いまだにこんなやつがいたんだな。
最近、あまりにも露骨で感動すら覚えた行動に出会った。
プライバシーとか他人の物に対する遠慮、配慮のかけてるやつ。
なんとなく好きになれない上司ではあったが、悪い人ではないので
個人的な場ではあたりさわりのない距離で付き合っている程度。
だが、それは仕事中に起こった。
何気ない会話をするために、席の背後からやってきた彼に声をかけられた。
なんか話があるのだろうと思って振り返り、彼の顔を見たのだが、彼の視点は別を向いていた。
「あのさぁ」という彼は、私のパソコン画面に目が釘付けなのだ。
これまでも席に来るたびチラ見してるなぁと、なんとなくは思っていて
結構、この行為が俺の中では嫌な気持ちになることだった。
それが、なんと目を細めてまで凝視しているのである。
びっくりである。
俺の許容範囲を超えていた。
ちなみに見ていたのは、とある仕事関係者からのメール受信画面。
その時点で、「なんすかぁ？」と俺もキレ気味。
それでも目を細くして見続ける彼に、「で！？」と言うと、帰ってきた言葉に二度びっくり。
なんと、メールの内容に言及してきたのだ。
しかも、その人はその仕事に関係ない。
普段、上司にあたる彼には報告もしているし、内容がわかるのは理解できる。
でも、人の画面を勝手に見て、メールを読んでその内容について言及する。
その行為が気持ち悪い。
おれの考える常識では、見る前に断ってみるか、目に入ってしまったことの詫びを入れて
再度、見ることの許可をもらう。
それが、目を細めての凝視。
もう、たまらん。
それ以来、その行為をする彼のことが気持ち悪くて仕方ない。
そんな矢先、また気持ち悪い事件を起こすのであった。
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