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も う ん た い ん 。

かつてはRCレースの楽しさを発信するブログでした。次は何についてのブログが良いか、ご意見募集中です。

DT-02【デザートゲイター】記録簿 第07回

2006-06-24 23:54:52 | RC記録簿(DT-02編)


- Tips! -
<第 1 回>いい事尽くめ !? 魅惑のDF-03脚

 これまでの状態でもそれなりに快調ではあったDT-02なのですが、ひょんな思い付きから大規模な改修を受けることとなりました。今回はその模様を別途『Tips!』編として、いつもより少し詳しめにお届けして行こうと思います。

 お題目は新型四駆、DF-03の足回り移植。正直走行特性に対する不満だけなら、このようないかにも面倒そうな事を実践することもなかったと思います。もはや致命的とも思える過度のストローク制限をなんとかしたかった…これが移植についてあれこれと調べだした直接のきっかけですが、実際にやってみると、予想以上に多くの利点がありました。作業を終えた今、とりあえず私が個人的に感じたことは全て書き出しておきますので、同じDT-02ユーザーの方の参考になれば幸いです。


 まずお断りしておきますが、今回の作業で移植したのはリアサスのみです。前項では”大規模”改修などと豪語しているものの、実際の差し替え作業に切る削るの工程は一切なし。相対的な位置関係を補正する為のスペーサーをうまく使えば、設計ベースの違いのよる歪みも簡単に埋めることが出来ます。が、この話があてはまるのはリアに限ってのことで、フロントの移植はそうそう簡単には行きません。また、効果そのものにも大きな疑問が残ります。高い工作力をお持ちの方ならば形にすることは可能でしょうが、私はそれでもやめた方が良いと思います。


 移植に当たって必要となる材料は以下の通りです。

Sp.1251 DF-03 D部品 (ハブキャリア・リヤアップライト) × 2
Sp.1252 DF-03 E部品 (サスアーム) × 2
55mm長のターンバックル × 2
サスシャフト(適合するものを計4本用意)
2mm厚のスペーサ × 4

 アッパーアーム用ターンバックルの長さは多少前後しても問題はないと思います。私が最初に用意したのは48mmだったのですが、これは短すぎてコネクタが殆どねじ込めませんでした。
 モノは定番と言われるランスフォード社のチタン製(ZC-TB55、輸入元はヨコモ)をチョイス。ラジコン専門店に行けば置いてあると思います。

 サスシャフトは相応のニーズがあるパーツだと思うのですが、純正のDT-02用セットは設定されていません。ただ、各所の適合長を把握していれば他車種用のものを組み合わせる手もあるようです。サードパーティ、ファイブスター社がデザゲ用と称したフルセットをリリースしています(FS-7010、2,100YEN)ので、私は手っ取り早いこちらを使うことにしました。
 DF-03のアップライト組み付けには本来、イモネジで固定するタイプのサスシャフトが使われます。上述のフルセットに含まれるEリングタイプでも問題はありませんが、気になる人はカスタマーで該当のシャフトも購入する必要があります。

 スペーサーはRC用として一般的なものを用いれば大丈夫。私はOp.488に付属しているアルミスペーサーを使いました。コイツはもともとピローの位置調整用に作られています(外径7mm)ので、座りがとっても良いのです。


 前述の通り、換装そのものに関しては何も難しくありません。詳しいプロセスを解説していく必要性もないように思えますので、以降は写真を用いながら大まかに、考察なども含めた話を進めます。

  

 ロアアーム&アップライトを比較。ノーマルから大きくロングスパン化出来ることがお分かりいただけると思います。標準状態では相応にあったボトム時のジオメトリ変化ですが、これはDF-03脚の装着により大きく改善されます。

 またバルクへの取り付けですが、この部分の寸法はDT・DFで全く同じです。DF-03脚は遊びのないタイトな設計となっており、その恩恵は移植状態下のDT-02でも同様に受けることが出来ます。ほんの少し動きは渋くなりますが、その分ガタは皆無。シムなしで高い剛性を得ることが出来ます。剛性に関しては、新脚の材質がグラスファイバー混入樹脂であることもプラス要素です。






