高速バスに乗ろう。

最近の高速バスはスゴイ!

快適になった高速バスの座席シート

2011-06-11 19:42:17 | 日記
東京⇔大阪の場合、片道2時間半~3時間で結ぶ新幹線と違って
高速バスなら7~8時間乗り続けることが一般的です。
ですから、座席シートの快適さはとても重要です。
夜行便の場合は、バスの中で眠るわけですから、さらに快適さが重要になってきます。

14,000円(指定席)を払って快適な新幹線に乗るか、4,000円~10,000円を
払って高速バスの苦痛な座席シートに耐えるか。
従来、そこがトレードオフになっていたと思います。

しかし、最近、高速バスの座席シートの苦痛さは、かなり軽減されてきているのです。


数年前の高速バスのシートは、観光バスに毛が生えた程度の快適性しかありませんでした。
シート配置も横2列×2の4列が一般的。
縦も11~12列が普通でした。



足元は狭いし、隣の席の人が気になるし、リクライニングはあまり倒れないし。
快適なはずがありません。


さすがにあまりにも苦痛だったからでしょうか、その後、3列独立シートが現れました。
3列が独立しているので、隣の席の人を気にしなくて良くなり、快適性がアップしました。
夜行便の場合、隣席との間をプライバシーカーテンで仕切っているバスもあり、
さらに横が気になりにくくなっています。

また、同時に縦列の数も11~12列→9列と少なくして、シートの前後を広く取るような
シート配置が主流となりました。
そのため、リクライニングの角度も140度以上と深くなり、足元の空間も
かなり余裕が取れるようになりました。




しかし、この3列独立シートにも欠点はありました。
足元に余裕があるのは良いのですが、隣席との間にスペースが2列分あることに
なるので、そのぶん、シートの幅が狭くなってしまったのです。
肩幅が広い方には、まだ窮屈です。

そこで、現れたのが2列+1列型の3列シート。



こういったシート配置にすることで、幅の広い座席シート(ワイドシート)を使うことができるようになりました。
また、こういうシート配置の場合、バス会社は1列側シートの料金を2列側シートよりも
少し高く設定することが多いようです。
つまり、隣席が気になる人は少し高めの料金を支払って1列側の席を予約すれば良いし、
そこまで気にしない方は少し料金の低い2列側シートを予約すれば良い、ということになります。

この2列+1列シートが、高速バス業界の最新トレンドと言っていいでしょう。

数年前と比べると、高速バスのシートはずいぶん快適になってきた、と言っていいと
思います。
それでいて、料金もリーズナブル。
東京⇔大阪間なら、2列+1列シートの1列側でも平日で7,000円、土日でも8,000円程度です。
2列側なら、平日は6,000円を切ることも珍しくありません。
つまり、新幹線の半額以下の料金で、そこそこ快適な移動ができるのです。

また、数年前と違って、深夜高速バス専用に開発された座席シートを採用するバスが増えてきました。
同じ3列シートだとしても、リクライニング角度・身体へのフィット感・
フットレストの完成度等が格段に良くなっていて、古い座席シートを採用したバスと
最新の座席シートを採用したバスでは、快適さがぜんぜん違います。

高速バスに乗るときは、座席シートの快適さと料金のバランスをどう取るのが良いのか、
最新型の座席シートを採用したバスなのかどうなのか等、よく調べてからバスを選ぶことをオススメします。


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