日曜日から快晴が続いていますね。
6/7に梅雨入りしてから、goo天気で東京の天気を確認してみると、
終日雨だったのは二日(6/10、15)、朝方のみ(6/9)、昼から(6/7)が各一日。
合算して丸3日間とすると、今日(6/18)までの12日間(今日は北関東で雷雨の予報はあれど)で、雨の打率は二割五分(25%)
昨年の梅雨明けが6/29でしたが、まさか、このまま空梅雨から梅雨明けなんてことは。。。
今朝は、多摩川大橋から、上流に向かって、川崎側の土手(舗装路)を歩きましたが、
現在の土手の両サイドは、ムラサキシロツメグサがずっと続いて咲いています。
二ヶ月前は、ハマダイコンが凄かったのですが(4/15の写真)
その後、ハマダイコンは無残に刈り取られ、その後には、ムラサキシロツメグサが花を咲かせて、
来年はまたハマダイコンが咲くんでしょうけど、
タネってどうなっているんでしょう?タネが熟す前に刈り取られていたけど、、、
と歩いている時、不思議に思って、家に帰って調べると、
ハマダイコン、ムラサキシロツメクサ、共に多年草でした。
受粉のためにハチやチョウチョも大変だな、と思っていましたが、毎年、タネが飛び散っているのではないんですね(苦)
さて、おおた区民大学「健康維持に役立つ食の知識」の第2回「おおた健康プロジェクトと健康寿命の延伸」の後半と思ったのですが、
後半も長くなりそうなので、3回に分けることにします。
今日は、この2回目にします。
昨日は、(仮称)おおた健康プロジェクトの紹介と、その基本目標のひとつ「生涯を通じた健康づくり」の各施策の目標の説明を記しました。
(おおた健康プラン(第三次)および(仮称)おおた健康プロジェクトの詳細はこちらから)
残りは、平均寿命と健康寿命、健康寿命の延伸はどうしたらよいか、地域診断(4地域の特性比較)についてですが、
今日は、平均寿命と健康寿命、そして健康寿命の延伸のための「(仮称)おおた健康プロジェクト」のアクションプランのうち「適度な運動」までにしたいと思います。
まず、平均寿命と健康寿命ですが、
- 平均寿命とは、0歳の子の平均余命、生物学的寿命のこと
- 健康寿命とは、健康な状態から、要支援・要介護の危険が高い状態(フレイル(虚弱))までの年齢。
- そこから加齢、疾患、ストレスによって身体機能障害を受け、要支援・要介護の状態になり、死を迎えますが、その期間を平均障害期間という。
- 従って、健康寿命+平均障害期間=生物学的寿命(平均寿命)。
ここで、健康寿命を伸ばし、平均障害期間を縮めて、のような事を言われたように思うのですが、平均寿命が変わらなければそうかもしれませんが、健康寿命が伸びれば、平均寿命を伸ばすことではないのかな?それとも、死ぬまで元気で、介護とか受けずにコロッと死ねばいいということかしら?
と疑問を覚えましたが、後段の説明で、後者であることがわかりました。それはそれでいいような気もしますけどね。
佐伯栄養専門学校が作成したPPKPガイドブックというものが配布されましたが、ピン・ピン・コロリ・プランの略で(予想通り、PPAPではない、と校長が言いましたが、高齢の受講者たちはピンと来ていないような)、元気でピンピンしていて、コロリと死ぬのがいいと考えて、健康を意識することで、長寿を目指す長野県の取り組みであるとのこと。
ここで「65歳」の意味がわからなかったんですよね。
後で調べて、65歳の人が、そこから何年で要支援1・要介護2になるかの年数を測って、65歳に足した年齢を「65歳健康寿命」と言うのだと理解しました。
65歳前に亡くなった人とか、事故で亡くなった人は、平均にカウントしないんでしょうね。(そういう意味では、平均寿命=健康寿命+障害期間ではないようにも思えますが)
- 東京都と大田区を比較すると、男性も女性も、要支援1、要介護2それぞれの健康寿命も、大田区は東京都より短い。逆に(従って)、平均障害期間は長い。
平均寿命が東京都と大田区で同じであれば、計算は合います。そして、健康寿命が短く、長い要支援・要介護期間を経て、亡くなっているということですが、
- 平均寿命は、全国が男性81.09歳、女性が87.26歳のところ、東京都で男性81.07歳(全国11位)、女性87.26歳(15位)、大田区は、男性79.4歳(東京都の62市町村で45位)、女性86.0歳(42位)
