の智慧」② おおた区民大学「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」第1回

2019-06-15 09:46:38 | 地域情報

今朝は、iPhoneに大雨注意報が届いた音で目が覚めました。

午後は、おおた区民大学「健康維持に役立つ食の知識」の第2回があって(第1回のレポートはこちらこちら)、蒲田まで歩くこともあり、朝の散歩はお休みに。(その模様は、また別途紹介します)

ところで、先週のキッチンガーデン講座(レポートはこちらこちら)で貰ってきた、スポンジの培土に植えたベビーリーフミックスの芽が出ました。

半分(3個)から出ています。講師の言った通り、早い。他方、ナスタチウムは。。。

裏返してみて、まさか根毛は出ていないので、残りのスポンジから芽がでるのと、根が伸びるのを待ちます。

チャービルですが、これまで花芽は何度か摘んでいたのですが、

裾のあたりは、ハダニに結構やられているし(防虫剤は効いているようですが、その後、また現れる)、パクチー同様、もう花が咲くままにしようかと思っています。

最初のとう立ちしたパクチーは、随分と実(種)をつけていますが、緑色で、まだ熟していません。

ただ、伸び方が縦横無尽で、後から植えた芽の育つのを邪魔している感もあり、早く熟して、収穫して、鉢から取り除けないものかとも思います。

とう立ちを摘心できなかった自分が、ずいぶんと非情になったものだと(苦)

 

さて、前回に引き続き、「地域でいきいきと暮らしていくための知恵 第1回 長寿に活かす東洋医学の智慧」の後半、東洋医学の「老化」と「ツボ」の話です。

 

「老化」とは?

  • 西洋医学:からだの成熟が終了した後に起こる生理現象の衰退
    • 講師のネタなんでしょうね。「成熟が終了するのは何歳でしょう?皆さんは成熟が終了して、5年くらいですかね。だいたい25歳くらいです」会場笑。
    • 人体を構成している「細胞」の働きが低下することにより、様々な生理機能が衰退していく。細胞の数は、体重60kgの人で、60兆個。
    • 「細胞」の働きが低下する要因:細胞そのものの寿命、活性酸素(が身体の中で生じたり)、遺伝など
  • 東洋医学:人体の活力源である「精」の量的な不足や機能的な低下
    • 「精」は両親から受け継ぐ「先天の精」と、生後に獲得・補充していく「後天の精」とがある。
    • 例えば、生まれたばかりの赤ん坊で、髪の毛がフサフサしている子と、あまり髪の毛がない子がいるが、あまり髪がない子は、あまり両親から先天の精を受け継いでいないので、他に重要なところに「精」を回すことになるが、その後、後天の精としてミルクを飲むことで、追いつき、どの赤ん坊も同じような髪の毛の量になる。
    • 老化と関係の深い臓は「腎」
    • 「腎」は、「脾」が生成する「精」を蓄えておく臓
    • 「老化」で、ちょっとずつ穴が空いていく
    • 「腎」の働きが弱くなると(「精」が不足し)
      • 耳が遠くなる
      • 骨が弱くなる
      • 歯が弱くなる
      • 活力が低下する、など
先のアンケートで、「腎」の点数が高かった人が一番多かったので、講師の思い通りだった訳です。

そして、それを「未病治」するために、東洋医学では「ツボ」を使うわけですね。

  • 東洋医学的な治療法
    • 四診により、「気」「血」「津液」「精」の状態や「肝」「心」「脾」「肺」「腎」などの状態を診て、そのバランスを整えるために
      1. 「ツボ」に鍼やお灸、指圧などをする(鍼師、灸師、指圧師、あん摩マッサージ師)
      2. 「漢方薬」を処方する(医師しか処方できない)
漢方薬を医師が処方するイメージはありませんでした。

養命酒なんかは、太田胃散みたいなもので、処方箋は不要でしょうけど、

ちゃんとした漢方薬は、専門医の処方箋をもらって、薬局で買うものなんですね。

 

「ツボ」ってなあに?

  • 「気」(血)がからだを巡行するルートを経絡(経脈)という。

私の世代だと、北斗の拳を思いだなさない人はいませんね。「経絡秘孔の◯◯を突いた。お前はもう死んでいる」

  • この経絡(経脈)上のある種の反応点がツボ(経穴)である。刺激を与えることで反応が出やすいポイント。線路と駅に例えられ、診断・治療のポイントになる。
    • 身体の状態に応じて反応が出る点
    • どこに異常があるかを診断する点
    • 症状を改善する時に治療する点
  • 東洋医学的治療は、バランスを取ること。症状は同じでもアンバランスの加減は一人一人違うので、本来「ツボ」は症状に対してではなく、その人の状態に応じて選んでいきます。
    • 肩こりに効くツボを教えて欲しい、とよく聞かれるが、人によって凝り方が違うので、ツボも異なる。この症状にこのツボ、というのはない。
  • 「ツボ」を刺激すると
    • 固いものが柔らかくなる
    • 「気」「血」の流れが良くなる(どこかで滞っている)
    • 臓腑のバランスが整う
      • 経絡毎に関係が深い臓腑があるので、その経絡のツボを刺激して、対象の臓腑に良い影響を与える。
  • 「ツボ」にも色々とあるので、様々な取り方がある。
    • 目印になるところにあるツボ
    • 目印からある距離離れているところにあるツボ
    • ただし、どちらも基本的には経絡というライン上にある

ここで、実際にツボを取ってみる演習です。

簡単なのは、パーを開いた親指のくぼみ、これが”目印になるところにあるツボ”です。

さらに、肘を曲げてできた皺の端と、先のツボを結ぶ線が、経絡。

そして、先のツボから、三寸下が、別のツボになります。

ツボの距離の測り方の説明がありました。

尺貫法で測りますが、一寸が3cmではなく、

一寸は、親指の幅

二寸は、人差し指、中指、薬指の三本の指をくっつけた第一関節の幅

三寸は、親指以外の四本の指をくっつけた第二関節の幅

という具合に独特です。

  • ツボの押し方
    • 「ツボ」の位置に指を当て、息を吐きながらゆっくりと押し、息を吸いながらゆっくり戻す。これを3〜5回繰り返して行う。
そして、長寿に活かせるツボの紹介があり、それぞれ、各自やってみました。 

詳細は省略しますが、

手では、合谷(ごうこく)、養老(ようろう)

お腹では、関元(かんげん)、中脘(ちゅうかん)

足は、足三里(あしさんり)、太渓(たいけい)

(参考 せんねん灸のホームページから)