 左がDF-03脚、右はノーマル脚の比較用ショット。写真上ではもちろん、実際に組み付けてみても移植の違和感は殆どありません。

 一番上の写真は真後ろからです。DF-03のアップライトにはアッパーアーム接続ピローの取付口が3つありますが、奥に取るとホイルと干渉しそうな感じでしたので、取りあえず内側を選択しています。ターンバックルの55mm表記は、この取付位置を選択した時の数値です。

 ロアアームのダンパー取付口は一つ増えることになります。最も内側を選択すれば、ノーマル状態よりも車高を高くすることが可能です。

 中央の写真はほぼ真上からの撮影。DF-03脚の採用により、左右合わせて6mmほどトレッドがワイドになります。一般的には広くなるほど安定性が高まりますので、こ
れもメリットとして勘定すべきポイントでしょう。

 最後の写真は真下から。ダンパーはノーマル時に比べ、わずかながら寝かせ気味にセットされるようになります。



 では当初の課題であった、ジョイントカップのクリアランス問題に関してはどうなのか? …トレッドのワイド化を報告している時点で予想はつきましょうが、予定通りにバッチリ解消する事が出来ました。DF-03脚なら、バンプストッパーなしのフルボトム時でも全くロックしません…素晴らしい~!! これさえ解決されてしまえば、このマシンと付き合う気力もまだまだ沸いてくるというものです。…実際のところは少しガバガバ気味になったというのが正直な所で、こ
のまま走らせるとカップが抜け、駆動がシャフトに伝わらなくなる恐れがあります。ので、カップの中にDF-02編でも紹介した詰め物をすることで対処しておきました。


 

 まだあった、その他の細かいメリット。

 実はノーマル脚の場合、バルク側のサスシャフトはシャーシを削らないと取り付ける事が出来ません。一方でDF-03のロアアームは形状がスリムな為、シャーシをえぐらなくても装着に十分なスペースが確保されます。とにかく作業を簡素化したい私にとって、この違いは非常に大きいと言えます。

 DF-03のパーツであること、それ自体にも利点があります。まずは供給に関して、DT-02の専用部品は殆どがカスタマー扱いであるのに対し、DF-03用のそれは多くがスペアパーツシリーズとして店頭に並んでいるものです。破損トラブルの多いRCに於いて、予備部品の入手がスムーズであるかどうかは大事なポイントです。またDF-03は話題性の高い新型四駆である為、今後のオプションパーツの充実にも期待が持てます。例えば今回使ったパーツのアルミバージョンは?登場の可能性は十分にあるでしょうてゆーかもうあります


 残念ながらデメリットも一つ。…と言っても試したわけではありませんが、恐らく専用のスタビライザーセットは装着不可能となってしまいます。ロールの抑制については興味がないわけではなかったので、これについては少し残念に思っています。お手軽カスタムであっさり装備出来れば嬉しいのですが…しばらくは気にしないことにします。





 長い、長過ぎるぞこのレポート。これ読んで実際DF-03脚にする人なんて…果たしているんだろーか。でも7月にはこんなのも出るみたいなんで、需要は盛り返すと信じて頑張ることにします。次回もお楽しみに。





      


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ど~もです (コマネチ)
2006-06-29 18:33:32
始めまして!初めて書き込みます。

いつも楽しく拝見しております^^ 実はダークインパクトのピニオン流用を参考にさせてもらって、スーパーアスチュート用の23Tを付けようと思ったら、隙間が空きすぎで付かなかったですよ;; 目一杯モーターをスパー側に寄せても駄目で・・。何かコツ等があったら教えて下さい!!
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鍵はスパーにあり!! です。 (もうん。)
2006-06-29 22:27:28
こんばんは、はじめまして。ご来訪有難うございます。



実は何を隠そう、23Tに78Tのスパーは組み合わせることが出来ません。そう、仰る通り届かないんです。



でもご安心を。キット付属の85T(マニュアルでは不要品となっているでかい方のスパーです)を使えば、バッチリ噛み合ってくれますよ。





ええと…もし『78/23でのギア比こそが欲しい!!』というお話なのであれば、85/25で組み合わせればほぼ同等の比率が得られます。
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