チョウチョウ王の備忘録

趣味の海水魚と銭湯巡り、邦画とJ-POPの話題

房総採集報告・第二段

2005-07-17 21:58:52 | 海水魚
本日は房総で採集。
城崎海岸に朝6時30分に到着。
かなり早い時間にも関わらず広い駐車場はすでに車で満杯、そのほとんどがマリンバイクを牽引したジェットライダーたちだ。
一体いつからここはマリンバイクのメッカになったのだろう。
少なくとも昨年まではたまに1,2台見かける程度だったのだが、突然の変貌振りに戸惑いを覚える。

さて、「磯採集には干潮時を狙うのがよい」とよく言われるが、これは海に入らずに岩場を探索する場合。
僕のように海に浮かんで海中を泳ぐ魚を手網ですくう場合は、場所にもよるがほとんどは満潮になるちょっと前が都合がよい。
特にここの場合は干潮時に海中の岩が大部分露出してしまうので、お腹が着底してしまい身動きができなくなる。
本日の潮回りは中潮、干潮は7時36分、満潮は15時32分。
少なくとも11時頃までは仕事にならない。
張り切って、少し早く家を出発しすぎたようだ。
ここで採集仲間のTさんに会う。
Tさんによると、「ここに来るまで2カ所で潜ったが魚がいない」とのこと。
先週に引き続き、魚の出はまだまだらしい。

1時間ほど雑談したのち、小湊に向かい、海水魚を飼育している漁師さんから情報をもらう。
「今年はまだ全然いねぇよ。俺だってやっとチョウハンのこんなの(体長1cm)つかんだだけだもの」
ますます海に入る気がなくなる。

その後、千倉・白間津の民宿Uに向かう。
ここの民宿は、ご主人が海水魚採集を趣味としていることから、我々が磯採集の有志で毎年行なっている小湊漁港のゴミ拾いに当たっての合宿所となっている。
今年は7月24日に開催されるため、前日の宿泊の予約に行ったのだ。
ところがご主人の姿が見えない。
奥さんによると半月前に55歳の若さで突然亡くなられたと言う。
我々としてはあまりに急なことで、かける言葉も見つからない。
お線香をあげて民宿をあとにした。
民宿は廃業するという。
もう正午をまわっていたが、今日は海に入る気をなくしてしまい、そのまま帰路に着いた。