それぞれ、「ツボ」の取り方を教わり、自分でそれぞれやってみました。

「ツボ」を取るのって、なかなか難しいのですが、中脘と足三里は、ビビットきましたね。

手足は左右あるので、合計10個のツボを毎日試してみるとと、老化が抑えられる、かもしれません、と(そうですね)

なお、自分の指よりは、鍼がいいそうです。刺激量が多いので、高い効果が期待できると。学校付属の鍼灸院があるので、是非、とPRされていました。「背中にも、いいツボがあるんですけど、自分では押せませんからね」(笑)

というところで、講座は終了です。

私以外の参加者は、割と高齢ゆえ、ツボがモチベーションだったと思うのですが(講座の後のQAから考えても)

私は、東洋医学に惹かれましたね。

緑のカーテン講習会(2019.4.21)の後半、薬膳を切り口にした料理の話がありましたが、

「五性(寒、熱、温、涼、平)」で、「五臓(肝、心、脾、肺、腎)」のバランスを整えることなんか、東洋医学ですね。

これを機に、もう少し深く勉強してみようかな。

このコースの第3回は、「元気に暮らす食事術〜現代栄養学と薬膳から〜」なので期待しています。

ではでは


「長寿に活かす東洋医学の智慧」① おおた区民大学「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」第1回

2019-06-14 19:39:36 | 地域情報

昨日今日といい天気でした。でも、明日は崩れてしまうようですね。

本日の記事は、画像が味気ないので、せめて一枚は花の写真を。

歩いている時に見かけた、なかなか渋い色合いの紫陽花。

 

ようやく、固定資産税の納税通知書が来ました。

税金の支払いを待っていたというのも可笑しな話ですが、

30,000円を一ヶ月のチャージ上限として、リクルートカードでnanacoに複数回(月)チャージするのが、最もお得な支払い方に行き着くまで、あれこれ調らべた労力が、

nanacoで固定資産税(2019.1.24)

nanacoで固定資産税の補足(2019.2.27)

そろそろnanacoで固定資産税の支払い準備(2019.5.15)

後は、セブンイレブンで払うだけで報われます(?)

まあ、nanacoにチャージして、カード会社からの引き落とし通知がきた段階で、実際の支出は終わっていて

あとは、納税義務を守るだけなのですが、

払込票とnanacoを握りしめ、近所のセブンイレブンに向かい、レジで「これお願いします!」

一瞬で終わりました。。。もう少し感動があるか、と思いましたが、あるわけないですよね。

でも、金麦あいあい皿同様、Youtubeの「やってみた」的お遊びですから。

(ちなみに、金麦の皿、最初の応募分が届きました。全部揃ってからお披露目したいと思います)

あとは、3ヶ月おきに、忘れず、これを繰り返すだけですが、一回やってみると、あとはなんか面倒な気がしてきました(笑)

 

さて、本題です。

おおた区民大学の講座を2つ受講(運良く、全回当選しまして)しています。

先週は、「健康維持に役立つ食の知識」の第一回、認知症と食事を勉強してきました。

昨日は、もうひとつの講座「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」の第1回、長寿に活かす東洋医学の智慧に参加してきました。

場所は、東京衛生学園専門学校

(理科室のガイコツ模型、久しぶりに見た♪)

講師は、そこの先生で、あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師の光畑昇氏。講義の冒頭、光畑先生から学校の案内がありました。

大森で67年目、現在の場所で30年、医療系の国家資格を取得するための専門学校で、鍼灸師を育成している。

まず、先生からアイスブレイク

  • 「大森駅から道に迷いませんでしたか?」誰も手を上げず不満気。ちょっとわかりにくい場所ですが、迷うほどではないな。
  • 「人生で、光畑(みつはた)という人に会ったことは?」誰も手を上げず、満足気。「学生にも聞いていて、会ったことがあるという人はこれまで一桁。珍しい名前のようです」漢字も読み方も簡単ですし、珍しさで覚えやすくて特する苗字ですね。

さて、講義の構成は、

  1. 東洋医学の考え方
  2. 東洋医学で考える老化とは
  3. 長寿で活かせる「ツボ」とは

まず東洋医学の考え方ですが、西洋医学は科学がベースであるが、東洋医学は哲学がベースである。

陰陽論

  • 世の中のものは陽の性質を持つものと陰の性質を持つものに分けられる
    • 暑い、暖かいは陽、寒い、冷たいは陰
  • 時間的に変化する。陰の中に陽の要素を持つものもあり、きっちりと分けられるものではない。

  • 太極図で説明すると、例えば、四季について、冬は陰(6時の位置)、春に向かって暖かくなる(時計回りに、9時の位置へ)、夏は陽(0時の位置)、秋(3時の位置)に向かって、陰の要素が増えていく。

  • 陽中の陰は、例えば、夏だけどちょっと寒い、というイメージ。
  • 医学的に応用すると、陽と陰のバランスが取れている状態が健康
  • バランスが崩れる(陰が減るとか)と、病気の状態になる。

五行論

  • 白黒だけでなく、5つの要素からなる。
  • 相生関係(隣同士)、木は火を生じ、火は土を生じ、、、
  • 相克関係(反対側、抑えつける関係)、木は土を克し、土は水を克し、、、
  • 地球規模で木を切りすぎたためCO2が増え、地球温暖化が起きている。これは金が木をいじめてバランス失調を起こした例。
東洋医学の身体感
  • 東洋哲学をベースにした医学であり、基本的にはバランスが取れていれば健康、この考え方を身体の中に置き換えてみる。
  • 西洋医学では、人体は、水、タンパク質、カルシウムなどで出来ているというと理解しやすいが、東洋医学で、「気」とか言われると分かりにくいが、そういう哲学的な要素が医学に応用されているので、そこに疑問を持たれると先に進めなくなる(笑)

人体を構成する気、血、精、津液(シンエキ)

  • 「気」とは、身体の中のものを動かしたり、働かせたり、からだの中のものが漏れ出ないようにしたりする働きがある。
  • 「精」とは、人体の活力源として、成長や発育を促したり、歯や骨を強くしたり、精神活動に影響をお呼びしたりする。
  • 「血」とは、全身を栄養する働き。
  • 「津液(シンエキ)」とは、からだを隅々まで潤したり、関節の動きをよくしたり、身体を構成する水のようなもの。最近CMなどでみるグルコサミンみたい。

構成要素を生成・調節する五臓六腑(生み出したり、ちゃんと働くよう調節する器官)

  • 五臓:肝、心、脾、肺、腎
  • 六腑:胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦

 

