高速バスに乗ろう。

最近の高速バスはスゴイ!

4列スタンダードは、隣の席が空いててもツライです。

2011-10-08 17:23:04 | 日記
高速バスツアーズ」という会社の深夜高速バス(夜行便)に乗りました。
東京-大阪間です。
悲しいことに、座席は4列スタンダードでした。

好き好んで4列スタンダードに乗ったわけではありません。
仕事上の都合、高速バスで移動するしかなかったのですが、悲しいことに日程が連休のど真ん中。
しかも、急きょ乗ることになったために、4列スタンダードしか座席が空いてなかったのです。

値段は4,500円(片道)。

どうして4列スタンダードに4,500円
支払わなくちゃならないんだーーー
!!


超残念です。

バスに乗ってみると、連休のど真ん中にも関わらず結構空いています。
最近は、4列スタンダードは人気がないのでしょうか?
それとも、高速バスツアーズという会社そのものにブランド力がないのでしょうか。

なんとなく後者のような気がしました。

なぜなら、バス自体が昔ながらの4列スタンダードで、古くて狭いタイプだったからです。
ほぼ観光バスそのままの車内設備だと言っていいでしょう。

参考までに、簡単に特徴を挙げてみます。

◇シート配列・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・横4列×縦11列(4列スタンダードの標準タイプ)
◇トイレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なし
◇隣席との間のヒジ掛け・・・・・・・・・・・・・なし
◇レッグレスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なし
◇フットレスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なし
◇前方遮光カーテン・・・・・・・・・・・・・・・・・なし
◇SAに停まったときの車内アナウンス・・・なし
◇アメニティ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブランケットのみ(小さめ)

無い無い尽しですね。
さすが4列スタンダード。
SAに停まったときに車内アナウンスがないのは、良いことですが。

車内設備の面では、以前に記事を書いたiTSライナーの方が上です。
JRの青春エコドリーム号とほとんど変わらないと言っていいでしょう。

数年前のツアーバスは、こういうタイプの高速バスばかりでした。
ツアーバス=嫌な乗り物、みたいなレッテルを張られたのは、こういった高速バスが多かったからです。
これでは、いくら安くても顧客は満足しませんし、ブランド力も高まりません。

連休中のど真ん中で座席が売り切れている高速バスが多い中でも、
直前に予約できたのは、それが理由のような気がします。

ただ、空いていたおかげで座席は窓側でしたし、通路側の席には誰も座りませんでした。
座席2人分を1人占めです。
ラッキー♪

・・・と思ったのは、つかの間。
やっぱり苦しい一夜を過ごすことになったのでした。

4列スタンダードですから、当然、足元は窮屈でとても狭かったです。

ホント、苦行としか言いようがありません。
ですが、この日は隣の席が空いていたので、足を伸ばすために身体を斜めにして座ってみました。


この座り方だと、足を伸ばせるので足元はラクになるのですが、残念ながら腰が浮いてしまいます。
100円ショップで買ったミニ座布団を使っても腰が浮いてしまい、腰が痛くなってしまいました。
また、身体が斜めというのは、かなり不自然な体勢なので、とても眠りにくいです。

そこで、腰を浮かせないようにするために、靴を脱いで座席に上がり、身体を横にしてみました。
マナー上は良くないのでしょうが、背に腹は変えられません。


この体勢だと腰が全く浮かないし、身体は180度水平になっていて、上半身はラクです。
が、ヒザを思いっきり曲げているので、下半身は超ツライです。
この体勢を維持できるのは、30分がやっと。
下半身のツラさを我慢できなくなってくると、次は身体を斜めにする座り方に戻します。

結局、30分~1時間ごとに座り方を変えていたので、ほとんど眠れませんでした。
多少、うとうとしたくらいです。


いったい誰だ!
「4列スタンダードでも、隣の席が空いていればラクだよ」
という都市伝説を作ったヤツは!


・・・・え、そんな都市伝説があったのかって?
実は、あるんです。
高速バスの4列スタンダードを2席使えれば、新幹線よりもラクだ、という噂が
まことしやかに囁かれていたんです。

人によってはそう感じる方もいらっしゃるのかもしれませんが、
私は全くそうは思いませんでした。

4列スタンダードは、2席使っても4列スタンダード。
4列ゆったりシートを利用した方がラクですし、2列+1列の3列シートに乗った方がさらにラクラクです。

ほんと4列スタンダードはツライですね。