本来の「ハリ医学」を築く
新たな挑戦の軌跡 ⑦
本来の「ハリ医学」を築くとはどういうことか。
現在ほとんどの「鍼灸学教科書」では
九鍼の中の「微鍼・ごう鍼」の使用を中心として
教えている。」しかし、
間違って教え使用しているのである。
その間違いをほとんどの人が知らない。
ではどこを読み違ったか。
基本的なところを
最初の「ハリの持ち方」「刺し方」
そして「いつハリを抜くか」のすべてを
「読み違った」のである。
恩師・丸山昌朗先生は、
「刺し方」を示した「九鍼十二原第一」の冒頭の
「正しく指して直刺し左右するなかれ」の
「直刺」を、
誰もが「縦にまっすぐ」と読んでいたのを
「素直に左右にぶれないように刺す」
と読み直し経脈の流れに沿って刺すことが
「原典」の正しい読み方であると指摘された。
先生は、全世界に公表し主張されたが、誰一人「理解し共鳴する」者は
いなかった。
50年前の当時は、私は「鍼灸学生」であり「古典派」の薫陶をうけており、
「心」の中に刻み込まれ記憶してはいたが、よく理解できなかった。
私の「開眼」は
四年近く前の「自己治療体験」の
衝撃であった。
そこから本来の「ハリ医学」を築く
新たな挑戦が始まった‼
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