五臓の生理作用

  • 「肝」の生理作用:必ずしも=肝臓ではない。気の運動を調節。血を貯蔵。筋、目、爪と関係。東洋医学における関係性は広い。
  • 「心」の生理作用:血を全身に巡らす(=心臓)。意識や精神状態を調節(ドキドキした時、胸を抑えるが、精神と関係があると考えられたのかも)。舌、汗と関係。
  • 「脾」の生理作用:胃と共に消化と吸収を行います(消化器系を統括)。気、血、津液、精の生成に関与します。唇と関係。
  • 「肺」の生理作用:呼吸を行い、天の気を取り込みます。気や津液を全身に散布します。皮膚、鼻水と関係。
  • 「腎」の生理作用:(からだを作る)精を貯蔵。津液の代謝を調節。(深)呼吸に関与。お小水に関係(=腎臓)。耳、骨に関係。

六腑の働き

  • 基本的には、食べたものの通り道であり、蓄える袋である。
    • 消化と吸収に関与:胆、胃、小腸、大腸
    • 排泄に関与:膀胱:大腸
    • 津液の通路:三焦(サンショウ)
  • 五臓と六腑の関係は、上記の絵の組み合わせで、どちらかの状態が悪くなると、もう一方の状態にも悪影響が及ぶ。
  • 例えば、便秘をすると(大腸)、肌荒れがひどくなる(肺)

東洋医学の身体感

  • 東洋医学的に健康な状態とは、「気」「血」「津液」「精」が、
    1. 不足することなく存在(量的にちゃんとある)
    2. 円滑に循環

している状態と考えられる。

  • そのためには、臓腑がバランスよく、きちんと働く必要がある。東洋医学の基本はバランスであり、治療とは、崩れたバランスを整えていくことである。
 
ここで、チェックシートが配布され、5つのカテゴリーそれぞれ、10問の質問に回答(どの程度感じるかを数値で)していきます。
そして、どれが一番点数が高かったか、と聞かれるのですが、
5つのカテゴリーは、それぞれ五臓(肝、心、脾、肺、腎)に関する質問で、点数が高いとそこでバランスが崩れている、ということでした。
 
参加者は、講座のタイトルが「長寿に活かす」ということもあり、なかなか御高齢な方が多く見受けられましたが、

一番に多かったのは、「腎」でした。

講師の思惑通りで、ホッとしたと言っていました。つまり、長寿には「腎」のバランスが重要であるとのこと。

ちなみに、私は「心」が一番高かったのですが、精神神経科に通院する身としては、そうなるでしょうね。

なお、講師曰く、バランスは崩れているものであり、崩れているが症状が出ていないのを「未病」と呼び、

「未病」からガターンと崩れるのを防ぐことを「未病治」というそうです。

先日の認知症の早期発見と通ずるものがあります。

東洋医学って、なんとなく鍼灸マッサージ、漢方薬のようなイメージですが、

このように教わると、哲学的ですね。

部分部分、西洋医学的に解釈してみると、なんとなくイメージできるし、面白いですね。

それに、「気」とか「精」も何となく信じうる感覚はありますね(自分がアジア人だからかな)

 

さて、長くなりましたので、今日はここまでにします。

後半は、東洋医学における老化とは、ツボとは、長寿につながら「腎」に効くツボは、です。

ではでは 


キッチンガーデン講座②

2019-06-10 17:53:21 | 地域情報

朝から雨でしたが、終日降られるとなると、結局どこかでは歩きに行かないと気持ちが落ち着かないので、朝のうちに歩きます。

鬱病がひどかった頃、産業医には、その生真面目さが危ない、と言われましたが、さりとて、日課(一日の歩数目標)をこなさないと、余計不安感が増して、薬で抑えねばならなくなるので、まあ、台風がきている訳でもないので傘をさして出かけちゃいました。

とはいえ、多摩川の土手では、風雨の直撃を受けるので、住宅街を生垣を鑑賞しつつ歩いていたところ、

何とも理想的な緑のカーテンが。このぐらいの感じで作りたいんですよね。簾もいい感じです。窓も開けられるでしょうし。

しっかり窓を覆った頃、また見てみたいですね。

 

さて、土曜日のキッチンガーデン講座の後半です。

休憩明けの後半は、実習が入ります。

3人ずつ、このセットが渡されます。

早速いじくり始めるおばさま方に、講師、進行係の人達が「説明してから!」「開けないで、タネをこぼすから!」と。

ハーブ講座の時も、「幼稚園児じゃないんだから、(シーっと)やらせないで」と言われていましたが、いやはや。。。

 

で、何をするかというと、キッチンスポンジで種を植える培地を作ります。

講師がやり方を説明しますが、ここでも、何色がいいとか喋るおばさま方の暴走に

「どの色でも、切って交換するので一緒ですから!!!」と。

このように、1個を6当分して、3人で分けるので、自分が何色を取ろうと一緒なんですけど。。。

6等分したら、ガサガサした面に、ハサミで十字の切れ目(ここにタネを植える)を入れます。

講師(再三)「ハサミで指切らないで!!!」

会場の騒々しさから察するに、聞いちゃいませんね。

 

  • スポンジで培地を作るのは、乾けばタネが呼吸できるから。「スポンジは、先生のところで売っているのを買えばいいんですか」と聞かれるが、どこででも売っているものです(会場笑)
  • 新しい、キレイなものを使ってください。「一回、掃除に使ってからでは駄目かしら」は駄目です(会場笑)
  • 不織布(硬い面)を上に、ウレタン(柔らかい面)を下に。なお、不織布は、ソフトと書いてあるものを買うように。ハードは、研磨剤と薬品が付着しているので。
  • 暗いと発芽するタネが多いが(ほうれん草など)、好光性種子というものがあり、光を好むので土をかけなくて良い(シソ、セリ、キク)。
    • 今回配布したスイートバジルはシソ科、ベビーリーフはキク科。
    • バジルは、小さなタネだが、すぐに乾燥することがないよう、水をゲル状にまとって、カエルの卵のようになる。以前、お腹の中で膨らむと、ダイエットフードとして流行ったが、配ったタネは食用ではないので、食べないように。
  • まずスポンジに水を含ませ、タネを植えていくが、コツは、濡らした楊枝に一粒くっつけて、切れ込みのとこで挟んで、楊枝を引き抜くと良い。
  • この後配る、お弁当箱のような入れ物に並べて、1cmの高さに水を張る。
  • バジルは一週間くらい。レタスは早ければ一日で芽を出す。
  • 根(根毛)が張ったら、ペットボトルで作った容器(サンプル)にスポンジを移して、根を伸ばす。
これは、会場に置かれたお手本です。

