徳島の2日目は、鳴門方面に向けてホテルを出発。
でもその前に娘が、徳島空港に行くと言う。
娘、空港、飛行機マニアです(;^_^A
用もないのに空港に行って、四国4県ではあと徳島空港を残すのみだそう。
徳島空港は、その日の目的地の鳴門に行く途中にちょうどあり、
しかも泊まっていたホテルからは25分くらいと近い。
ここも娘が運転しました。
高知空港は、日本で初めて人名を冠した「高知龍馬空港」ですが、
徳島は「徳島阿波おどり空港」というのですね。
阿波踊りのモニュメント↓
徳島空港はきれいで、お土産など売っているものもオシャレで充実していました。
飛行機は、JALの1機の離陸を見ただけでしたが、
娘のテンション高い(;^_^A
そこからは私が運転を代わって、鳴門を目指しました。
鳴門にはいろんな思い出があります。
元旦那と結婚前に付き合っていた頃、
ドライブで鳴門大橋の手前まで行き、
私は淡路島に渡ってみたいと言ったのに、
なぜか頑なに拒んで橋を渡ろうとしなかった元旦那。
何かあったな。
他の誰かと(^◇^;)
初めて淡路島に行ったのは15年くらい前になるでしょうか。
子供たちが小学生の頃、何年か連続で、
妹家族、ジジババと一緒に車2台で旅行に行きました。
父が亡くなる前、最後に一緒に行けたのが鳴門・淡路島でした。
鳴門海峡大橋。
開通は1985年だそうなので、瀬戸大橋よりは前に四国と淡路島とはつながっていたわけですが、
本州側の明石海峡大橋の開通が1998年なので、
こちらのルートで四国と本州がつながってからはちょうど20年。
今年30周年を迎えた瀬戸大橋よりは最近のことになります。
いずれにしても、本州と四国が橋で結ばれたのはすごいことでした。
私の大学の途中まで、橋はなくて、汽車を乗り換え、連絡船に向かってダッシュ

という世界。
東京から実家の間が、陸路だと13時間かかっていました。
(何時代⁉︎(^◇^;))
話は鳴門に戻って。
鳴門海峡、やっぱりきれいです。
鳴門海峡大橋を途中まで歩ける「渦の道」というのがあって、
前回家族で来た時には確かできたばかりのそれを通りました。
途中ガラス張りの床があったりして、
上を通っても良いのですが、
私は遠慮する(;^_^A
橋から、海峡や、車が通っている上部を見る。
今回は、渦潮の観潮船に乗ることにしました。
観潮船のことを私が初めて知ったのは、子供の頃、祖母の話から。
祖母は、もちろん橋などのなかった大昔に舟で渦潮を見に行ったという話をよくしていました。
海の潮がぐるぐる回っているすぐ近くまで、船頭さんが上手に操る舟で行き、
大きな渦を間近で見ることができるのだと。
そして、近くに行くとそのしぶきがすごくて、
着物が濡れるくらい海水がバシャバシャかかって来るのだ、
と、
話し上手だった祖母は臨場感たっぷりに語ってくれました。
祖母が「船頭さん」と言うくらいだから、
それはたぶんすごく昔のことで、
この場合の「ふね」は、「船」ではなく小さな「舟」であったに違いありません(;^_^A
現代の観潮船は、80人乗りか200人乗りかを選べました。
やや船に弱い娘は、大きな200人の方を選ぶかと思っていたら、
80人のでいいと言う。
お値段はこちらがやや安く、
渦の道の入場料と一緒で1800円でした。
橋の上から眺めた観潮船にはどれも沢山の人が乗っていましたが、
私たちが乗った時はちょうどお昼時だったためか、乗客は20人足らず、
甲板を自由に移動しながら、添乗員さんの説明もよく聞くことができました。
船からの眺め↓
最後の1枚は、船から、さっき渡っていた「渦の道」の一番広くなっていたところあたりを見たところです。
ちょうど干潮だったため、添乗員さんによると、
こういう時には瀬戸内海と太平洋の境目の岩が見えるのだそうです。
あまりうまく撮れていませんが…
現代の観潮船は、造りも頑丈で快適、
出せるスピードもすごくて、
もっと危険を感じるくらいの急流や揺れを覚悟していたのに(笑)、
祖母が言っていたほどに水しぶきもかかったりはしない(;^_^A
もし祖母がこの船に乗って、渦潮とともに壮大な吊り橋を見ることができていたら、
さてそれをどんな風に語ったでしょうか。
添乗員の人たちも、陸で誘導したりしてくれる人たちもとても気さくで親切。
楽しい渦潮観覧でした。
これで1800円(観潮船だけなら、たしか1500円強)は絶対オススメです(^^)
駐車場に帰ってビックリ。
海に出ている間に車が「増殖」していましたヽ(;▽;)ノ
右側が私の車で、
左側が、なんだかナンバーまで似たお隣の県の車でした!
ドリンクホルダーに立っていたコーヒーまで、私がよく飲んでいるものと同じで、
あやうく入る車を間違えるところだった(;^_^A
親近感ありまくりで思わずパチリ(;^_^A
そこからは淡路島に渡ったのですが、
はじめに行こうと思っていた南あわじPAの入り口で入り損ね、
仕方なくずっと先の緑Pというところまで行ってしまいました。
こちらは南あわじと違って規模の小さなパーキングで、ちょっと期待が外れ…(;^_^A
引き返すには一旦高速を降りなければなりません。
下道に降りて、また高速に上がるために知らない地元の道をこちょこちょ行くのは、ナビがあっても結構大変だったりもします。
高速料金も無駄に1600円以上使うことに(;^_^A
これが高速道路の面倒なところですね。
いっそのこともっと本州近くにまで行ってみるという手もあったのですが、
鳴門で結構時間を使ってしまっていたし、
なにしろその日のうちにはまた、家まで延々車を走らせなければならないということが頭にあったから、
仕方なく降りてUターンしました。
今年一眼デビューしていて、
いわゆる「インスタ映え」するような写真を綺麗な淡路島で撮りたかったらしい娘はちょっと不満そう。
まあ元々が、台風で行けるかどうかというところを、その日の午後に即断して出てきた旅行であったので、
下調べは甘く、さて他にどうするか、となった時の選択肢をすぐに調べることができない。
帰りのことを考えると、あまり無駄に遠くまで運転するほど体力に自信はないし。
どちらかと言うと先のことを見越して安全圏を行き過ぎる私に、
赤チャン時代から「石橋を叩かずに渡る」と形容された娘、
このへんちょい不機嫌(;^_^A
(ちなみに息子は、「石橋を、三度叩いて、渡らない」と言われた(;^_^A)
しかし、こんなところで険悪な母娘のバトルだけは回避しなければなりません(;^_^A
それは娘もこれまでの経験上分かっているはずだ。
そこで二人とも何となく、
また別の機会に、できたらまた別のルートで来ようね、
という感じになって帰路につきました。
食事のタイミングが合わずに、肝心の徳島ラーメンも今回は食べ損ねたしね。
あ、あと、肝心の鳴門わかめも買い忘れた(;^_^A
一泊二日弱、
全走行距離ではたぶん400キロ強の行程でしたが、
高速も整っていない四国の隅、
女二人にとってはかなり壮大なドライブだったのです。
これは、うちの運転人員が複数になった記念すべきドライブでもありました(^^)