お葬式

親戚に不幸がある。

私たちの結婚披露宴に親族代表として挨拶をしていただいたおじさんである。
６８歳。少しせっかちに思える旅立ちである。
実直で、物腰の柔らかい、いつもニコニコされていた…
なんと言っても、うちを本家として立てていただいていた方でした。
このおじさんで、うちから分家して７代目となる方でした。

悲しみも実感として湧いてこず、
入棺の時も、
お別れの花を手向けるときも、
添え輿のときも…
目立たぬように手伝わせていただきました。

骨となって戻って来られ、仕上げの膳。
８代目と酌を交わす。（彼の披露宴では、本家として親族挨拶を、私がさせていただきました）
お仏壇の前で
引き続き、親戚づきあいを宜しくお願いしますとのこと。

天国（お浄土）に逝ってしまったおじさん！
そしてお酒が大好きだった６代目のおじいさん！！
次の代も引き続き親戚つきあいさせていただきます。

どうか我々を見守って下さいネ。