これは、昨日、自分でペットボトルを切って、作ってみたものです。切るべき場所は、もっと上でしたね。

  • スポンジと、下の水の間を空けること。根が呼吸できるように。
  • 肥料を与えると、葉が硬くなる。あげるとしても水耕用のものを。土用の場合、倍に希釈すること。
このくだりの説明中も、講師が度々「タネを開けないで!」「帰るまでに、カバンの中タネだらけにするから!」と言っていましたが、講師の方から見渡すと、何度言われようと、開けて見ようとする人が随分いたんでしょうね。
 
  • 失敗か?成功か?(写真で紹介があって)
    • 曲がってもキュウリはキュウリ。出荷している訳ではない。曲がるのは育つ途中で障害物。水が途切れると瓢箪型になる。
    • 双子なすは肥料過多。
    • 番組で、トウモロコシを育てたら、ヒゲ(一本が実一つに繋がっている)を、ばっさりカラスに食べられた。
  • 毎日、発見として楽しむ。ハプニングはラッキー。トラブルは”おいしい”。
これが、最初に講師が言った、育ち方を楽しむ日常につながるのでしょうね。
  • 植物が育つためのサポート
    • てんとう虫は益虫。肉食性でアブラムシを食べる(2、30匹をむしゃむしゃ食べちゃう)。どうやって連れてくるか?アブラムシを発生させればやってくる(笑)
      • 二十八星てんとう虫(14個ずつ、両側に星がある)は、虫を食べるが、葉も食べてしまう害虫。特に茄子。葉に階段状に穴が空いて、葉脈だけになる。
    • 蜂は受粉を助ける。カマキリは縄張り意識があり、プランターに一匹いれば、虫を食べてくれる。黄色てんとう虫は、うどん粉病菌が好物。でも、薬剤に弱い。どうやったらくる?うどん粉病を発生させればすぐにやってくる。
  • 要するに、自然にはバランスがある。植物だけでなく、虫など周囲の環境を知ることも重要。
    • アブラムシとアリは仲がよい。アブラムシの排泄する甘露が欲しいので、アブラムシを食べる虫を追い払う。クサバカゲロウの幼虫は、アブラムシを食べるが、アブラムシの死骸や脱皮した抜け殻を体にまとわりつける。それによって、アリに自分をアブラムシと思わせる益虫である。
最後に、
  • 園芸家であるので、育て方を教えろと言われるが、よく観察していると声が聞こえてくるものである。
  • 人の心にタネをまき、素敵な花を咲かせよう。
日常として、育ち方をよく見ていれば、水遣りとか、間引きとかは自然とわかってくるものかもしれませんね。

そして、今日の話をどう聞いていたのかな?と思わせる、瑣末な育て方に関する質問がいくつかあって講座は終わりました。

終わってから、参加者に囲まれた講師から「タネは何粒蒔けばいいかという質問が多発しています。何粒でもいいから色々やってみればいいと思うんですけど。5粒にしましょ。」と言う声には、少しイラっとした感じが(苦)

 

さて、自宅作業です。

貰ってきたものは、これ。

18色の緑づくりでは、ひまわりと日々草の種の他、花壇(またはプランター)に、花の名前を書いて刺す紙プレートもあったのでいただいてきました。

キッチンガーデン用のタネは、バジルとベビーリーフミックスがありますが、バジルはベランダでモコモコ育っているので、先日食べてしまったベビーリーフで。

芽がでるか出ないかのジャッジも早そうだし、前回と違って、ベビーのうちに食べるには、水耕がいいかな。

で、講師に教わった通り、楊枝で5粒ぐらいずつ埋め込み、容器に水を張りました。

根を張ったら、こんな感じで。

でも、使っていない細身のグラスとかもあるので、いろいろ試してみるのもいいですね。

要は、スポンジが挟まって、グラスの底に張った水とスポンジの間に、空間があればいいのですから。

さあ、こんな風(お手本)にできるかな?

 

最後に、最近悩んでいたこの花の名前がわかりました。

カシワバアジサイ

偶然、友人がFBのカバー写真に、この花を載せていたので、名前を聞いたら教えてくれました。

スノーフレークという品種ではないでしょうか。

葉の形が、カシワに似ていることからと言うことですが、確かに、柏餅の葉っぱだ。

ちょっとスッキリ。

ではでは


キッチンガーデン講座①

2019-06-09 18:48:30 | 地域情報

今朝は、洗足池に散歩に行きましたが、道路が濡れていたので昨夜は雨が降ったようですね。

雨曇りの感じでしたが、旬の紫陽花は、曇り空に少し濡れた感じの方が、情趣があるような。

洗足池公園には、勝海舟夫妻のお墓があるのですが、その参道の両側が紫陽花でした。

それと、公園の入口には、白い紫陽花がありました(これは紫陽花ですね)

と、その隣には、、、

画像検索すると、やっぱりシモツケなんですけど、

こちらは更に楕円形というか、円錐形?

となると、シモツケ、コデマリでもないような。。。

 

さて、昨日のことですが、大田区主催のキッチンガーデン講座に参加してきました。

場所は、大田区消費者センターの集会室。緑のカーテン講習会と同じ場所です。

100名の募集で、運よく当選しましたが、ハーブ講座同様に、集会室は参加者でびっしりでした。

くどいようですが、何で落選しないのでしょうか。aruku&の名産品は、全く当たらないのですが。。。

 

では、例のごとく、講座の内容をメモった範囲で紹介したいと思います。

 

まず、主催の環境対策課の課長から、毎度のご挨拶。

これまで通り、

  • 18色の緑づくり(タネの無料配布。一応、また、池上地区のひまわりと日々草を頂いてきました。どこに蒔くかは思案中)
  • 緑化事業が東京オリンピックにおける大田区のアクションプログラムであること(バッジの配布。毎回いただくので4個目)
  • 生垣づくりに助成金(コンクリートではなく、木製の場合、という説明は初めて聞きました。問い合わせとか誤まった申請があったんでしょうね)

がありましたが、今回は、初めて枕噺がありました(驚)

実家では切ったトマトに砂糖をかける(実は、うちの父親がそう)。トマトを丸ごとかぶりついた時の美味しさから、以来、切ったトマトが食べられない。自分で作ると愛情が籠ります、と。あと、なんかジーンズにジャケットという、ベンチャーっぽい格好でしたね。だから、どうということはないのですが(苦)

 