- 平均寿命の1位は、男性が滋賀、女性が長野。東京都は11位と15位。
- ワーストは男女共に青森。東北の県が下位の方に位置している。塩分の取り過ぎ。青森はインスタントラーメンの売り上げ1位。年齢調整死亡率でも青森が男女1位。
- 健康年齢の1位は、男性は山梨、女性は愛知、山梨は女性でも3位。
- ワーストは、男性が秋田、女性が広島。滋賀は、平均寿命の男性1位、女性4位なのに、健康寿命では女性が43位(ワースト5位)
- 年齢調節死亡率の1位(最低)は男女共に、PPK(ピン・ピン・コロリ)の長野。
- 東京都内では、平均寿命1位は男女共に、杉並区。お隣の目黒区、世田谷区が男女共ベスト5に入っているのに、大田区は45位、42位。
- 平均寿命ワーストは、男性が葛飾区、女性が北区。ワースト5には城東の区が多い感じ。
- 23区内で、大田区の65歳健康寿命は、男性の要介護2で82.22歳、平均障害期間が1.89年で、23区中14番目。女性は、65歳健康寿命が85.36歳、平均障害期間が3.72年で、23区中21番と、女性はよくない。
- 女性が長生きする3つの理由
- 科学的には、女性ホルモンのエストロゲンが血圧を下げたり、悪玉コルステロールの血中濃度を下げる働きがあるため。閉経後はホルモンが出なくなるので女性ホルモンの効果はなくなる。逆に、若い女性には、心筋梗塞、脳梗塞が少ない。
- 基礎代謝量(寝ているだけでも使うエネルギー)が女性の方が少なく、少ないエネルギーで生きていける(燃費が良いので、長生きする)。つまり環境の変化に適応しやすいため(男性は頑固)
- 健康意識が女性の方が高いため。健康食品を買うのは女性が多い。男性は小遣いが少ないから買えない(この冗談はナイス)。自分は栄養学の専門家なのに、女房からあれ食えこれ食え言われている(このコメントもナイス)。
- 主要死因別死亡率は、全国、東京都、大田区で傾向は変わらず、1位は圧倒的にがん、2位は心疾患、3位は脳血管疾患、以前は肺炎だったが、3位と4位が入れ替わった。
ここで、10分休憩が入りました。
休憩が明けて、残り時間は40分。ここからは、どんどん進めていきます。と言いつつ、ちょっと小ネタから。
- 平均寿命の世界1位は、男女共に香港。少ない土地に建物がひしめいて、階段をよく使うので、その運動が要因と考えられている。日本は、女性は1だったのが2位へ。男性は4位から3位に上がった。
さて、健康の延伸はどうしたら良いか
- 生活習慣病の予防・早期発見・改善、肥満予防とフレイル(虚弱)予防・がん予防
- がんの5年生存率は90%を超えている。早期発見が重要。
- そこで「(仮称)おおた健康プロジェクト」のアクションプラン
- 適度な運動(毎日プラス10分の運動)
- 運動をしていないとアンケートに回答した若者が多い。
- 運動をしていない理由で一番多いのが「時間が確保できない」。これは切っ掛けの問題で、時間がないと言っているだけ。運動をしていない理由の傾向は平成22年から変わっていない。
- 運動習慣のある割合は、男女共高齢者が高い。
- 健康づくりのための身体活動基準2013というものがあるが、3メッツ以上の運動を週23メッツしましょう、とか分かりにくい。
- 適度な運動とは、エアロビック運動(歩く)とレジスタンス運動(腕立て、スクワット)
- いつでも、どこでも、一人でできる運動(毎日歩く)
- スポーツは、歩きとは別に週2、3回が理想
- 疲れない運動。疲れてはいけない。腰や足が痛くならないように。等
- 運動の効果(疾患の予防、改善の観点から
- インスリン抵抗性の改善(糖尿病)
- エネルギー消費の増加(肥満)
- 筋萎縮や骨細胞の生成に有効(骨粗鬆症、骨折)
- 心肺機能の向上(高血圧)
- 生活の質の向上(ストレス)
- おおた健康プロジェクトとしては、
- 毎日プラス10分の運動を心がける
- ひと駅手前から歩いて歩行量を増やす(生活歩行は3,000歩と言われ、残り3,000歩をわざわざ歩く)
- 自転車や階段を利用する
私の平均15,000歩は、歩き過ぎかもしれませんが、疲れてはいないし、セロトニンを分泌しないと困るのでね(苦)
というところで、第2回を終えます。
明日、第3回(たぶん最終回)をお送ります。
ではでは
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