セスタバジカ Cesta Basica

「基礎的なバスケット」という意味のポルトガル語。
ブラジルでは「日常生活を送るための必需品のセット」を指します。

無農薬野菜ゲット

2009年12月23日 | ナミビア

今朝苗代の水やりに行ったら職員さんがサツマイモ畑の草取りをしていました。そこで見つけたのがこれ。何かご存知ですか?

県立大学の畑でもよく見かけるスベリヒユという雑草です。ちぎれた茎の一部からも根が出て再生するという繁殖力旺盛な、そして人間にとっては厄介な植物なのですが、定期購読している雑誌「現代農業」のたしか「野草を食べよう」という特集にて、これが東北地方の一部では昔も今も野菜として利用されていることを知りました。ちょっと酸っぱいけれど嫌なえぐみはありません。茹でると少しヌルッとしますが、そのお陰で舌触りがいいです。以前おひたしにして学生との飲み会に出してみたところ「フツーに美味しい」という反応でした。(近頃の若者、「普通」の使い方間違っとるよ、と文句を言いたい気分ですが、それは措くとして、他に中南米原産のアマランサス (別名センニンコク、ヒモゲイトウなど) の幼植物も栄養価が高くて良食味なので、どこかで雑草化していないかと捜しているものの未だ見つかりません。)

こちらでもキャベツやレタスは売っていますが、濃緑色野菜は種類が非常に乏しいため(コマツナとか中国野菜の類はともかく、ホウレンソウも全く見かけません)、これはラッキーとばかり両手に持てるだけもらってきました。日本と違って除草剤など農薬に汚染されている可能性は皆無なので安心です。とりあえず鍋1杯分を塩茹にして残りはこのように天日干しに。生とは食感がガラッと変わり、それはそれで美味しいのですが、先述の地域では長くて厳しい冬の貴重なビタミン源になっていたという話です。

そういえば協力隊時代は冷蔵庫が使えないため、漬物やら干し肉やらいろんな保存食を作ったなぁ、と懐かしい気分になりました。(その時も「現代農業」の情報が大いに役立ちました。かれこれ20年以上になる愛読誌です。)時に大失敗して全部を捨てることになったのも今となっては良き思い出です。

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1 コメント

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Unknown (だいひょう(国外逃亡中))
2009-12-24 14:31:40
昨日たまたま通りがかった家で干し肉を作っていました。「写真撮ってもいい?」と尋ねたところ「ノー」のつれない返事。隠し撮りして一悶着を起こしてもつまらないので、心の中で「どケチ!」と叫んで立ち去りました。(声に出しても解るはずなかったでしょうけど。)

こちらもどうでもいいことですが、サンタがクリスマスの準備をするブログパーツについて。今日「メリークリスマス」はないでしょう。24日を基準として「あと○日」とカウントするのも間違っています。ちなみに当地ではテレビでクリスマス音楽の番組が放送されたりするものの、いつもの変わらぬ1日です。
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