さあ、キッチンガーデン講座の始まりです。

講師は、園芸家の深町貴子氏、テレビに出ている方とのこと。だからでしょうか、進行役の方から、プレゼン中にはカメラ向けないように、との注意がありました。

  • NHKの趣味の園芸に出ている。9年前に西城秀樹さんと始めた。Eテレで明日(6/9)8時に放送がある。山口もえさんとドラマ仕立てでやっているが、台本はほぼない。山口もえさんのリアクションがわざとらしくなるので。初心者向けの内容なので、彼女が納得するまで話すことになり、自分が喋ってばかりになる。
  • 園芸では、間引きのタイミングはいつとか、細かく考えがちだが、楽に、気持ちよく。野菜のいいところは、いつでも食べられる事。
  • 趣味」ではなく、「日常」にして欲しい。
    • 大変そう、難しそう、虫が嫌いなど考えがち。
    • 安心安全(自分で作る。虫でも食べる)、大人の食育(トウモロコシが土の中で育つと考えている人、魚は切り身で泳でいると思っている子供)、健康に生きるためのもの。
  • 植物の育ち方を考える。育て方ではない。
    • 子供をジャニーズのように格好良く育てることはできない(笑)。でも、優しい子に育っていく。
ここで、参加者に話しかけながら、トマトの種を蒔いて、育っていく様子をイメージしていきます。双葉が出て、本葉が出て、次の回答者が花をつけると答えると、早すぎるとツッコミが入り、脇芽が出て、葉が増えていくのを、一人ずつ数えさせて、9枚目で花芽が出るところまでを話して、参加者に、トマトの育ち方をイメージさせます。

全体を通してですが、一方的な話というよりは、参加者に話しかけ、答えを求めつつ、会話のように進めていくので、分かりやすく、内容に入り込みやすいです。ただ、故に、聞かれてもいないので、明後日の方から答えたり、講師の話そっちのけで、友達同士で喋り出す、おばさま達には、終始イラっとさせられるのでしたが(苦)

  • トマトの花芽は、同じ位置(向き)に生える。農家のりっしょく(立植かな?)で、みんな同じ向きに実を付けているでしょ。苗を買うときは、花芽の付いているものを買って、向きを確認して植えればよい。
  • 芽は、”首”のところから(土から)出てくる。首のところで日光を感じたら、葉を広げる。もやしは日光を当てないので、首のまま。スプラウトは、日を当てずに育てて、最後に日を当てて、双葉を開かせて出荷する。双葉の形が、貝を割ったようなので、”貝われ”と呼ぶ。
  • 複数の種を蒔いて、間引きするのではなく、一粒を蒔けば、と考えるかもしれないが、種同士の競争がある。早く芽を出して、葉を広げて日光を得ようとする淘汰が起きて、成長を早める。そして、いい芽を選ぶ。
たくさん蒔けばいいものではないでしょうけど、複数粒を一緒に蒔く理由があったのですね。。。ナスタチウムの芽が出ないのは、それか?(1ポットに2粒しか蒔かなかったから)
  • 植物が育つ上で大切ないのは(参加者に質問し、答えさせながら)、水、光、愛情(笑)、土、肥料・・・生物に必要なのは、空気(酸素)。植物も根で呼吸活動をします。二酸化炭素を吸収するのは葉の光合成。
    • 根は息がしたい。人間と同じで、喉が乾けば水を飲みます。植物で喉が乾いた状態は、葉が萎れた状態。土が乾いたら水遣りをすると、本やネットでコピペされているが、土の表面は必ず乾く。大事なのは、土の中が乾くこと(根が呼吸できること)。
    • 葉が萎れてから水遣りをする。成長点である新芽が倒れてくると、下の方の葉が柔らかくなる(全体に水が行っているとピンとしている)
これも自分の重大なミスを思い知らされる重要な情報でした。これまで、明らかに水をやり過ぎていましたね。メリハリと、ハーブ講座で学んでいましたが、根が呼吸している、という観点はありませんでした。ナスタチウムは、受け皿が乾くことなく水を注いでいたので、溺死かも。。。
  • 植物には、果菜類、根菜類、葉茎類があり、それぞれに特徴がある。
  • 果菜類(スイカ、トマト、ナス)
    • 実を付けるには花が咲かねば、花の前には葉を大きくせねば、葉を大きくするには地下茎が大きくならねば(根を張らせる)。
    • 前半戦は”枯らしめ”に。根は空気が必要。水を求めて根が伸びる
    • 最初の花から水を多めに。最初の実が付いたら肥料を。その前に肥料を与えると、葉ばかり増えてしまう。
これも、身につまされる。。。し、非常に納得感がある。
  • 根菜類(人参、かぶ)
    • 根は、縦に真っ直ぐ伸びる(地下水を求めて)
    • 水は控えめに。水が多いと、短くなる。十分縦に伸びてから、横に太くなる。その時は、水と肥料が要る。でも、土中なので、どうやって知るか。
    • 葉の枚数が増える。葉の裏側にある気孔から、葉を乾燥させて水を吸い上げる(蒸散作用。気化熱で葉の裏側の温度が下がる。緑のカーテンを作っても、水をやらねければ涼しくならない)。葉が吸い上げる水の量が増えるので、根が育つ(太くなる)。
牛乳パックを使って、(細めの)人参を15本育てる例が紹介されましたが、ちょっと驚きでした。が、上記のことを守れば可能でしょうね。
  • 葉茎類(レタス、キャベツ)
    • 地表に近いところで、細かい根が生える。空気が欲しいので。
    • 肥料をあげすぎると、葉がカチカチのキャベツが出来上がる。
根が地表に近いとなると、葉茎類は、水を頻繁にあげる必要があるのかな?以前、ベビーリーフを育てた時、すぐ萎れていたのを思い出しました。

というところで、前半終了、休憩に入りました。

私も一旦区切ることにします。(お腹を空かせた奥さんにご飯食べさせないと)

ではでは


「認知症と食事」② おおた区民大学「健康維持に役立つ食の知識」第1回 

2019-06-04 19:07:47 | 地域情報

おおた区民大学健康維持に役立つ食の知識 第1回 認知症と食事」の後編です。

その前に、今朝、本門寺に行って、佐伯栄養専門学校の創設者、佐伯 矩(さえきただす)氏の碑を見てきました。

境内から五重の塔に向かって、通り過ぎると、本門寺公園への入口があります。

その右側に碑が建っていました。写真?つき。ベトナムの墓石屋でこういうの売っていたな〜。

 

