新しい「ハリ医学」建設の土台は、
治療実践である。⑥
「ハリ治療」は皮膚の表皮に触れハリを刺すことで始まる。「痛み」はハリが皮膚・表皮の「痛点」に触れると即時に消える。これは、「ハリ治療者」が自分で自分の痛みを注意深く治療してみれば誰でも体験できる。「体調不良」の治療では、古来「ツボ」と言われた部位が参考になる。的確に「刺鍼」すれば初心者でも効果は期待できる。しかし「刺し方」による効果の違いは明確である。現在の「鍼灸学」に基づく「刺鍼」はすべて「直刺」「斜刺」「水平刺」のどれでも、末梢神経の来ている「真皮」より深く刺す。
しかしこれは「中国古代の医人」たちが書き残し伝えてきた「本来の刺鍼法」とは全く違う。すべてが勝手な「学者」たちの「説」にすぎない。
新しい「ハリ医学」の創造は、「過去一切の学説」を転覆してしっかりと「原典」を検討し直すことから始まる。
原典に基づいて「ツボ・経脈」とはどんなものかを考えると「ツボ・経脈」が存在しているとされているのはすべて「体表」である。
これは「体表・皮膚」が、生きている人間の「心と身体全体を整え、癒すもの」であるということである。京都大・工学博士の傅田光洋先生の「皮膚学説」と共通している。
カリフォルニア大学と資生堂の傅田先生の「学説」に基づき「ハリ治療」の実践的解明をしていこうと思う。
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