さて、前半は、認知症とは?の話でしたが、

後半は、「認知症の診断」と「認知症と栄養」です。

認知症の診断

  • 問診が重要。本人よりも介護者の情報。同伴は必須。
  • 認知症(MCI)の診断(判断?)にはフリーチャートと使う。前述の鬱との区別もありました。他の病気の薬の影響がないと判断されれば、記憶力のテストなどを行う。
  • 認知症においては確定診断は付かない。確定診断に近づくための診断を行う。
    • 「認知症の原因となっている疾患を はっきりと定める診断を確定診断(病理診断)といいます。 確定診断は、脳を直接見る必要があるので 亡くなってからしか行うことができません。 問診、神経心理検査、画像検査などから推定することを臨床診断といいます。」(e-65.net
  • 認知症のテスト(質問式)
    • HDS-R 長谷川式:記憶力に特化している。20点以下でMCI。21点以上は予備軍
  • それぞれ点数については、教育レベルで差は出るし、歳をとると点数は落ちる → が、前回記述した通り、急激に落ちると危ない
  • 患者の内訳 → 認知症=アルツハイマーではないし、色々あるんですね。「症候群」ですからね。
    • アルツハイマー型(AD)が半数。記憶力低下と近時記憶障害。ゆっくり進行する。発症すると5〜7年でBPSD(行動・心理症状)が増えてきて、その後、無為(何もしない)、10年で寝たきり、最後は感染症で亡くなる。異常なタンパク質(タウ)が溜まって、脳の海馬が萎縮する。何故そうなるかは分かっていない。
    • レビー小体型(DLB)が2割。パーキンソン病(歩行障害)を併発。転びやすい。悪夢、怖い夢を見てそれを行動化してしまう。レム睡眠行動障害(寝ている時に動いて怪我する?)。睡眠導入剤が効きすぎる。自律神経障害強い。

歩くことに問題はないけど、なんだか睡眠に関しては他人事じゃないな。。。

  • 脳血管性が1割。脳梗塞が原因。睡眠時無呼吸症候群、生活習慣病と合併。ADよりも速く進行する。特効薬がない。
  • BPSD(行動・心理症状)に対する治療的アプローチの多様性
    • 薬だけでなくリハビリを。精神療法・支持療法。コミュニケーションの工夫が必要。出来ないことより、何が出来たかに焦点を前向きに当てる。
    • 洗剤を入れ忘れても、指摘せずにこっそり入れる。夏場にコートを着てくる場合、こっちの方が似合うんじゃない?と夏服を勧める。食事を多く作ったら、残りは明日食べましょう、と提案する。洗い残しがあっても、洗う事は出来ている、と思う、など
    • 最近は、操作の仕方がわかりやすいシンプルな電化製品も多いので、患者が使いやすいものを用意する。

 

認知症と栄養

  •  食事をするまでの準備として
    • 嚥下(えんげ)障害がないか検査する。むせずに食べ物が肺に入って発熱してしまう。
    • 失行、失認、空間認識障害がないか。食器の使いにくさに影響する
    • 口腔内の乾燥がないか、入れ歯の調整
  • 食事の仕方
    • 姿勢を整える
    • 食事に集中しやすい環境を整える
    • 咀嚼は、極端に速くならないよう、よく噛むことができるよう、ただし、極端に遅くならないように
  • 食事の内容
    • 適度な飲酒と水分:ストーブの前で脱水症状起こすこともあるので、水分は重要。飲酒という言葉で誤解してほしくないが、赤ワインのポリフェノールが異常なタンパク質(タウ)をためない、分解するということ言われている。
    • 大豆、卵黄:レミチンという物質が脳を柔らかくする。→ 脳の細胞、または血管を、という意味かな?
    • 胚芽米、ナッツ類:ビタミンE
    • ごぼう、おから、ひじき:食物繊維が腸内環境を整える、腸内細菌が脳に好影響を与えるらしい。
    • うなぎ、レバー:葉酸、非抗酸化作用
    • オリーブオイル:オレイン酸、アミロイドβを除去(って言ってた?)
    • 芋類:ジオスゲニンが脳の情報伝達をよくする
    • 乳製品:ビタミンB12
  • 認知症に直接効くというものではない。毎日これを守ろうとしたら疲れるので、効果があるかもしれないくらいの感覚で、日々の食事のヒントとして捉えて欲しい。

 確かに、認知症に対してというものではなく、一般的な食生活改善の内容に思える。。。

  • 血糖と認知機能
    • 糖尿病は認知症の発症率が2倍
    • (インスリンのため?)脳に糖が吸収されず、脳の活動のためのエネルギーを失う?

なんだか、この辺りから、メモが怪しい。疲れてきたからかな、それとも講師の専門ではないからかな?(苦)

  • 糖尿病予防?
    • 高ホモシステインには、葉酸、ビタミンB12が有効(?)
    • ビタミンEは、老化の原因となる抗酸化物質が作られるのを妨げる
    • オメガ脂肪酸が有意義とかなんちゃら。。。
  • 高齢者は栄養不足になりがち、体重不足は発症リスクを上げる
  • 炭水化物を多くとるのは血糖値が上がってよくない。少なくともご飯がおかずより多いのはNG。一日一合は多い。60kgの体重の人で、750kcalまで。多くても900kcal。日本人に糖尿病が多いのは、ご飯が美味しい(多く食べる)からと言われている。
日本人としては納得感があります。確かに、ふりかけ、海苔、佃煮、食べるラー油etc、ご飯が美味しいと、ご飯から糖質を摂りすぎるのかも。

でも、東南アジアもたくさん食べるけどね。

ベトナムだって、ご飯だけではなく、ライスペーパーもフォーもブンも、何でも米ですが、糖尿病多いのかな???

  • 生活習慣病対策同様、適度な運動が大事。カラオケに出かけるのもOK。趣味があるとボケにくいと言われ、余暇活動は重要。トランプ、麻雀、UNOなどをしているなら続けて欲しい。
    • 地中海食をお勧めする。(最後にちょっとスライドに写しただけだが)先述のお勧め食材は、この地中海食を意識して話している。
    • 主食よりバランスよくおかずを積極的に摂取すること。
以上です。

認知症については理解が深まりましたが、

でも、「認知症と栄養」の”栄養”は、なんか付け足しの感はありましたね。

柳橋医師も、栄養学の専門ではないでしょうし、会場の提供と、残り2回の講師が佐伯栄養専門学校という、大人の事情でしょうかね。

なんとなく、消化不良の参加者もいたように、Q&Aセッションの雰囲気から感じましたが、

私とては、認知症の理解で十分、というかとても為になりました。

認知症で言われる「日常生活に支障ときたす」ことのないよう心がけるには、生活習慣病全般の予防につながることですし、生活習慣病が認知症のリスクを高めることですし、それこそは本講座の「栄養」部分で言われたこと然りですから。

次回以降、他のおおた区民大学プログラムにも期待大です。

ではでは 


「認知症と食事」① おおた区民大学「健康維持に役立つ食の知識」第1回 

2019-06-03 20:27:52 | 地域情報

家庭菜園のチャービルですが、集っていた小さい茶色い虫のせいなんでしょうね。

下の方で、枯れた枝葉が目立つようになってきました。

それに、バジル、ゴーヤも、新芽のところに集るようになってきました。

頭のフケを払うかのように、バサバサやると落ちるのですが、捥いで料理に使うときも気にかかるので、

amazonで評価の高い防虫剤?殺虫剤?を島忠で買ってきました。

WEBで調べた殺虫の方法に、牛乳で窒息死させることがありましたが(ママレモンでゴキブリを殺すように?)

それと同じ方法らしく、収穫の前日に使っても大丈夫というオーガニックなもののようです。

昨夕、使ってみましたが、

今朝調べると、防虫剤がかかっていないあたりに、大量退避していたり、葉の裏側に回っていたりしたので

防虫の効果はありそうです。今朝は、葉を裏返したりして、再散布してみました。

これで効果がちゃんと出るといいのですが。

 

さて、先週末、土曜日のことですが、おおた区民大学「健康維持に役立つ食の知識 第1回 認知症と食事」に参加してきました。

緑のカーテン講習会ハーブ講座に続き、こちらも当選しました。

「健康維持に役立つ食に知識」は全3回で、各回、個別に申し込むのですが、3回とも当選通知がきました。

おおた区民大学の他のプログラム「地域でいきいきと暮らしていくための知恵」も全4回、当選しましたし、

キッチンガーデン講座も結局当選しました。。。

これまで参加した講座は、決して人気がない訳はなく、行ってみると満席でしたし、参加者のやる気も感じられるので、何だかこんなに当たっていいのだろうか?と、ちょっと不安を感じます。

が、私も真面目に参加していますし、どれも非常に良い勉強になっています。

(ふるさと納税せず、大田区に市町村民税を払っている甲斐があるというものです)

 

さて、「健康維持に役立つ食に知識 第1回 認知症と食事」ですが、

参加のモチベーションについては、そのうち書くことになると思いますが、認知症(特にアルツハイマー)について勉強のきっかけが欲しかったので、大田区のイベントページで見つけた時は奇跡かと思いましたし、当選して本当に良かったです。

第1回の講師は、東邦大学医療センター大森病院 脳神経内科 柳橋優氏。

冒頭の大田区役所の担当者からの紹介では助教と言っていました。

今回も、講座で勉強できたこと、感想などを記載したいと思います。

(配布資料はなく、プレゼンの写真撮影の禁止されたので、私の理解できた、メモできた範囲で)

なお、内容が濃かったので、二回に分けたいと思います。

 

まず、大田区地域力推進部の方からプログラムや大田区の取り組みの紹介がありました。

おおた区民大学のページにありますが、

「大田区では、現代社会の抱える様々な課題(人権、平和、子育て、健康、福祉、環境、まちづくり等)や区政課題などに対して理解を深めていただくために区民大学を春、秋、冬の年間3回開講しています。 区民大学で学習することで、このような問題、課題に気付き、解決に向けて考え合って見ませんか。」

という主旨を理解し、真摯に学習したいと思います。

次に、会場となっていますし、残り2回の講師である佐伯栄養専門学校の学校長 山崎大治氏からの挨拶があり、

  • 佐伯栄養専門学校は世界で初めての栄養士の養成を始めた。→ 1924年の創立ですから、結構な歴史ですね。
  • 開設した佐伯矩の記念碑が、本門寺の五重の塔の辺りにある。→ 次、本門寺に行った時は見てみよう。
  • 大田区と提携している(エコレシピコンテストなど)。学校の入学金、授業料には区民割引があります(笑)。

そして、柳橋医師からの講義になります。

 

  • 横浜の大学に3年間外勤し、「もの忘れ」に特化し、80名の患者、家族を診療してきた。その経験を盛り込んで説明するので、認知症とは何かを理解してもらいたい。
  • プレゼンの構成は、
    1. 認知症とは?
    2. 認知症の診断
    3. 認知症と栄養
  • 持ち帰って欲しいイメージは(Take Home Message)
    1. 発症時の症状。記憶力低下以外にも色々周辺症状がある
    2. 早期発見が大事
    3. 食事は内容に加えて、摂取前の準備、摂取の仕方も大事
    4. 生活習慣、体重維持も発症予防には重要(高血圧、コルステロール・・・)
    5. 主食よりも、おかずをバランスよく多めに摂取

認知症とは?

  • ボケること?人の名前やハンコの場所を忘れたり、バックの置き忘れなど記憶力に関わることだけではない
  • 朝になれば、起床する、朝ごはんを食べる。洗濯物が溜まったら、選択する。家が汚れたら掃除する。夜になれば、夕食を食べ、入浴し睡眠をとる。食べ物がなければ、買い物に行く。プレゼントをもらったら、ありがとうと言う、お返しをする。外出する時は身なりを整え、戸締りをする。それら当たり前なことを認識するのは脳の機能であるが、その機能が低下してくる。同じものを買う、道に迷う、服装に無頓着になる、火元を確認せず外出する、など。
  • 医学的には、ICD-10(国際疾病分類)で定義され、認知症とは「通常、慢性あるいは進行性の脳疾患によって生じ、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言語、判断等高次脳機能の障害からなる症候群」
  • 日本神経学会ガイドラインでは、日常生活に支障があるかないかの判断であるが、歳を取ると緩やかに支障が出てくるもの(健忘症、正常老化)だが、急激に支障が出てくるのが認知症であり、その初期段階をMCI(軽度認知障害)というが、そこからアルツハイマー症などに進行する。
  • 2025年には、65歳以上の20%、700万人が認知症患者になると予想されている。
  • 高齢者の起こした痛ましい交通事故をニュースで見るが、高速道路の逆走の7割が高齢者による。老化に伴い、時間と空間の把握能力、認識・判断力が落ちてくる

正常老化による健忘症も、最終的には生活に支障が出ることになるが、認知症との違いはどこか疑問に思いましたが、認知症は、その支障の出方が急激になるようで、次回に紹介する検査の点数は加齢に伴い年々下がるものだが、落ち方が急激になるとのこと。

  • 自動車の運転に関して見受けられる周辺症状は、運転中に行き先を忘れる。駐車、幅寄せが下手になる(先日の、母娘が死亡した事故では、運転手にはこの傾向が見られていた)。交通ルールを無視する。わき見運転。車間距離が短くなる。ブレーキだけでなく、ハンドル操作も遅くなる。知らないうちに車に傷ができる。

知らないうちに車に傷ができる、って、自分の身体にも言えるんじゃないのかな。いつ擦りむいたかわからない傷とか。。。他人事じゃないな。

  • 75歳以上は、3年に1回、認知機能検査を受けるが、医師が診断するものではなく、公安委員会が決める(そうなの?!)。医師の検査には3ヶ月は要する。身分証明書として必要と主張する人がいるが、運転経歴証明書を発行してもらえば良い。
  • 車の運転だけなく、オレオレ詐欺、高齢者の万引き、マルチ商法などの社会問題も生じる。金銭面でのトラブルも、ご家族に負担を強いることになる。変な契約はクーリングオフを活用して。
  • 重要なのは、そうなる前、MCIの段階で受診し、早期発見すること
    • 東邦大学医療センターには、もの忘れ専門科はないが、外来を受ける体制はある。
  • 早期発見の必要性
    • 治療可能なものに早期介入できる(慢性硬膜下血腫など)

 原因は老化だけではないんですね

    • 本人、家族が知る機会を得る。受け入れる時間を確保できる。

これは重要ですね。車の運転も、老化を受け入れられない高齢者が起こしていると言っても過言ではないかと。

    • 進行を遅らせる内服薬の投与
    • 進行に対して速く対応できる。社会的資源(介護保険など)の活用。住宅を改修するなど。
  • 早期発見の症状
    • もの忘れ:切ったばかりの電話の相手、同じことを何度も、仕舞い忘れ、置き忘れ
    • 判断力・理解力:新しいこと、料理、片付けができない
    • 人柄が変わる:怒りっぽくなった、自分の失敗を他人のせいに。家族が第一発見者「この頃様子がおかしい」
    • 不安感が強くなる:一人、外出は怖い
    • 意欲がなくなる:身だしなみ、趣味、テレビに興味がなくなる、ふさぎ込む、億劫がる。
    • 食事ができない:食欲がわかない、味覚が変わった、毒が入っていると主張
    • 他の病気の影響が背景にあったり、患者と介護者の気持ち・認識にギャップを生じることもある
  • 認知症を取り巻く環境は複雑:脳の病気、患者の性格、身体状態(高齢者は、喉が渇いた自覚がなかったりする)、生活歴(栄養に関係する)

というところで、休憩に入りましたので、私もここで一旦区切りたいと思います。

ここまでは、認知症とは?という話でしたが、

記憶力、判断力、生活習慣に関しては、症状が鬱と似ている感じがします。

違うのは、車の運転のところで出た、空間の把握力かな。

講師も、鬱ではないかのチェックは行うものの、認知症の場合は、正方形が描けなかったりするので、やはり空間把握力の要素が大きいと言っていました。

ではでは

 


養源寺紫陽花まつり

2019-06-02 13:20:05 | 地域情報

本門寺界隈の寺院で、何かとイベント好きな養源寺で、今週末「紫陽花まつり」が開催されると、写メしていたのを思い出し、昨日はいけませんでしたが、今日の午前中行ってきました。

まあ、紫陽花は最近、散歩中に色々見ているので、むしろ「移動動物園」に奥さん共々惹かれてのことでした。

昼前に行ってみると、かなりの集客。

紫陽花は、本殿の裏を、墓地に登っていくところに咲いていて、遠目にも綺麗なのですが(後から紹介します)

やはり、みんなの目的は「移動動物園」。

もしくは紫陽花を見に来たのに、目の前の小動物に目を奪われて境内から動けなくなっているような。

ひよこなんて久しぶりにみた〜♪

子供の頃、縁日で買ってもらって、餌あげてしまって殺してしまった苦い思い出。しばらくは餌あげちゃダメなんですよね。

それと、バンコクに赴任していた25年くらい前、ペンキをスプレーされたカラーひよこが売られているのをよくみたな〜

モルモットも可愛い。飼いたい、けど奥さんNG。。。

もっと飼ってみたいのはミニブタ。でも、豚肉食べられなくなるな、きっと。

子ヤギはゲージが小さいが、大人しいからからな。

そして、カンガルーがいました。こっちはピョンピョン跳ねるからか、ゲージが広め。

なかなか視線は鋭い。

うさぎもいますが、中央の鉢植えの木の上には、

カメレオン。このディスプレイはウケました。(ピントが後ろの人に合ってしまって、ピンボケ、、、)

まあ、結構な人出です。抜かりなく餌のキャベツや人参も売っていました(それを買うのに行列が)

手前のトイプードルは、人気イマイチでしたね。トイプードル連れてきている人もいましたし。

 

さて、「紫陽花まつり」ですので、メインの紫陽花を鑑賞します。

裏手の墓地に登っていく階段沿いに、

「額咲き」の青い紫陽花と、

「手毬咲き」の青い紫陽花

が咲いています。

朝活散歩でも、最近はよく紫陽花を見かけますが、

一般にイメージする丸い紫陽花と、ひまわりのように花びらが外側についている二種類があるなと思っていたのですが、

調べてみると、紫陽花には、大きく分けて「額咲き」と「手毬咲き」があることが分かりました。

一説には、「額咲き」の方が日本原種で、「手毬咲き」はヨーロッパで品種されたので、「西洋紫陽花」とも呼ばれるとか。

ただ、二転三転しているようです。

 

なお、登りきったところは墓地なのですが、呑川と池上通りの交差点が見えました。

いつも、その交差点から、ここを見上げていたんだな(見上げていたのは本門寺ではなかったんだな)と。

境内に戻って、足元に小さな額咲き紫陽花が。可憐ですね。

 

それと、寺の入口に咲いている花ですが、呑川沿いでたまに見ます。

何という花か、家に帰って調べてみると、キダチョウセンアサガオ

一般には毒草として扱われるので、取り扱いには十分注意が必要である。」

と寺の入口に毒が、、、

とも思いましたが「主に地下茎から抽出した成分は、聴覚性幻覚・急性痴呆・行動異状を引き起こす。」

ということなので、根を掘ったりしなければいいだけ。

そして「花言葉は、愛敬、偽りの魅力、変装、愛嬌。」

なかなか癖のある植物ですね。

 

なお、今晩、「キャンドルナイトin本門寺」が予定されていて、楽しみにしていたのですが

諸般の事情により中止致します(2019/05/29)」と、中止になってしまいました。残念。

ではでは


現在までの変遷

「料理と散歩と仕事で海外」として、タイトルの通り、趣味の料理と散歩、そして出張する海外の情報を掲載していましたが、ハノイ赴任となり「ベトナム生活あらかると」でベトナム生活、近隣の国への旅行模様などを掲載するようになり、一時、仕事が忙しく更新が滞りましたが、2017年末に帰任し、2019年から改めて「池上優游涵泳」として、知識探求、スローライフを紹介しています。

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